産地の声


一年の平安を祈願

(産地の声)vol.1331     <一年の平安を祈願>    2018.2.21

 2月も下旬となるのにまだ冬が続いています。今、田んぼ仕事をしているのですが、寒くて手足がかじかんでしまいます。

 今日は田んぼの排水路の掘削で、機械仕事なので体は余り使いません。バックホーという機械を使うのですが、手先しか使いませんので体が温まるような仕事でないのです。作物のないときに圃場の整備、という訳です。

 何もない冬場の田んぼだからこそ手入れの季節です。農道の整備や排水路、暗渠排水の掃除などは今しか出来ません。

 私と娘は(トラクター)機械仕事なので、研修生のマリちゃんとウーハーで韓国の朴さんは、バーナーを使って畦の草を燃す仕事です。私達は寒さが応えますが、彼らは火を使ってますので「ぜんぜん寒くない!」と。

 もう寒が去ってもいい時期ですが、何という天候でしょう。TVでは野菜の高値が続いているという報道でしたが、それだけ育ちにくい天候だと言うことです。私達の育てている野菜達も例年より育ちが悪いのです。

 昨年秋からの悪天候が形を変えて続いていて、消費者の皆さんは倍以上の野菜価格でしょうが、私達生産者は倍以上の収入減です。

 と、口説いていても現状が変わる訳ではありません。天候は冬が抜けきらない寒さですが、雨が少なく畑の状態がいいので人参の種まきは順調に進んでます。

間もなくジャガ芋の植え付けも始まりますが、寒さはともかく、植え付けに支障のない天候であってほしいです。

 17日に5月頃に植えるトマトとナスの種まきをしました。食と命の教室の受講者の皆さんの体験学習です。慣れない手つきでしたが、床土をポットに入れ、一粒づつ種まきしてもらいました。6年目の食と命の教室も始まりました。

 あと1週間で3月。春先を迎える季節なので気が急いてきます。異常気象が続いていますが、私達はそれでも例年のごとく準備をし、例年のごとく段取りを進めています。

 3月7日は村の行事のオビシャです。五穀豊穣、天下泰平、家内安全を祈願し、村中が集まり、懇親する機会でもあります。

 天地自然に対する畏敬の念、そして感謝の心を持って祈るのです。近年はそういう気持ちが薄れてきている感はありますが・・・。

                      おかげさま農場・高柳功

 

春夏野菜の準備が始まります

(産地の声)vol.1331     <春夏野菜の準備が始まります>    2018.2.14

 おかげさま農場の片岡です。久々の登場です。

 暦の上では春とはいえ、実際には今の時期が一番寒いですよね。今の時期はちょうど春夏野菜の準備の時期で、特にこの辺りでは春人参の種まき時期に当たります。しかし、雪が降って種が蒔けず、雪が溶けても畑がぐちゃぐちゃで蒔けず、という感じでなかなか種まきができませんでした。畑も乾いてようやく人参の種まきがスタートしています。また、ジャガイモもそろそろ種芋を植える時期です。メンバーの中から「今年は種芋を〇〇で買ったよ」と言ったような会話が飛び交っています。

 また、ミニトマトやナスなどの夏野菜の種まきは今週末に行う予定です。一般的には苗を買って移植する人が多いのですが、高柳場長はゴマ粒より小さな正に吹けば飛ぶような種を蒔いて苗作りから行います。寒いのでビニールハウスの中にさらにビニールトンネルや温床を作り、寒さから守ってあげながら育ててあげます。10日間ぐらいで芽が出てきますが、寒さで生育はほとんど進まず、苗として畑に植えられるのは5月と、とても長い時間がかかります。そして収穫は7月からですから、種まきから収穫まで5か月も日数がかかるのです。この寒い時期に夏野菜の種まきだなんて、普通の人はびっくりしますよね。

 そして何より種まき後の管理が一番の仕事です。まだまだ寒い時期ですが、これから暖かくなってくると、雑草も一気に繁茂し始めます。今の時期に蒔く人参は、ビニールトンネルで保温して育ててあげなくてはいけません。そして暖かくなってくると一気に大きくなってくるのですが、同時に雑草も大きくなってくるので、春人参は草取りに手間がかかるのです。ミニトマトやナスなどのハウスで管理しているものも、苗床を温かくしている分、水分の蒸発も早いので、水やりが欠かせません。また、3月ぐらいになって暖かい日にハウスの換気を怠ると、すぐに小さな苗が焼けてしまいます。日々の天候を見ながらハウスの開け閉めを行う必要があるのです。

 こんな感じで、農業で収穫だけの時期というのはわずかしかありません。年末年始にようやく地域の事、家のことを行いお正月にほっと一息つくぐらいで、また2月頃からいつものサイクルの仕事が始まります。自然のサイクルに合わせて人間も都合をつけて仕事をしていく、それが農業ですよね。

 

                           おかげさま農場 片岡弘充

厳冬が続きます

(産地の声)vol.1330     <厳冬が続きます>    2018.2.7

 今朝の気温は零下4度。家の前の畑は霜が降りて真白です。畑の麦やネギなどは凍り付いて霜の結晶が昇る太陽の光に反射してきらきらと輝いています。(朝8時頃です)

 ニュースでは、日本海側の豪雪で動けなくなった車が数百台立ち往生と報道されていましたがこれほどの寒波には手も出ないといったところです。

 この寒さでは、例年だったらまあまあの出荷の所、大根は小さいし人参は種まきが出来ずと仕事に支障が出るほどになっています。

 「それでも北日本の豪雪からすれば良しとするしかないよなあ」と。日本中が雪と寒波に覆われている感じです。

 そんな訳で、宅配のおまかせセットもやっと揃えるといった感じで、小さかったりしますがご理解を戴きたいと思います。食べられるだけでも良しとしよう!

 今週は全てが凍り付いた状態なのでこれで。

 

                       おかげさま農場・高柳功

 

寒波が堪えます

(産地の声)vol.1329     <寒波が堪えます>    2018.1.31

 再び雪が降り、庭先には雪が残っています。また2日には雪予報が出ていますので心配です。今の葉ものはハウスの中かトンネルをかけたものしか収穫できません。おかげさま農場のおまかせ宅配セットに10品を揃えるのがやっとです。

 先週も書きましたが、人参や里芋といった根ものは掘り取りしてあったり、雪をかき分けてもなんとか収穫できますが(それも難儀ですが)葉ものは凍り付いたものがそのまま、といった状態の所もあります。

 先日お客さんが来たので、大根抜きに行ったのですが凍り付いて実が凍みていました。(午前中はあきらめて午後の太陽が出ている頃に行ったのですが)特に地際が凍り付き潤んだような色合いです。

 そんな大根は料理してもその部分はガリガリとなって食べられたものでありません。これまでの冬は、太陽が出て午後には潤みが生気を取り戻すのですが、この寒気ではだめと言うことでしょうか。

 世間では野菜が高いことばかり報道しています。消費者の側からの報道ばかりが目立ちます。作り手の生産者の側からの報道は滅多に聞かれません。こんな時は消費者よりも生産者の方がその実害は大きいと思います。

 先日も仲間と話していたのですが「こんな天気ではやりようがない。やることがなくなってしまう。」「ハウスの中の仕事くらいしか出来ないよ。」「自分の体も大切だよなあ」「お客さんも大変だろうが自分の体も大切だから無理しないようにするしかない」そんな会話でした。

 

 そろそろ春人参のまき付けが始まる季節ですが、畑に入れません。雪解けの畑はどろどろの状態で仕事にならないのです。始めたいけど出来ないのです。

 一方、少し畑に出ると手足がかじかんで寒さが身にしみます。私達の所は千葉県のチベットなどと言われ、予報より寒いところです。ですから参考にするのは茨城県の水戸地方の気温を想定してほぼ当たるのです。

 明日からは2月です。2月となれば人参やジャガ芋の作付けが始まります。夏野菜であるナスやトマトの種まきも始まります。

 天気の回復を願う毎日です。

                      おかげさま農場・高柳功

 

大雪!

(産地の声)vol.1328           <大雪!>    2018.1.24

 22日の大雪は都心を直撃しましたが、この千葉も最初は雨が降っていましたが、予報通り3時頃から雪に変わり、夕方には雪景色です。

 前日中学校の同窓会があり、いささか二日酔いの感じで体が本調子でなかったこともあり、寒さしのぎでこたつに入りっぱなしでした。

 夕方には降り積もった雪が屋根や庭、そして家の前の畑を真っ白に染めていました。大根や白菜など露地野菜の収穫が出来なくなってしまうのが心配でしたが、一人喜んだのは中学生の孫です。

 私どもの心配をよそに「ワーイ雪だるまが出来る!」などと大騒ぎです。滅多に大雪に見舞われることのない世界を垣間見ることが嬉しいのでしょう。

 私の家のすぐ後ろは国道51号線ですが、通行する車は徐々にのろのろとなって9時頃には動かなくなりはじめ12時頃には全く動かない。

 翌日、出荷場には農家の野菜が届いていたのですが、宅配のヤマト便から「今日は集配、配達が出来ません。車が来ないのです!」と連絡が来ました。しようがないので、お届け先に事情を説明するのに大わらわでした。

 生産者は、雪を見越して早めの作業をこなして、荷物は揃えたのですが配送でつまずくとは思いませんでした。

 問題は翌日分です。この雪のため収穫が出来ません。人参やサツマイモなどは掘り取り貯蔵してありますので何とかなるのですが、大根や白菜などは露地野菜です。畑がすっぽり雪をかぶり野菜が埋まってしまいました。改めて出荷できないことを先方に連絡しなければなりません。

 また出荷場や直売所周辺の雪かき作業に追われ、研修生のマリちゃん曰く「お父さん!今日は筋肉痛だよ!」と叫んでいました。そんな訳で昨日23日は雪対策に明け暮れた一日でした。

 今日24日で我が家の畑はまだ真っ白です。仲間の畑も日当たりの良い所は幾分雪解けが始まっていますが、山に近いところや北向きの畑はいけません。

 ばたばたしてる関東ですが、新潟や秋田、山形などの北国の人が見たら、関東はだらしがないと言ってるだろうなあ、などとお茶話で語りましたが、これから大寒波が続きます。豪雪が家屋倒壊や雪崩れ、事故がないように願わずにおれません。

                       おかげさま農場・高柳功

 


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