産地の声


あれやこれや

(産地の声)vol.1344                    2018.5.16

 ようやく田植えが終わりました。最後の田んぼは植え付けをやめようかという程、泥田で田植機が深みにはまり、最初は人力4人で何とか上げることが出来ましたが、すっぽりハマってしまいトラクターの登場です。ロープでは切れてしまいますのでワイヤーを使い引き上げました。3度もです。

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天気次第

(産地の声)vol.1343                    2018.5.9

 10日頃までには田植えを終わらせようと考えていたのですが、田植え機が故障し頓挫。その上今日も雨模様で出来ませんでした。

 代掻きも終わり準備は整っているのですが、紙マルチ使用なので雨が降ったら紙が濡れてしまい上手く植えられないのです。

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田植え真っ最中です

(産地の声)vol.1342                    2018.5.2

 田植えが始まってちょうど1週間です。1回目の種蒔き分は終えたのですが、2回目分がこれからです。私の場合、無農薬栽培の方法が、紙マルチを使用します。それによって雑草を押さえるのです。一般的には、除草剤使用です。

 畑は早くから無農薬栽培ですが、田んぼは20年くらい前からです。それは栃木の民間稲作研究所の稲葉さんに会ったのが始まりでした。

 稲葉さんは学校の先生でしたが、除草剤を使わない稲つくりを広めたい。教師を途中でやめて無農薬有機栽培を自ら実践していました。教師をすることより食べ物と環境を守ることの方が先だ、と考える人です。

 そのご縁で田んぼの無農薬栽培に取り組み始めたのでした。それまでの私は、畑の方だけで田んぼは1回だけの除草剤使用はやむを得ないとしていたのですが、考えを改めて取り組み始めたのでした。

 栃木の方に行って先生に教わりながらいろいろな事をしてきました。除草機による除草、炭マルチや米糠 、アイガモを飼ったりして除草の試行錯誤を繰り返してきましたが、今は全田紙マルチで田植えをしています。

 そして連れ合いが脊椎間狭窄症という病気になって満足に働けなくなり、これ以外の方法はないと紙マルチに依存するようになったのがおおきな理由です。

 とはいうものの紙マルチの田植えは、普通の田植えより手間がかかり時間もかかります。紙マルチの費用もバカになりません。一旦始めた無農薬栽培ですから途中でやめる訳にもいきません。

 そんなことで残りの分が終わるまであと1週間はかかるでしょう。

 今日は、キュウリやトマトのハウスの仕事をしました。田んぼにかかりきりでハウスには行って見たらキュウリの蔓は伸びてトマトも伸びて這い回っていますした。これはそのままにしておけないと、麻紐を使って蔓を縛って上の針金線に縛り付ける誘引作業です。研修生の娘さん2人が加わり全員で取り組みました。

 草も伸びて来たので、灌水チューブを敷いて抑草シートを張り、水かけと除草の対策をし、一方で田んぼの水見回りなどもやりながらです。

 今の季節は、田んぼも畑も一斉に成長段階ですので、60カ所ある圃場をかけずり回っています。教室の生徒さんが休日に手伝いに来てくれていますが、とても助かります。感謝!

                   おかげさま農場・高柳功

 

野菜に急かされてます

(産地の声)vol.1340                    2018.4.25

 今日は久しぶりの雨模様です。おまかせセットの細ネギの荷作りをしたのですが、雨の中で収穫取り入れしたので泥がついてしまい水洗いをしました。

 水洗いすると湿気が袋にたまりとろけやすくなります。天気のいい日ならばそんなことは気を遣う必要はないのですが気になります。気温が高くなりかつ宅配の箱に一晩こもりますので傷みがでないか心配なのです。

 と言うことで宅配セットが届いたら、一つ一つ確かめて湿気が感じるようでしたら早めにお食べください。

 雨の中での仕事はいいことがありません。野菜の鮮度保持もさることながら、仕事も雨の中で、泥がついてあか抜けない仕事になってしまうのです。

 一方、田んぼの方はこの雨で水が潤沢となって代掻きが出来ました。ポンプで3日もかかって溜まらない状況でしたが行ってみると浪波と水が張られていました。午後少しして雨が上がったので、真っ白な田んぼだった所の代掻きをしました。

 「やっぱり天からの雨の力は違うなあ!」連れ合い曰く「そりゃそうよ、自然に勝るものはないのよ!」と言う。恵みの雨と言うことがありますが、雨なしの日が続いていたので本当に助かりました。

 おかげで明日から田植えを始められそうです。種を蒔いてちょうど30日です。我が家に滞在している娘さん達に苗の水かけを頼んでいるのですが、「毎日水をかけてきましたけど、稲が育って葉が大きくなって水がかけずらくなってきました!」という。

 稲も苗箱いっぱいに育って上に伸びるしかないので葉が伸びてしまうのです。稲にせかされています。

 畑に植える予定のナスやカボチャが育苗ハウスの中で育っていますが、こちらの方も「早く植えろ!」と言っています。田んぼも夏野菜も一緒に育っていますので、気が急いているのですが体は限りがありますので、「もうちょっと我慢してね!」と苗に声をかけています。

 定植したキュウリやトマトもどんどん成長し、灌水や誘引仕事が待っています。前にも書きましたが、ちょうど連休中が植え付けやあれやこれやの真っ盛りの季節です。農家は、作物が成長するのに合わせて仕事をしなければならないので、それがつらいところでもあり、やりがいのある所です。

                       おかげさま農場・高柳功

 

田植えの時期ですが

(産地の声)vol.1340                    2018.4.18

 3月末に蒔いた稲も順調に生育しています。連れ合いは「もう植えてもいいほどに育っているね」と言う。少し肌寒い日が続いていますが育苗ハウスのせいなのか私も「そうだね、今植えてもいいくらいだ」と返す。

 田んぼの準備がまだまだで田植えにはなりません。畝刈や水の出の田つくりが終えていないのです。それが済んで水を入れ代掻きになります。

 早い人は田植えが始まりました。灌水蛇口のある田はいいのですが、ポンプで汲まないと水が確保できない田が3分の1位あるのであちこち歩き回って、ガソリンを持ちエンジンをかけまくります。

 今日は雨模様なので田んぼに出かけず、トラクタのロータリーを取り替え、代掻き用のドライブハローにしました。一年ぶりなので操作を忘れ農機センターに電話して事なきを得ましたが、なんともはや、です。

 種蒔きにしても代掻きにしても一年経つと運転の仕方を思い出すのが大変です。畑仕事は連続していますが、田んぼの仕事は一年のその時だけですので戸惑いがあります。友人が訪ねてきて「俺もそうだよ、何せ一年ぶりだからな」と。自分だけではないことにホッと?したりしてます。

 夕方TVのニュースを見ながら、それにしてもこの国はどうなっているんだと思わずにおれません。財務次官が、新潟県知事が辞職騒ぎを起こして、森友、加計問題の首相は米国詣でをしてトランプにFTAで米国化への宣言をされているように見えます。

 稲作が始まって三千年、私の住む地も田んぼが作られてから千年の歴史を持っています。そうした地方が荒れて衰退する現状は私達の所だけではありません。全国的に地方は疲弊の度が深まるばかりです。瑞穂の国と言われた国、農耕文化の歴史を持つと言われた国がその実態が消滅しそうです。

 歴史ある地方を衰退に導きながら、一方でグローバル化、世界に向けてと聞こえはいいのですが、中央と大企業だけが太る構図でいいのでしょうか。世界中で富裕層の一部がますます富を独占し、貧しいものはより貧しくなるという方向へと向かっています。それがグローバル化なのかとさえ思えます。

 市民の皆さんは5月の連休を満喫するのでしょうが、農に携わる我々は最も忙しい大事なときです。遊んでいる場合ではないのです。

 いくらかひがみっぽい話になりました。ごめんなさい、です。

                       おかげさま農場・高柳功

 


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