天候不良と夏野菜

(産地の声) vol.1754 一老農のつぶやき            2026.6.24

 先週にキュウリやミニトマトそしてナスがとれ始めた、と書いたがナスが中々成長しない。今週の宅配にナスを入れようと計画したのだが、採れない。

 

 続く天候不良と、案外気温が上がらないせいだと思う。夏作物は温度で生長する。気温が高くなると一斉に成長するのがわかるのだが、どういうわけかキュウリやミニトマトとは違ってナスの元気がイマイチの感じ。

 夏は果菜の季節。いわゆる成りものの季節だ。夏のスイカは暑い夏には体を冷やしてくれる代表的旬の食べ物。旬を食べるということを度々書いているが、人間も自然の一員ということからすれば夏に元気いっぱいの果菜類を食べることが自然の摂理に合っているといえよう。

 真夏にほうれん草(冬の旬野菜)を食べようというのは賛成できない。葉野菜を食べるというのなら空心菜を食べるがよろしい。栄養価もほうれん草の数倍ある。

 ということで、旬の野菜を食べ人間も旬の季節に合った食べ物を食べよう。

 最近は便通が良くない人も多いと言うが、食の教室をしている娘たちがつぶやいている。食べることと排泄することの大切さは等しい。TVやコマーシャルに惑わされて肉類の多食、加工食品の多食はよくない。

 何より、味噌汁を!それも野菜たっぷりのホンモノの味噌汁を食べることが体の流れを良くする!とのたまう。全く賛同!当家は3度3度の食事で具だくさんの味噌汁が出てくる。快食快便の毎日で過ごしている。

 これでもか、と美味しさ競争をして追いかけることより、自分の命がどのように何によって生かされているのか、よくよく考えて食べることが大切なのではないか。

 それに、塩にしても、味噌醤油にしても、食用油にしてもかってのものとは大きくその中身が変わってきてしまっていることが問題に思える。1972年までの日本人の塩は自然塩だった。今の塩は塩化ナトリウム99%という化学物質となっている。味噌や醤油はお米と大豆だったがくず米と大豆粕が主流となってしまっている。

 また大豆は輸入9割でしかも遺伝子組み換え大豆となり、食用油の原料である菜種類も大豆と全く同じで輸入で遺伝子組み換えになっている。

 本来の自然の姿、生きた食べ物とはかけ離れて、安さ、効率さばかりが優先され、命の元である食べ物のありようは!?と考えてみてほしい。

 身土不二という考えがあるが、自然界の生き物は自分の行動範囲内もので生きている。「食は命」身土不二と医食同源を宗としているのだが、皆さんはどう思いますか?                    byおかげさま農場・高柳功