野菜は夏物へ

(産地の声) vol.1750 一老農のつぶやき            2026.5.27

 ようやく田植えが終わった。月初めにポンプの故障の話を書いたが、未だに修復できず個々の農家がヒューガルポンプを使っての水くみを行っている。

 

 我が家はそれでも川に遠い田んぼなのでなかなか水が足りず、数日前の雨が結構な水を運んでくれたので代掻きをして植えることができた。代掻きをしたらすぐ田植えというわけにはいかない。泥が落ち着いてからでないとうまく植えられないからだ。

 苗は徒長しあまりよくないのだが仕方がない。活着がよくなるようにゆっくりと丁寧に植えた。見た目は大丈夫だと思うが結果は、それなりに甘んずるしかない。

 田植えが終わって、田植機を水洗いし、トラクターも代掻き用のドライブハローという機械を水洗いし、耕耘用のロータリに付け替えた。

 そのときに、若手の菅野君がきてブロッコリーをいただいた。「育ちはいいのだが、虫が出て困っている」と。まさに5月の下旬ともなれば害虫の繁殖の季節だ。

こうなると、青い葉っぱの野菜は虫の害は避けられない。

 ブロッコリーはそのつぼみの中に卵を産み付けられる。ちょと見はわからないけど、中には幼虫が育ち始めている。緻密なつぼみの中で食い荒らすのだ。茎元を下にトントンとたたくと虫が出てくる。

 そうしてできる範囲で虫の除去をするのだが、残ってしまうこともある。ブロッコリーが届いたら、茎を下にトントンと手のひらいたたくようにすると出てくるのでやってみてほしい。その後に冷蔵庫に入れるなり、食べるなりしてほしい。

 虫を殺すために農薬(殺虫剤)をかけるよりははるかに毒性はなくなるので安心できる。キャベツなども場合によっては中に入り込むことがある。虫は毒ではないので、以前、ウーフで体験に来た青年たちに「虫は栄養になるので食べてしまえ」と言ったらほんとに調理して食べてしまった。どのようにしてたのか聞いたら、油で揚げて食べたのだった。

 生態学者の先生が食糧危機になったら昆虫を食べればいい。と言ってたことを思い出す。信州では、蜂の子を食べてきたし、慣れれば栄養的にもいいらしい。ブロッコリーやキャベツにつく青虫も衣をつけて揚げ物にしてしまうと抵抗なく食べられる。

 ニンジンも来週からは新物が提供出来そうだ。ズッキーニも出ているがキュウリも来週はできるようになる予定だ。ただし夏野菜は天候次第ということもあるのでご理解いただきたい。           おかげさま農場・高柳功