(産地の声) vol.1744 一老農のつぶやき 2026.4.15
出荷場でパートさんが野菜を発送するには、段ボール箱を使う。その際にはガムテープで箱を閉じるのだが、そのガムテープが無くなったという。
聞くと、いつものようにガムテープが無くなったので頼んだら、戦争のおかげでこれまで使っていた茶色(段ボール色)のものはなくなってしまった。で、これしかないと、青色のテープを見せてくれた。
「お客さんに戦争のおかげでそうなったと説明しないといけないなんて、どうしよう!」と。「青色のテープはかなり目立つので何だろうと思うだろうから、説明しないといけないでしょう」というのだ。
トランプ大統領の仕掛けた戦争のおかげで、まさかガムテープに影響がでるとは驚きだった。それでもなんとか代用品があったからいいものの、次に何が起こるか心配。
一方、新聞や雑誌に医療品の不足や、食品の包装資材の不足などが指摘されているが、いかに人間社会が石油に頼っているか思い知らされているようだ。しかも原料の調達が中東という地域に集中している。
我が家はまだだが村では田植えが始まった。温暖化のせいで夏の猛暑を乗り切るためにか、どんどん田植えが早くなってきている。当地ではとりあえず農作業は進んでいるが、大多数の農家が使う化学肥料がすべて輸入に頼っているという。
当方は、一切化学肥料は使わない農法なので、知らずにきた。それも中東地区からの輸入だったとは、自分の無知さ加減にあきれる。
コロナ騒ぎの時にも化学肥料の高騰があって、値段が倍になった。今度は戦争でどうなるか。世界中からものを集めての豊かな日本?。輸送手段も石油あってのこと。我々の生活、今後の農業がどうなるか、予測のつかない時代に入っているのではないか、と危惧する。
宅配セットにジャガイモが入るが、これは昨年収穫のもの。春になり芽が動き出し、芽を欠きながら荷つくりをした。昨年の7月収穫で古いと言えば古いのだが美味しいのだ。シワが出てるくらいのものが、なお美味しい。
時間をかけて成分が糖化するすると言われているが、はねだしのジャガイモをそのまま煮たのを食べた。家族みんな美味しいと食べきってしまった!
なぜか、かって俳優の菅原文太さんが、政治はともかく誰もが食べられるようにすること。そして安全なこと、と言ったことを思い出す。
おかげさま農場・高柳功
