「全農全Xがいい」という話

(産地の声)vol.1633 一こんな人がいたので紹介です。     2024.2.6

 生きてゆく為には必要なものは自力で手に入れてゆくという話ー全農全Xがいい

 

 多分10年間は言い続けてきたのかな。人が生きるために必要なものは、太陽、空気、水、食べもの。その後に寒さや暑さを凌ぐ服と雨風を防ぐ屋根と壁。そして車や電化製品や貴金属で暮らしを潤わせようとする。

 よく考えてみると、生きていくためにより必要なものほど、値段は安い。

 不思議なことに、値段が安いものは、人々は必要性を強く感じなかったりする。

そして、必要性が低いものほど値段は高いから、それらを手に入れるために必死に働き、そして本当に必要なものをないがしろにする。ここに僕は矛盾を感じる。

 生きていくために絶対に必要なもの。何があっても絶対に必要なもの。それは太陽、空気、水、食べもの。 

 なぜそれを手に入れるのにケチるのか。食費を削ってまで、電化製品や貴金属を買おうとする行動に疑問を感じる。家電や貴金属にお金をかけるなら、生きていくために必要な、太陽と空気と水と食べものにかけるべきではなかろうか。

 いや、もう一歩踏み込むなら、生きていくために必要なものは、お金がなくても手に入るように、日頃から準備するべきではなろうか。都会の日の当たらない小さなマンションに住まず、田舎の太陽が燦々の降り注ぐ家を探すべきではないのか。

 美味しい空気を吸うために、農地に囲まれた家を探し、無農薬の栽培をすればいい。水ぐらい簡単に汲める場所に住めばいいし、畑で食べものぐらい作ればいい。

 お金がかかっても、生きていくための環境作りなら構わないし、日常的な食べものは無料で手に入れる術を身につければいい。

 それでも余るお金を、他の色んなものに使うというのが理想的である。

 もし、そんな暮らしが手に入れば、嫌な仕事、ストレスフルな仕事などに就かず、好きなことに邁進することができる。

 半農半Xというのは、結局どちらも中途半端。全農全Xがいい。好きなことと、生きるために必要なものを手入れることの両方に全力をかければ、全てが上手くいく。

 極論なのかもしれないが、僕には趣味はない。なぜなら趣味にせず仕事にするから。だから全力投球できている。生きていくために必要なものは、自力で手に入れるべきである。何があっても生きていくために。 

 そして、逆に言えば、生きていくために必要なものには絶対にケチらないことである。

 この事が理解できれば、必ず幸福な生き方になると僕は思う。

                  ~興味の湧く内容でした。~   おかげさま農場・高柳功