寒い冬

(産地の声)vol.1631 一農家のつぶやき。           2024.1.24

 北国は大雪に見舞われている。あろうことか大雪注意報まで出て、各地で交通麻痺の報が続いている。そういう中、除雪や被災地への支援をする皆さんには頭が下がる。被災者の皆さんにはともかく生き抜いてほしいと思うしかない。

  当地でも、大霜が降り、水たまりは凍り付いて寒さが厳しい。暦で言えば、今は一年のうちで一番寒い大寒の時だから、こちらはこちらで乗り切らねばならない。

 

 一方、冬を何故ふゆと呼ぶのかのは、「冨ゆ」からきている、と何かの本で書かれていたことを想い出す。落葉樹は、秋の葉を落とし枝だらけの木になる。が、冬の間に蓄えた栄養を閉じ込め、翌春に備えしっかりと芽吹きの準備をする時である。

 この世に生を受けた生き物は、困難や厳しさ、障害や不意の天災にもめげずに乗り越え生き抜いてきたのだろうな、などと思う。

 多くの生き物のお陰で人間も生きてこられたのだと思うと大自然に感謝しかない。(災害さえなければもっと良いのだが)

 

 それにしても食べることは大切だ。食べることによって元気が出る。今の野菜特に葉物は美味しい季節になる。冷夏の温度で生き残っている葉物は、葉も厚くなり栄養も詰まっている。

 

 毎回書いているが、零下の気温でも生き残る=厳冬を生きる生命力を戴いて私たち人間に生命力もあると思うのだ。見栄えは少々良くないかも知れない露地栽培のほうれん草や小松菜など緑のものが美味しい。里芋、ゴボウ、白菜など鍋物も厳冬を生きるパワーをいただける。

 皆さんもしっかりお米や野菜を食べて元気になってほしいと思う。

 

  我々の今は、翌春を迎えつつ準備が始まっている。今年の種まきに備えて田や畑を耕し、雑草を取り除き、農道や排水路の整備などの仕事が続く。

 

                                          おかげさま農場・高柳功