地産地消

(産地の声)vol.1624 一農家のつぶやき。           2023.12.6

 ようやく大豆の脱穀作業が終わった。大豆はどちらかというと自給のため、タンパク源確保の為でもある。味噌やお醤油つくりの原料となる。味噌つくりは、家族の健康のため代々ずっと続けている。

 

 野菜やお米つくりが増えたため中断したのだが、30年ほど前から自給することにした。その訳は、輸入大豆が遺伝子組み換え大豆になったことが契機だった。

 日本の大豆の自給率は確か5%位で、逆に言えば95%が輸入大豆で、しかも遺伝子組み換えの本場であるアメリカからの輸入がほとんどと言うことだった。たぶん日本人のほとんどは遺伝子組み換え大豆を食べていることになる。

 これまでは納豆やお豆腐の表示に、遺伝子組み換えでないと表記できたのが、それができないと言うことになってきた。不思議な国だ。

 この国の食品表示の原産国を書けないことの意味は何なのだろうと思う。たまに行くスーパーで裏書きを見た連れ合いが「この国内製造という意味は何なの?」と聞かれた。原産国表示ではないだろう。

 当農場が標榜している身土不二の考えからすると、原産国を知りたいのだが、分からない。というよりわかりにくくしているようなものだ、となってしまう。つまり産地が分からない、わかりにくくしているとしか思えない。

 まあ、そんなこんなで自給自足ならば身土不二そのものなので毎年作付けしている。今年の大豆は、脱穀までに脱粒が多く、畑に結構な量の大豆が散らばってしまった。拾い集めるということができないので「もったいないなあ」と口々にしながらの脱穀だった。

 その大豆は有機農家から譲り受けた県内農家がつくっていた品種で、一握りの種から始まり1年目は種取りして食べたらとても美味しかった。ので毎年種を残して作り続けている。あちこちから種があったら、と要望があったら譲っている。

 後生に残したい在来品種なので、みんなで作り続ければいいと思っている。もし希望者がいたらご連絡を!。ただし一握りくらいかも知れない。

 大豆に限らずゴマもつくったが、10kg位しか取れなかったが、我が家で食べる分くらいは足りるだろう。ちなみにゴマの自給率は0.1%位という。日本人はゴマは安いと言うけれど、その安いゴマはアジアやアフリカと言った日当5ドル程度の農家がつくったものだから安く食べられると言うことを知るべきだと思う。

 寒くなってきました。何度も書いてますが、温野菜で体を温め血液をさらさらに!                       おかげさま農場・高柳功