森林破壊の末路は?

(産地の声)vol.1623 一農家のつぶやき。           2023.11.29

 昨晩のクローズアップ現代は、世界中の森林が消滅し、森林火災や干ばつによって自然の循環が損なわれている=森林破壊の取材報道だった

 

 これは、CO2問題とリンクしている。自然界(陸地で)でCO2を吸収できるのは、植物であり森林だけである。CO2の問題だけではない。同時に酸素の供給源でもあって、地上の生き物に酸素は欠かせない。 やがて酸素不足になって生存が脅かされるかも知れない、と考えるのは考えすぎだろうか。

 我々農村に生きる者はあまり感じないけれど、東京から来るお客さんが時々口にしたことを想い出す。「ここに来ると空気が美味しい!」と。

 そう言われて後で思うことだが、都会に出かけて息苦しさを憶えることがあるのは、その空気のせいなのだろうか、と言うことだ。

 40年以上前のことだが、アマゾンに行った千葉県知事の言葉を想い出す。それは、「アマゾンという密林=大森林が生み出す酸素供給は地球の3分の1をしめる程なのだ」と言う話だった。

  当時の知事の兄にあたる人は、日本の生物学会の会長をしていた方だったので、そうなのかと受け止めたのだが、どうなのだろう。

 地球的規模で考えるならば、消費された酸素はその分,供給されなければ生き物として困ってしまう。困ってしまうどころか、生存さえ危ういということにならないか。 同じ頃,立花隆さんの「宇宙からの生還」に書かれていたこと。宇宙に行くと言うことは、人間が宇宙に慣れることではなくて、地球環境を宇宙に持って行くことで生存できるということだった。

 宇宙は絶対零度に近い温度であり、重力はゼロ。人間は体温37度、気圧がないと体を保てない。そしてもちろん酸素がないと生きられない。過酷な環境なのだ。

 最近になって「人新世の時代」と言う言葉を知ったが、地球のあらゆる場に人間が介入し地球が=人間が生存できないほど人間の行為が進んでしまった、と言うことなのか。だとすれば、地球の危機であり、人間を始めとする生き物の生存基盤が危機的状況になるということになる。

 そんなことは妄想であってほしいと思うが、如何だろうか。そんな思考をしていると、未来が暗くなってしまうので、単なる思いつきと受け止めてほしい。

 冬も深まり、今日は大豆の刈り取り作業をする。手前味噌というように味噌つくり、そしてタンパク源としての大豆なのです。身土不二だ。 

                                       おかげさま農場・高柳功