中野というところへ

(産地の声)vol.1567 一農家のつぶやき。         2022.10.26

 今日は久しぶりに連れ合いと出かけた。先週見えたお客さんから「全国オーガニックフォーラム」というチラシを戴いた。それを見たらなんとこの千葉県のいすみ市の太田市長が実行委員長ではないか。続いて問い合わせを見たら、日本社会連帯機構の飯沼さんという知り合いの方だった。そして、日本の将来を深く憂える鈴木宜弘教授、種苗法が改変され種の保全運動を続ける山田弁護士までが登場するというのでチラシを見てすぐに飯沼さんに連絡入場許可を戴いた。

 

 東京はビルだらけ人造物だらけなので好きではないのだが仕方がない。当方はマスクもしたくない方なので、わがままの効く車で出かけた。会場は中野区のなかのZERO本館となっていたが、中野というのは初めてのところだった。

 車のナビ頼りの運転だったが、途中箱崎というところで道に迷いぐるぐる回っていたら観光バスに鋭い警笛を鳴らされて思わず車を止めてしまった。どういうわけかナビが止まってしまい画面が固まってしまったのだ。

 となりの連れ合いが「こっちじゃない?」などというものだから言われるがまま行ったら高速のはずが一般道に出てしまい、以後、迷走しながら進んだら、ナビが動き始め、皇居周りをぐるりと回りながら何とか中野までたどり着くことができ、「ナビは正しい」ことが実感できた。東京は新宿あたりまでは何度か行き来してたのだが、中野というところは初めてで、かなり遠いところという感覚だったのだが、行ってみたら新宿のすぐ先のところではないか。新宿よりなんとなく庶民感覚の感じられるところが良い感じだった。

 ところがである。ZERO本館迄着いたはいいが駐車場が見つからない。あちこちよそ見をしながらPが見えたので入れたら係員がいて満車で入れないという。で隣のホームセンターの駐車場を教えてもらい何とか車は解決できた。

 1200人入るという大ホールで結構な入場者と熱心な参加者に圧倒された。資料によれば全国の123の市町村がオーガニック給食に取り組んでいるという。現にその首長さん達が舞台にずらっと並んで挨拶をされた。

 ・・・私は我が子のアレルギーと家族の体調不良という経験を通して食の問題に向き合い、そして日本の食のあり方に危機感を持つようになった。このままでいいはずがない、我が子の命を守りたい、その一心で活動に踏み出しました。・・・オーガニック給食宣言の一部抜粋、です。次回給食宣言の全文を紹介します。

                       おかげさま農場・高柳功