(産地の声)vol.1566 一農家のつぶやき。 2022.10.19
ここのところ日曜日からずっと微熱が続き臥せっていた。周りがコロナになっていることがあっても感染症状も出ずにいたが、どうやら昔ながらの風邪のようだ。夏から秋の稲刈りまでのほとんど休みなく働いたせいだろう。
猛暑の夏を汗でぐしょぐしょになりながら外に出て、9月に入ってからは稲刈りがずっと続き体の方が持たなくなってきたようだ。コロナとは違って高熱が出るのではなく体の節々が痛み出し、未だに回復とは言えない症状だ。熱はないのに鼻水が出て体がだるい。多少の咳は出るが多少である。
そんな状況だが、今日は佐原教習所へ行ってきた。自動車の免許更新のためである。事前講習をしないと免許の更新のできない年になってしまった。
仲間内に聞くと、「絶対にやっておかないと免許更新できないよ?」と脅されていたので行くことにしたのだが、娘は「まだ時間あるから後にしたら」と言われたが予定通り出かけた。
着いたら担当官が「そこの入り口の体温計と消毒薬で手を洗ってください」と指示され測ったら36.4度で難なく入室。鼻水鼻声でもマスク越しだとわからないようだった。座学と視力検査などで1時間、そして実技として学校内道路を一回りして無事終了、証明書を頂いて来られた。
秋は収穫の秋というようにこの時期、柿の収穫期。教室のひとみちゃんが干し柿を作りたいというので、パートのなおちゃんの庭先の渋柿をコンテナいっぱい頂いてきた。今日は村の私の柿好きを知ってる仲間が電話をくれ、これまた段ボールいっぱいの甘柿を持ってきてくれた。毎日家族ぐるみで10個くらいは食べる。
甘柿を食べながら渋柿の皮をむいて干し柿の準備をしているなんてのんきな感じがするが、体調よろしくないのでのんきに過ごすしかない。
夏野菜も終了し、稲刈りも終了し冬野菜の大根の間引きも終え、サニーレタスの種まきも予定通りなので、少しは余裕ある時間を過ごしている。
ニュータウンの方から給食のオーガニック野菜を子供達に食べさせたいという熱心な方が見えいろいろ話したが、子供の成長にとって食べ物は大事だ。「人間は食べたもので出来ている」。成長期の子供達にとって無農薬有機野菜はとても意義あることだと思うが、今の世間はまだまだで、私からすると意識が低い社会と言わざるを得ない。そんな折、市内の学校から野菜の注文が来た!
おかげさま農場・高柳功