おかしな国

(産地の声)vol.1554 一農家のつぶやき。         2022.7.27

 世の中どうなっているのだろう。元首相が凶弾に襲われ亡くなって統一教会なる宗教団体が話題となっている。私個人的には、個人の尊厳を蔑ろにする誘いやお金を無心する宗教は信じないことにしている。

 

 TVで協会側が献金は信心だ、などと言っていることは論外だが、案外それに引っかかってしまうのだろう。世界平和家庭大事と名乗っていながら、そもそもその家庭家族を壊していることが自覚できないとすれば相当なものだ。

 参議院選挙が終わったが、私はこの国の政治というか政党は信用できない、と言う思いを持っている。なぜなら嘘をつくからだ。自民党が復党するとき、「TPP絶対反対、自民党は嘘をつかない」と言っていながら何のことはない、すぐにTPP推進してしまった。

 いい悪いの問題以前に、公約は実行すべきだろう。その前の民主党もTPP推進を言いだしたが、その前の選挙には何も言わなかったのにTPPを言いだした。そのときの証拠写真を玄関のボードに貼って忘れないようにしている。

 そもそもTPP交渉は公開でなく内密にするのだという前提が納得できない。何がどう決まったのか国民にはわからずじまいのままだ。それでいいのか。

 きょうのTVで宗教法人の名称変更でそのときの認可文書の公開を求めたというが、その内容は真っ黒で公開?だ。内容を公開できないような国家行政のあり方が信用に足らない行為だと思うがいかがだろうか。

 そもそも上の言うことを聞いいていればいい、とする考えだとすると国も統一教会も同じ穴の狢(むじな)に見える。本当のことは知らせず言うことを聞かないと災いから逃れられないよ、みたいな話ではないか。

 自然は嘘をつかない。自然は人間や地球の生き物を育ててくれる。厳しさもあるけれど、恵みを与えてくれる。献金しろとか俺の言うことを聞け、なんてことも言わない。

 今年は猛暑続きのようだけど、人間の欲望の結果、エネルギーや資源を使いすぎ、自然を征服するなどという傲慢な考えの人間が起こした地球温暖化、そして異常気象が世界中のあちこちで大洪水や大干ばつを起こしている。

 あまりの暑さに思考が止まりそうだ。今日のつぶやきも少々狂い始めたせいなのか、論理の錯乱があるように思える。自戒の念をもっと持つべきなのかもしれない。食は命、しっかり食べて猛暑を乗り切り戴いた命を大事にしよう!

                      おかげさま農場・高柳功