忙しい春です

(産地の声)vol.1537                               2022.3.30

 24日に種蒔きしたのですが、まだ芽が出そろっていません。その後太陽が顔を見せず気温が上がらず発芽温度に足らないようです。種籾の発芽適温は30度前後と言われています。気温20度前後ではもう少し時間がかかりそうです。

 

 一方、寒さは遠くなりつつあり、移植したトマトはぐんぐん生長し、葉が混み合うようになり、一鉢づつ間隔を広げました。キュウリも双葉が展開し、本葉がチラチラと見え始めています。

 種蒔きを終えると後は苗の成長に合わせての仕事になります。人間の都合ではなく、成長する作物に間に合うように仕事を進めなければなりません。50枚の田んぼの植え付け準備、野菜の植え付けの為の施肥、耕耘がありますが、その前に前作の片付けもあります。

 また一方で、雑草も勢いを増してきてますので、その対策もしなければなりません。夕方、少しでも雑草退治しようと歩行型モアで草退治しようとしたら、刈り刃が減っていて交換しないとまずい、となったのです。

 そして工具箱を用意して刈り刃を外したは良いのですが、刈り刃を止めてあるナットがどうして回りません。連れ合いと力尽くで回したのですが全く歯が立ちません。 急遽、知り合いの鉄骨屋さんにいって、外してもらいました。プロは違います。何とかするんですね。早速帰って刈り刃を交換し試運転をしたら極めて順調。草が見事に裁断されきれいなものです。

 農家は平和主義者です。自然と大地とのお付き合いでなされる仕事なのですから。世界の穀倉地帯と言われるウクライナへの侵略戦争は何時終わるのでしょう。ウクライナの土地は、耕土が数メートルもあると言われています。

 昔学んだ土の生成によれば、日本の場合30センチの耕土ができるまで千年かかると聞いたことがあります。植物が育ちそれが大地に積もり鉱物の土から生き物が生息できる土になるまでは、人間の英知を超える時間がかかっています。

 地球上の耕土は、深いところもあれば浅いところもありますが平均すると18センチ位しかないと言われています。因みにアメリカ全土の耕土も18センチくらいと言われています。そのため米国は国土保全庁という国家機関が風水害から耕土を守る50年計画なるものを持って土地と経営(農家)を守り続けています。

 何せ「食糧を自給できない国家は国家とは呼べない」としている国ですから。

戦争、エネルギー、温暖化、地震や火山噴火と言った災難にどう向き合ったら良いのでしょう。とても心配です。        byおかげさま農場・高柳