忙しくなってきました

(産地の声)vol.1535                               2022.3.16

 三寒四温と言うコトバがありますが、急に夏日が現れる日があったかと思うと朝晩はかなり冷え込んでいます。上着を脱いだり着たり、です。

 

 ですが、太陽光線は強くなっています。13日に移植したミニトマトは根付き3日経ちましたが、目に見えてぐんぐん育っているのが分かります。あと4日で春分の日です。日長時間も伸びかつ太陽光線も強くなっています。

 昨日は種籾を浸種しました。種籾の必要な浸水時間は積算温度100度と言われます。あと10日ほどで種蒔きの日を迎えます。当農場は4月に入って種蒔きしてたのですが、ここ2.3年は早めにしています。

 と言うのもこの地区の田植えは早く、これまで我が家は一番遅かったのです。そのためみんなの水管理では間に合わず、わざわざポンプをかけてもらったりしていました。そして中干しという分けつができたら田んぼを干す期間が早く到来します。我が家の生育に合わせると中干しできないとクレームが入ったりしました。娘曰く「人並みの田植えをしよう!」となってみんなに合わせるように早まきするようになったのでした。

 とはいうものの苗を育てる予定のハウスのビニールが破れ、とうとう張り替えです。5年の予定が7年持ったのですが さすがあちこち破れ始めこのままではどうしようもないと、昨日古ビニールを剥がしました。

 急の暖かさで周辺が草だらけです。ビニールを貼る前の草退治です。ハウス周り2mの幅で120mを草刈りしました。ビニール張りは風のない穏やかな日が理想です。9m×60mの大きなビニールは風が乗ると風船のようになってとても人間の手で押さえることができません。

 風のない穏やかなときに張ろうと考えています。

 春分の日を迎える頃から急に忙しくなってきます。農の営みは他の仕事と違い季節気候に合わせてゆかねばなりません。人間の都合ではなく自然の都合に合わせての仕事になります。

 段取り八分と言いますが、何時、何処で、何をするのか。用意するモノは足りているのか、人員は?と点検し間に合うように準備できないと仕事が進みません。その上、田んぼもあるし畑もあるし、育苗も、と全部に目を配りますが、天候の変化も勘定に入れて、となって中々気を遣う季節です。

 季節の変わり目です。旬の物をしっかり食べ体調管理をしましょう。

                   おかげさま農場・高柳