何かと大変

(産地の声)vol.1490                                    2021.4.22

  昨日今日と暑さを感じる日でした。ハウスの中は30度を超す気温に見舞われています。植え付けたトマトやキュウリがしおれ加減で娘が「トマトがしおれてるよ!」と。急遽潅水チューブをつなぎ潅水しました。

 

 昨日は3度目の稲の種蒔きでした。ムラの田んぼは田植えが進みあちこちで稲田が青田に変わりつつあります。我が家と言えば未だ暗渠作業が終わらず、代掻き作業にも入れないでいます。ユンボという機械が故障し2週間ほど仕事がストップしたのが後を引いています。今頃田んぼの暗渠作業をしているなんて周りからは「何やってんだ!」と言われています。

 一方、田んぼが崩れて「大変だ。水がもれている。何とかして!」と水入れする娘が大騒ぎ。急遽スコップや鍬などを持って畦畔の修理をせざるを得なくなり、また田植えが遅くなるなあ、とぼやきながらの土木作業でした。

 春先は種蒔きした稲や野菜がぐんぐん生長するので急がなければならないのですが、なかなか仕事が思うように進まないのがもどかしいです。

 世の中はコロナ騒ぎで大変なようです。第4派がきたと毎日のように報道されていますが冷静に考えてみると。そうなのかなと思うところがあります。

 医療崩壊と言うことも、国は全国のベッド数削減を進めてきてそれで足らないと言うことをどう受け止めればいいのか。昨年のコロナ騒動の時には38度以上3日間は自宅療養をしていろ、とはどういうことなのか。受け付ける保健所はパンク状態だったと言うけれど、それにしても保健所の削減を推進していた現状をどう理解すればいいのか。

 PCR検査という感染検査体制も世界各国は広く感染状態を把握するべく大人数の検査を行っているというのにそれもせず、お出かけは控え、会食は少人数で、飲食業の自粛を、ひたすら自宅にこもり人と接触しないようにと、お願いばかりの行政です。積極的に検査体制をつくるなり目に見える形で対応したら、と思うのですが、どんなものでしょうか。田舎のド素人の考えることです。

 マスクをしなければ生きられない社会、会食をし話してはいけない社会は不自然で異常に感じます。グローバル化、そして都市化が生み出したウイルス蔓延なのだと思うのです。農という自然の中で生きる我が家はずマスクなし、以前と変わらず健康な食べ物を食べウイルスと共存する道を模索しています。

                    おかげさま農場・高柳功