(産地の声)vol.1478 2021.1.27
寒が明け、1週間後には立春、節分を迎えるというのに天候は勝れず雨模様です。そして予報によれば週末にはまた強い寒気がくるというのですから中々思い通りにゆかないものです。
その寒気で今年は4カ所水道管が破裂し、噴水のように水が噴き出し結構慌てました。最近はホームセンターでも水道部品が豊富になっていますので、壊れた部品を持って買いに行きます。ハウス内の飛び出た水栓、ポンプ小屋の栓、直売所2階の水栓、工房のシャワー水栓と、順次部品をそろえ修理し終えるまで1週間近くかかりました。それというのも、そろえた部品を吟味したつもりが結局つなぎが合わなかったりしたのでお店と行ったり来たり、部品不足でまた行ったり来たりとなれない修理仕事でした。何とか回復で一安心です。
先週は天気が良く、晴天が続くと思って田んぼにいきました。田んぼの改良は冬の仕事です。バックホーという機械を見たことがあると思いますが穴を掘る機械です。田んぼを掘り排水をよくするために暗渠をやり直したり、泥がつまった排水溝を堀上げるのです。
基盤整備という事業がありますが、それはでこぼこの耕地や水はけの悪い水田、形の悪い農地を改善する仕事です。今は機械の時代ですので、機械がスムースに作業できる耕地にする仕事は大事です。
農家は田つくり=田を作ると言いますが、毎年一枚一枚田つくりをすることになります。一年たつと雨や風で泥が溜まったり、排水路が流れなくなったりとそのままでは田植えにならないのです。
一方、我が家の大根は、この寒さで傷んできました。マイナス5度6度の日が続くとさすがに葉がしおれ、首が凍結して傷みが目立つようになったのでおしまいにします。とは言え土中部分の傷んでない部分は食べられますので、読者の方でそれでいいという方で取りに来れる方には差し上げます。
今週のおまかせ宅配セットは、人参、小松菜、トンネル大根、サツマイモ。ほうれん草、里芋、長ネギ、キャベツ、ゴボウ、サニーレタスですが、サニーレタスを除いては温野菜で食べていただくのがよろしいと思います。
真冬の旬の野菜達です。自然の力で育った野菜でこの冬を、そしてコロナに負けないからだ作りを心がけて乗り切りましょう!
おかげさま農場・高柳功