ほっと一息

(産地の声)vol.1463                    2020.10.7

 先週は、1回休んでしまいました。週一回のこの便りは欠かすことがなく書き続けてきましたが、うっかり忘れてしまいました。「忘れると言う字は、心を亡くすと書くんです!」と無着先生に教えられたことを思い出します。ついでに言うと忙しいも心を亡くすと書くんですね。よくよく自戒の念を抱きます。

 

 先週のその日は、稲刈り最終の日でした。お客さんも参加しての稲刈りで気持ちが緩んだようです。「今日で田んぼも一段落だね!」と家族で語り合ったのですが、緊張していた気持ちが一気にほどけた感じでした。こたつを出し始めダラーッとしてしまったのです。

 早速、畑に上がり見回りしましたら、一面の雑草の繁茂です。作物のない畑が5枚ほどあり、モアという機械で草刈しました。草丈がひざ上まであり、機械に草が絡まり、巻き付いた草をカマで除きながらの草退治でした。

 無農薬栽培で一番大変なことが雑草退治です。ホームスティの学生さんたちが来ているのですが毎日のように草退治仕事です。以前、台湾から阪大に留学すると言う学生さんたちが来て3週間毎日草取りをしてもらったのですが、大阪に行ってから便りがあり「お父さん!どういうわけか草を見ると取りたくなってしまうのです!」と言う話しで盛り上がったことを思い出します。

 今年は大きな台風もなく無事稲刈りを終えましたが、畑の方も蒔き付けたほうれん草や小松菜、小カブ、大根、キャベツなども今のところ順調に育っているようです。昨年も1昨年も葉物の被害が出て十分な収穫が出来ませんでしたが、今年はうまくいってほしいところです。

 話は変わりますが、今朝TVを見てたら小中学校で性教育、生命教育を始めるという。望まない妊娠で月に800件の中絶があり、性被害が絶えないと言ったことがその理由のようです。

 ドイツでは生物の時間にきちんと教えると言うことですが、生命は30億年という時間をかけて私たち人が誕生したのです。いろいろな見方が出来ますが、人一人は10代前にさかのぼると千人を超す先祖がいます。

 お母さんのおなかで30億年分の歴史をたどって生まれ出でます。人が誕生すること自体が人の意思で育っているわけではありません。そうして生まれた命を大切にする意味を大切にしたいと思うのですが、皆さんはどう思いますか?

                    おかげさま農場・高柳功