春の農村

(産地の声)vol.1441                     2020.4.22 連日のコロナウイルス報道で外出自粛が求められているようですが、ここ農村地帯は例年と変わらずの情景です。

 例年と変わらず田んぼの代掻きが始まり、早い人はもう田植えをしています。雨もあって満々と水が湛えられた田んぼが続いています。私も昨日から代掻きが始まりました。

 

 昨日はお客さんがお手伝いしたいと来ました。カフェに勤める青年二人です。全く野良仕事経験がないということでしたが、今時は作物もそうですが雑草も勢いを増し畑や田んぼの畦周辺は雑草が生い茂っています。

 そこで刈り払い機を持ってもらい草刈りをしてもらいました。若さというのかすぐに使い方を覚えて草刈り上手になりました。おかげで草退治がはかどり、畑の周りもきれいになって助かりました。

 中国から来た留学生の女の子もホームステイしているのですが、女の子だからどうかな、と思っていたのですがやる気があったので使い方を教えてみたら、これが中々の仕事上手で連日の畦草刈りに励んでいます。

 娘が評して「なっちゃんは上手だよ!」と褒め殺し?状態です。明るい娘さんですのでこちらが元気をもらっている感じです。

 おかげさま農場の野菜達ですが、昨年の台風被害の影響がまだ残っていて作目が少なくなっています。端境期と言うこともありますが、中々復旧が終わらないことがひびいています。

 我が家のハウスも資材だけは届いているのですがもう一棟のハウスの建設が進んでいません。田んぼの仕事で手一杯なので復旧仕事は一時休止です。いつになるか分かりませんが、一段落しないと手がつけられない状態です。

 トマトを植えキュウリも植えましたが5月末には夏野菜が出来るようになると思います。しばしお待ち下さい。

 田んぼで仕事をしていると、鴨のつがいが仲良く水路の近くで泳いでいました。かたや白鷺が舞い降り田んぼの土くれの中からザリガニやカエルなどついばんでいます。

 そこに又カラスが舞い降り、ついでツバメが数十匹現れ私のトラクターの周りをスイスイと飛び回り始めました、カラスはちょっと苦手ですがツバメの飛び交うさまはなかなか優雅で気持ちがいい時間でした。皆さん健康にご留意を!

                       おかげさま農場・高柳功