食の影響

(産地の声)vol.1415                      2019.10.9

 

 10月6日には久しぶりに勉強会に行ってきました。食と命の教室に参加しているまゆみさんからパンフレットを戴いたのです。題して「ミツバチと食のフォーラム」大妻女子大学まで連れ合いと車で行ってきました。

 

 世界中でミツバチの減少が続き、その原因がネオニコイドという農薬の影響がうかがわれる。EUから始まって使用禁止になっているのですが、この日本は野放しです。花を咲かせる植物は全て受粉して次世代へと命を引き継いでいます。 もしミツバチがいなくなってしまうと生態系の大きな危機です。日本では西洋ミツバチが飼いやすいと言うこともあって主流ですが、本来日本ミツバチがこの国では主流なのです。

 そこで自分もなんとか生態系の維持になどと考えてここ3年間養蜂箱を置いてきたのですがうまくいきません。ミツバチは畑や野にはきてくれるのですが、巣箱に入ってくれません。

 何かヒントになるような話が聞けるかな、と淡い期待を抱いて連れ合いと行ったのでした。養蜂家の方もきていたのですが話は、食に関する内容が多く、当てが外れた感はあったのですが、内容はとても勉強になったフォーラムでした。

 奇跡のリンゴの木村秋則さんも登壇しました。最近は、農家だけでなく漁業者の方からも講演依頼がある。海には川が注ぎます。その川が汚れて海が汚れる。農薬や化学物質をなくしたいという漁民の皆さんが丘のことを勉強改善したいという話は面白かったです。

 「地球の未来と子供の食」について4人の方が登壇されたのですが、みな実践、事実の中からの話でしたのでとてもわかりやすく大事な話を聞けました。

 汐見稔幸先生は、切れることやいじめなどの問題がでると、教育体制の問題にしてしまうことが多いが、カラダの問題と言うことが抜けている。例えば化学物質に反応してしまうと学校に入れない。食べ物がどうなのか、どのような環境で育ったのか、などカラダの具合があることの視点がないと問題は解決しないだろうと。うまくまとめられませんが、新鮮な話でした。

 ところで、台風19号がきます。15号と同等かそれ以上の勢力を持っているとのことです。スウエーデンの16歳の少女グレタさんが、世界は温暖化にもっと危機感を持つべきだ「私たちの未来が危機にさらされている」。と訴えていますが、台風19号はそれが現実化している気象の姿なのでは。グレタさんに賛同!

                    おかげさま農場・高柳功