農業体験、受け入れします

(産地の声)vol.1402                         2019.7.3

 雨の続く中、菜種の脱穀、麦刈りを何とか終えました。麦刈りは終わったといっても、畑にはまだ麦があります。2.3日前にコンバインで麦刈りをしていたら急に動かなくなってしまったのです。

 

 何せ20年前くらいのオンボロといってもいい代物なので、バッテリーを交換し何とか動いていたのです。それが、3枚目の畑の途中でエンジンはかかっているのですがパタッと動かなくなってしまったのです。やむなく終わりにして、あとはやる気が失せてしまったのです。

 30日は「食と命の教室」でした。ひまわりの草取りを予定していたのですが雨が降り始めてできず、ハウスに運んであった菜種の唐箕がけをしてもらいました。参加者はみんな初めて見る道具でやったこともない人ばかりでした。

 脱穀したばかりのゴミ混じりの菜種を唐箕を使用してのゴミ取り仕事です。右手で唐箕の羽を回し風を送り、左手で少しづつ加減しながら落とします。軽いゴミは吹き飛び、実の入った菜種は下に落ちます。

 当日は参加者が10人ほどいましたので、みんなが体験できるように交代しながら、ワイワイと終えました。結果は人によってまちまちです。体験なので、それで良し。

 お昼を食べて雨が上がったので、田んぼに行って田の草です。田んぼの草取りも初めての人達ばかりです。稲とヒエの違いを教えたり、草の取り方などやって見せてあとはお任せ、です。始めはおそるおそるという感じもありましたが、参加者どうし、話も弾みながらなじんでくれたようです。

 次は、ジャガイモ畑にいって手掘りでの収穫体験、家に帰ってのミニトマトの食べ放題での収穫体験。私の狙いは、自分の食べるものがどういうところで穫れたのか、稲はどう育つのか、野菜の畑での姿はどうなっているか、そういうことを少しでも解って欲しい、と言うことですから。、

 体験を終えて、座学形式でみんなの感想や思いを聞いたのですが、まずまずの体験だったようです。これを読んでいる方で希望がありましたらいつでも声をかけてください。

 農の研修や体験を受け入れ始めてほぼ50年。来るものは拒まず、去る者は追わず、の考えですので。今琉球大学学生が2週間の日程で来ています。生きることは自然の恵みを戴くことーそれをわかって欲しいのです。

                      おかげさま農場・高柳功