(産地の声)vol.1295 <雨が欲しい!です> 2017.6.7
野菜の衣替えの季節です。ほうれん草や小松菜、小カブなどが5月で終わり、夏野菜へと
切り替わります。
一部は残りますが、葉野菜は基本冬野菜ですので、夏日が続く気候は適さないのです。
特に無農薬栽培ですと病気が出やすく、かつ害虫の被害が顕著になります。
今出荷しているキャベツは、虫除けにネットをかけ物理的に虫を遮断しているからなん
とかなっていますが、我が家の自家用キャベツの周りにはモンシロチョウが飛び交い、虫
食いだらけなのです。
新人参も出始めましたが、この雨のない天候で生育が遅れています。一方、トマトやキ
ュウリ、ピーマンが出始めています。ナスはもう少し先になりそうです。
私達の無農薬露地栽培の場合、天候で生育が大きく影響します。畑に雨が欲しいのです
が中々思い通りには行きません。
今日関東も梅雨入りというニュースがありましたが、解説では「梅雨入りといっても、
雨が降るとは限らないのです。梅雨入りしたということは、大雨が降る季節になったと言
うことで、警戒準備をしなさいと言うことと理解されたらいいでしょう」と言っていまし
た。
明日は、傘マークがついた天気のようですが、ちゃんと雨が降って欲しいですね。畑は
ホコリが立つほどになっています。
田んぼは毎日見回りしていますが、あちこちちょっと高いところは年中水不足で、ポン
プ稼働の毎日です。モグラや原因不明の穴が開いたりして、漏水の元を探す手間がバカに
なりません。畦草が出ていることもあって、漏水の場所が中々見つからないのです。
原発事故の翌年、電気の自給を考えソーラーパネルを設置したのですが、今年の発電量
は例年になく発電しています。それだけ天気が良かった(雨が少なかった)と言えます。
悪い面だけではなかったとも言えますが、本業は農です。植え付けた野菜や稲が順調に
育たなくなると困ります。
昨日今日と食と命の教室の生徒さんがお手伝いに来てくれました。援農です。おかげで
ミニトマトのハウスの雑草がきれいに片付きました。感謝!です。有り難いご縁です。
byおかげさま農場・高柳功