(産地の声)vol.1238 <天気が狂い政治も狂い?> 2016.4.20
最近、野菜が不足しています。里芋、長ネギが終わり、ほうれん草なども欠品中です。大根やキャベツも欠品し、次の作を待っています。
仲間たちと話すのですが、「どうも地震や火山などの大きな変動だけでなく、お天気が狂っているような気がする」例年だったら四月下旬のキャベツが三月に出来はじめたり、ほうれん草なども今まででなかった病気になったりしています。 何故だろうと思うのですが、いかんせんお天気のことはお天気に任せるしかありません。経済成長だのTPPだの言ってる国会の議論などお構いなく地球は動いています。生存基盤のところが揺らいでいる気がします。お米も買えば良いなどと言ってる内に輸入国であるアメリからオーストラリアに気象変動があったらどうなるのでしょうか。
17日は、当地のお祭りでした。産土神である大須賀大神に村長が集まり、天下泰平、五穀豊穣、家内安全を祈願して、その後奉納歌舞伎、歌や踊りの出し物で一日が終えました。千年の時が流れ、それが続けられている様は日本人の信仰と願いが今でも変わらないことを教えてくれます。
しかしながら、近年若者が少なくなって、今後の継続が危ぶまれています。限界集落なんて言葉も人ごとではなく我が村も田んぼをつくる人がいなくなり、祭りをする人がいなくなり、地方が衰退するばかりです。
悲観論ばかり言っていられません。6日と10日に蒔いた種籾が発芽し、きれいに芽が出そろいました。神奈川からホームスティーにきた娘さんが「わーきれい!芝生の絨毯みたい!」と感動してました。
2月に蒔いたキュウリとトマトが育ち、パイプハウスで順調に育っています。育苗ハウスには、カボチャ、スイカ、モロヘイヤ、空心菜などが芽を出し、植え付けを待っています。
田んぼも耕耘が終わり、代掻き準備に水を入れています。地域の水田は、田植えが始まり、すでに終わったという人もいるようです。作物の育つ様はいいものです。政治は嘘をつきますが自然は嘘をつきません。
現政権の政党は、TPPは断固として反対する!として大量当選をしましたがその時のビラが土間に張ってあります。来た人みなに見えるようにしてあります。
そしてその審議ときたら黒塗りの資料しか出せないなどと言うことがあろうか!国の最高議決機関ともあろう国会がこのざまでは!と怒り心頭なのです。
おかげさま農場・高柳功