(産地の声)vol.1209 <災害と稲刈りと連れ合い> 2015.9.16
今日は久しぶりに一日稲刈りでした。わたしの地方は平らな水田が広がる広々とした地域ではありません。丘陵地に馬蹄形状に入り組んだ地形でその低地部分が水田となっています。上流は20メートルもない巾の田んぼから始まり、中央を大須賀川という小さな川があり、その両側に水田があります。
流域が小さいので水量も限られます。それでも3年前の台風の時は流域巾が200メートルに満たない水田一面に濁流が押し寄せ、完全陥没して道路はあの常総市のように通行不能となったのですが、翌日には水が引き元に戻りました。
それというのも落差があるおかげです。溜まるものの水引もいいわけです。一級河川というのは百年に一遍の起こるであろう大洪水に備えて堤防が造られているのだそうですが、その百年に一遍の豪雨が今回起きたことになります。
仲間から、「発電機を貸してくれないか」という電話がありました。茨城での被災地からポンプを回すにしても電源がないから、と言うことでした。宅地も大変ですが、稲刈りも八割位残っていてどれだけの被害になるか今だの見当がつかない、と言う話しでした。
稲刈りのできない被災地に申し訳がない気持ちがありますが、こちらはこちらでやるべき仕事が詰まっています。地域の田んぼはほぼ終わりになり、我が家の田んぼだけ稲が残っている状態なのです。
連れ合いが腰を痛めほとんど仕事ができなくなりました。で、力仕事はできないにしても運転位はできるだろう、と連れだしモミ運びをやってもらっています。
先月から整体に通ったりしていましたが、それほどだとは思わずでしたが、整体の先生に「これはちゃんとした病院に行ってMRI検査をしてもらった方がいいですよ」と言われ日医大の北総病院に行きレントゲン、とMRI検査をしてもらった結果「これは手術しないといけない」と言う診断です。
本人曰く「わたしは手術しないよ!」と強硬です。で40年来お付き合いのある整体の先生の所に通い始めました。その先生の診断は「この身体は使いすぎです。足が痛いと言うことだけど、腰椎がずれてしまって腿、足の神経を刺激するから痛くなっているんですね。」と。「時間はかかると思いますが、何とか手当てをしてみましょう。」と言ってくれています。
世の中の平均的年齢からすれば、もう年金暮らしの年なのだから、ゆっくりやろう!と話しています。食べるものさえあれば後は天下泰平、家内安全なのですから、、、。 おかげさま農場・高柳
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