あれやこれや

(産地の声)vol.1344                    2018.5.16

 ようやく田植えが終わりました。最後の田んぼは植え付けをやめようかという程、泥田で田植機が深みにはまり、最初は人力4人で何とか上げることが出来ましたが、すっぽりハマってしまいトラクターの登場です。ロープでは切れてしまいますのでワイヤーを使い引き上げました。3度もです。

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天気次第

(産地の声)vol.1343                    2018.5.9

 10日頃までには田植えを終わらせようと考えていたのですが、田植え機が故障し頓挫。その上今日も雨模様で出来ませんでした。

 代掻きも終わり準備は整っているのですが、紙マルチ使用なので雨が降ったら紙が濡れてしまい上手く植えられないのです。

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田植え真っ最中です

(産地の声)vol.1342                    2018.5.2

 田植えが始まってちょうど1週間です。1回目の種蒔き分は終えたのですが、2回目分がこれからです。私の場合、無農薬栽培の方法が、紙マルチを使用します。それによって雑草を押さえるのです。一般的には、除草剤使用です。

 畑は早くから無農薬栽培ですが、田んぼは20年くらい前からです。それは栃木の民間稲作研究所の稲葉さんに会ったのが始まりでした。

 稲葉さんは学校の先生でしたが、除草剤を使わない稲つくりを広めたい。教師を途中でやめて無農薬有機栽培を自ら実践していました。教師をすることより食べ物と環境を守ることの方が先だ、と考える人です。

 そのご縁で田んぼの無農薬栽培に取り組み始めたのでした。それまでの私は、畑の方だけで田んぼは1回だけの除草剤使用はやむを得ないとしていたのですが、考えを改めて取り組み始めたのでした。

 栃木の方に行って先生に教わりながらいろいろな事をしてきました。除草機による除草、炭マルチや米糠 、アイガモを飼ったりして除草の試行錯誤を繰り返してきましたが、今は全田紙マルチで田植えをしています。

 そして連れ合いが脊椎間狭窄症という病気になって満足に働けなくなり、これ以外の方法はないと紙マルチに依存するようになったのがおおきな理由です。

 とはいうものの紙マルチの田植えは、普通の田植えより手間がかかり時間もかかります。紙マルチの費用もバカになりません。一旦始めた無農薬栽培ですから途中でやめる訳にもいきません。

 そんなことで残りの分が終わるまであと1週間はかかるでしょう。

 今日は、キュウリやトマトのハウスの仕事をしました。田んぼにかかりきりでハウスには行って見たらキュウリの蔓は伸びてトマトも伸びて這い回っていますした。これはそのままにしておけないと、麻紐を使って蔓を縛って上の針金線に縛り付ける誘引作業です。研修生の娘さん2人が加わり全員で取り組みました。

 草も伸びて来たので、灌水チューブを敷いて抑草シートを張り、水かけと除草の対策をし、一方で田んぼの水見回りなどもやりながらです。

 今の季節は、田んぼも畑も一斉に成長段階ですので、60カ所ある圃場をかけずり回っています。教室の生徒さんが休日に手伝いに来てくれていますが、とても助かります。感謝!

                   おかげさま農場・高柳功

 

野菜に急かされてます

(産地の声)vol.1340                    2018.4.25

 今日は久しぶりの雨模様です。おまかせセットの細ネギの荷作りをしたのですが、雨の中で収穫取り入れしたので泥がついてしまい水洗いをしました。

 水洗いすると湿気が袋にたまりとろけやすくなります。天気のいい日ならばそんなことは気を遣う必要はないのですが気になります。気温が高くなりかつ宅配の箱に一晩こもりますので傷みがでないか心配なのです。

 と言うことで宅配セットが届いたら、一つ一つ確かめて湿気が感じるようでしたら早めにお食べください。

 雨の中での仕事はいいことがありません。野菜の鮮度保持もさることながら、仕事も雨の中で、泥がついてあか抜けない仕事になってしまうのです。

 一方、田んぼの方はこの雨で水が潤沢となって代掻きが出来ました。ポンプで3日もかかって溜まらない状況でしたが行ってみると浪波と水が張られていました。午後少しして雨が上がったので、真っ白な田んぼだった所の代掻きをしました。

 「やっぱり天からの雨の力は違うなあ!」連れ合い曰く「そりゃそうよ、自然に勝るものはないのよ!」と言う。恵みの雨と言うことがありますが、雨なしの日が続いていたので本当に助かりました。

 おかげで明日から田植えを始められそうです。種を蒔いてちょうど30日です。我が家に滞在している娘さん達に苗の水かけを頼んでいるのですが、「毎日水をかけてきましたけど、稲が育って葉が大きくなって水がかけずらくなってきました!」という。

 稲も苗箱いっぱいに育って上に伸びるしかないので葉が伸びてしまうのです。稲にせかされています。

 畑に植える予定のナスやカボチャが育苗ハウスの中で育っていますが、こちらの方も「早く植えろ!」と言っています。田んぼも夏野菜も一緒に育っていますので、気が急いているのですが体は限りがありますので、「もうちょっと我慢してね!」と苗に声をかけています。

 定植したキュウリやトマトもどんどん成長し、灌水や誘引仕事が待っています。前にも書きましたが、ちょうど連休中が植え付けやあれやこれやの真っ盛りの季節です。農家は、作物が成長するのに合わせて仕事をしなければならないので、それがつらいところでもあり、やりがいのある所です。

                       おかげさま農場・高柳功

 

田植えの時期ですが

(産地の声)vol.1340                    2018.4.18

 3月末に蒔いた稲も順調に生育しています。連れ合いは「もう植えてもいいほどに育っているね」と言う。少し肌寒い日が続いていますが育苗ハウスのせいなのか私も「そうだね、今植えてもいいくらいだ」と返す。

 田んぼの準備がまだまだで田植えにはなりません。畝刈や水の出の田つくりが終えていないのです。それが済んで水を入れ代掻きになります。

 早い人は田植えが始まりました。灌水蛇口のある田はいいのですが、ポンプで汲まないと水が確保できない田が3分の1位あるのであちこち歩き回って、ガソリンを持ちエンジンをかけまくります。

 今日は雨模様なので田んぼに出かけず、トラクタのロータリーを取り替え、代掻き用のドライブハローにしました。一年ぶりなので操作を忘れ農機センターに電話して事なきを得ましたが、なんともはや、です。

 種蒔きにしても代掻きにしても一年経つと運転の仕方を思い出すのが大変です。畑仕事は連続していますが、田んぼの仕事は一年のその時だけですので戸惑いがあります。友人が訪ねてきて「俺もそうだよ、何せ一年ぶりだからな」と。自分だけではないことにホッと?したりしてます。

 夕方TVのニュースを見ながら、それにしてもこの国はどうなっているんだと思わずにおれません。財務次官が、新潟県知事が辞職騒ぎを起こして、森友、加計問題の首相は米国詣でをしてトランプにFTAで米国化への宣言をされているように見えます。

 稲作が始まって三千年、私の住む地も田んぼが作られてから千年の歴史を持っています。そうした地方が荒れて衰退する現状は私達の所だけではありません。全国的に地方は疲弊の度が深まるばかりです。瑞穂の国と言われた国、農耕文化の歴史を持つと言われた国がその実態が消滅しそうです。

 歴史ある地方を衰退に導きながら、一方でグローバル化、世界に向けてと聞こえはいいのですが、中央と大企業だけが太る構図でいいのでしょうか。世界中で富裕層の一部がますます富を独占し、貧しいものはより貧しくなるという方向へと向かっています。それがグローバル化なのかとさえ思えます。

 市民の皆さんは5月の連休を満喫するのでしょうが、農に携わる我々は最も忙しい大事なときです。遊んでいる場合ではないのです。

 いくらかひがみっぽい話になりました。ごめんなさい、です。

                       おかげさま農場・高柳功

 

本末転倒

(産地の声)vol.1339                    2018.4.11

 先週の続きのような話ですが、今晩はカナダのシュマイザーさんのDVD鑑賞しました。とても理不尽な話です。

 シュマイザーさんはカナダで菜種=キャノーラ油を栽培していた農家です。シュマイザーさんの畑に遺伝子組み換えの種が紛れ込みモンサント社から訴えられたことが事の始まりです。

 近所の農家の菜種がこぼれてシュマイザーさんの畑に紛れ込んだのでシュマイザーさんからすれば畑を汚染されたのはこちらの方だ、と訴えたのですが反対に、モンサント社は特許権を立てに特許権侵害だ、として20万ドルの損害賠償を求めたのでした。

 通念上は、畑の主の方が被害者と思われるのに、遺伝子組み換えの種がどのように入ったかは問題ではなく、作ってることが権利侵害(特許権の)だと裁判になったのです。私達の常識からすれば本末転倒です。

 種子は地球の産物です。それに特許権を与えて、しかも勝手にその遺伝子を紛れ込ませておいて、それはないと思うのです。

 さらに遺伝子組み換えでターミネーターテクノロジーとやらで稔りの最後の段階で芽を出さないようにする。種を蒔いても芽がでないようにして、作るなら種苗会社から買わない訳にはいかない、そんな技術まで開発しています。

 研修できている娘さん達と観たのですが、なんとも不気味な世の中になってきたようです。日本は今のところ遺伝子組み換えは認められていませんが、各地で試験栽培が始まっています。

 先週も少し書きましたが、今年の4月には種子法が廃止され、民間に委ねて(種苗会社に)任せる方向に舵を切っています。そして農家が種を取り翌年に使うことも禁止するなんていう話もあります。未来がとても心配になります。

 遺伝子組み換え作物を私は食べたくありませんが、既に日本国民食べている食用油の大半は遺伝子組み換えの油と言っていいでしょう。とは言ってもほとんどの人達はそれを知らないで食べてしまっているようです。

 どうなるか、壮大な人体実験をしているようなものです。TVでは医療費の増大(40兆円を越えた)に対して保険料の値上げや初診料の引き上げなど対策を労しているようですがこれも本末転倒という気がしてなりません。行く末が私達の健康=命、子孫に関わることなのです。

                      おかげさま農場・高柳功

 

地方と種のゆくえ

(産地の声)vol.1338                    2018.4.4

 3月26日に蒔いた稲が一斉に芽を出し青葉が広がっています。2回目の種も浸種途中なのですが、芽を出し始めてしまいました。日中に気温が高かったためでしょう。昨日慌てて水槽から出して水切りしました。芽が出過ぎると種蒔きに支障が出ます。

 植え付けの田んぼに肥料を少し施し、田耕を始めました。10年ほど前にはこの時期には各家から人が出て賑やかな光景があったのですが、田んぼに出ている人はまばらです。後継者不足でみんな勤め人になってしまったのです。

 国は景気上昇とか、経済成長だとか言ってますが地方はますます人がいなくなり農業だけならず、村落の存続が危ぶまれています。先日も知り合いが来て、「うちの村も無住の家が増えてきた。どうなるんだろう」と話していましたが、本当のところどうなるのか。見ようによっては地方の崩壊のようにも見えます。

 村の歴史を振り返れば、この地は千年以上の歴史があります。千年も前に田んぼを切り開き、安住の地とするために努力を積み上げてきた先人の苦労を思うとこれでいいのか、とても気になるところです。

 一方3月に有機農業研究会の全国大会が東京で開かれ研修生と参加しました。農と食は表裏の関係です。それがとんでもない方向に進んでいる、という話がありました。種子の自由化と遺伝子組み換えの進展です。

 どこの国も自国民の食のために種子を国家管理してきました。食料の安定的供給のためです。ですから、各県に農業試験場をつくり地域にあったお米や野菜などの種子を保存し、品種改良や種子供給をしてきました。

 それを自由化する、として種子法を廃止してしまったのです。いわば種子会社がこれからの権利を持ちなおかつ農家が種子をとるのは違法だというのです。モンサント社は、種子を制するものが世界を制する、といってはばからない種子会社ですが、さして議論もせずに守り通してきた(国民と種子を)放棄することを良しとする事になったようです。

 「汝とは食べたものそのものである」というヨーロッパの格言にあるように食べ物は天の恵みであり私達の命そのものです。その土台とも言うべき地球の財産である種子がそんなことでいいのでしょうか。

 田んぼをトラクターで耕しながら研究会での話を思いだし、地方の衰退、種子のゆくえがどうなるのか危惧が深まった時間でした。

                       おかげさま農場・高柳功

 

忙しい時期です

(産地の声)vol.1337                   2018.3.28

 田んぼの種蒔きが始まりました。

 今どきの種蒔きは、機械で蒔きますので人手が必要です。親戚や知り合いに来てもらい手伝ってもらっています。我が家の場合1時間に300箱に種を蒔くことが出来る播種機です。

 箱をいれる人、床土を入れる人、種を見る人、機械から取り出す人、運び人、播種箱を並べる人と、けっこうな人が必要です。機械は電気仕掛けですから次から次と進みます。途中でつっかえると止まってしまいます。そんな訳でちょっと多すぎるくらいいた方が安心できます。

 私の地域は谷津田で、区画が小さく(1反歩)田んぼの作りづらい地です。小さな田んぼで少ない人は、どんどんやめています。それが私などの所に、依頼が続き昨年は10枚ほど増えてしまいました。

 そんな谷津田地域でも大きい人は20ヘクタールやっている人もいます。その田んぼの数は200カ所になる勘定です。そんな人は種蒔きも早く早々と田んぼにトラクターを入れていますが、田んぼの風景もかっての賑わいはなくなってちょっと寂しいです。

 一方、ハウス内のキュウリやナスも急に育ち始め、今日はナスの移植をしました。種蒔き床のナス苗を、ポットに植え替えたのです。一月後には植え付けの予定なのですが。

 この季節は田んぼも畑も同時進行で忙しくなる季節です。そんな時ですが、研修に来ている娘さん二人が腹痛を起こし寝込んでしまいました。前の晩ささやかな食事パーティーをしたのですが、食あたりのようです。

 我が家の4人は何でもなかったので何に当たったのか分かりません。前日に隣町でのお蔵祭りの食べ物が原因ではないのか、などと検討したのですがとうとう分からず仕舞いでした。昨日が一番ひどく、今日は何とか起きられたので一安心です。

 野菜の方は、端境期となって品数が少なくなってきました。ジャガ芋がなくなり、里芋、サニーレタスなども終わりになっています。

 出荷もしつつ、植え付け準備など同時進行せざるを得ませんが、何とか乗り切って行くしかありません。

                       おかげさま農場・高柳功

 

お彼岸の中日

(産地の声)vol.1336   <お彼岸の中日>       2018.3.21

 毎年毎たび彼岸の中日はお休みの日。なのに今日は小カブやサニーレタスの収穫荷作りでした。娘と研修生が頑張ってくれました。

 お昼近くには叔母さん二人が揃ってお参りに来ました。私の父の兄弟です。いや姉妹です。戦前に3人が亡くなり残った兄弟姉妹が5人いたのですが、1昨年父が亡くなり残り二人となったのです。

 海軍飛行兵で、浜松飛行場から飛び立った父の兄に当たる叔父さんは、太平洋上で敵弾に当たり海の藻屑となりました。

 その叔父の話になり、よく働き良き学んで優秀な人だったと言います。朝は4時5時に起きて、学校前の時間にムシロを追って出かけた。帰ったら翌日のムシロ織りの準備をやって、その後勉強をしていつも優等だった、という。

 1反歩の田んぼの稲刈りから束ねまで1日でやってしまったほど要領も良く頭も体も良く動く人だった。男の兄弟が戦争に行くというので叔母に「後はお前しかいないからと牛で鋤うないを託され覚えた」時に17才の娘盛りだった。

 私の父は兄に続いて志願して、これも陸軍航空隊へ行ったが途中で戦争が終わり、朝鮮半島を徒歩で帰って来た。ロシアが進軍しそれから逃れるために夜間行軍をして食うや食わずで逃げ帰ってきたのだが、栄養不足と行軍疲れで脊椎カリエスになってしまい、3年近く療養生活をして立ち直った。

 その間に姉と私が生まれた事になります。いろいろな苦労話が聞けました。我が家の小さな歴史ですが、それがあって今があります。

 叔母達は90才と80才という年齢ですが、今語っておかないと分からなくなってしまうからと、久しぶりに長時間こたつでの語らいが続きました。

 思えば、私も小さな頃を思い出して時代の変わりようが気になります。60年前はコンバインもトラクターもなかった。全て手仕事で、稲刈りは鎌で、田おこしは鍬でした。

 エネルギーを使い放題使い、科学の発展のおかげで機械だらけにして便利になり、効率も良くなったと言うけれど、果たしてこれが良かったことなのか、などと考える時間でもありました。過去はつらかったこともありましたが人間味あふれる時代だったとも思います。

 地球温暖化や環境汚染、放射能汚染問題などはなかった。

先祖の墓参りをしてお線香を手向けた一日でした。

                      おかげさま農場・高柳功

 

忙しい季節です

(産地の声)vol.1335   <忙しい季節です>       2018.3.14

 今日は田んぼの種まき準備のための種を水に浸しました。26日に1回目の種まきを予定しています。約10日は浸します。マニュアルでは積算温度100度以上と言うことですが、多めに浸した方が芽の出がいいようです。

 1回目はコシヒカリと酒米です。2回目はモチ米とコシヒカリの残部分の種まきです。予定枚数1300枚でひとつのハウスには収まりきれません。

 一方2月に蒔いたトマトやナス、キュウリも芽を出しています。植え付けに間に合うように準備を進めているのですが、ハウスの片付けやらやっていますが、ジャガ芋も植えなければならず、と焦っています。

 そんなところに不幸の通知です。姉が嫁いだ先のお父さんが亡くなった、という知らせです。昨日朝の話では、寝込んでいたのですが「なんか冷たくなってきた」と看護の義母がいうので行ってみたら息を引き取っていた、という。合掌 

 さっそく連れ合いと娘を連れ3人でお悔やみと、葬儀に際して家の片付けやら掃除の手伝いをしてきました。

 享年90才と長生きしましたから、まあ生ききったと思えます。天寿を全うしたとも言えます。葬儀が2.3日先になり、村の人達が葬儀を仕切りますので親戚はいなくて良いというので、今日は田んぼの畦塗りをしました。

 18枚の田んぼをやったのですが、まだ雨後の影響でぬかるみもあってやりづらい仕事です。運転がままならずトラクターがぬかるみにハンドルを取られるのでそんなところは曲がってしまうのです。

 それでも、葬儀が終われば姉の家でも畦塗りが始まるのでその前に終えたいのです。機械が共同なので都合をつくときにやってしまわないとならない訳です。

 そろそろ端境期となって、野菜の種類が少なくなってきました。何とか宅配には10種類程度揃えたいのですが、ぎりぎりの感じです。

 何とか冬を乗り切ったキャベツは少々痛みが出始めています。収穫の際よく見るのですが、外見は何でもないように見えて、包丁で切ってみると中の何枚かが傷んでいる、といったことがあります。

 問題がありましたらお知らせください。判別が中々難しいのです。

                   おかげさま農場・高柳功

 

湯治に

(産地の声)vol.1334      <湯治に>          2018.3.7

 連れ合いが脊椎間狭窄症になってお医者さんからは手術を勧められていますが本人は”手術はしない!”と頑強でいるので、とりあえず湯治に温泉に行きました。

 食と命の教室などと始めていますが、家族の健康も満足に満たされていない事を思うと情けないなあ!と嘆く一方ですが、仕方ありません。食だけでなく、日頃の体の使い方も大切です。無理をしてしまった結果です。

 整体に通ったり、自宅で矯正運動をしたりしていますが中々元には戻りません。それでも何度も温泉につかったおかげか、楽になったと。

 背骨の異常なのに背中は全く痛くもない、という。背骨の中枢神経が骨のずれで圧迫され足に来ているようです。疼痛というのでしょうか。しびれや痛みが続いているというのですが完治するのはあきらめて、これ以上悪くならなければ良しとしようと話しています。(とりあえず自分の用は足りるので)

 で、昨日帰って育苗ハウスを覗いたらトマトもナスもすっかり芽揃いしていました。発芽率90%以上ですのでまあまあの状況です。トマトの方が進んで子葉から本葉が出始めています。ナスの方は子葉が展開したところです。

 育苗ハウスも建て替えたので太陽が燦々と照りつけ気持ちがいい環境です。30年近く使ったハウスは、台風と経年劣化で根元が腐ってぼろぼろになっていたり、強風や雪で屋根の骨がゆがんでしまっていました。

 新しいハウスは光線がまぶしいほどですが、一方でどうしたわけか温度が上がりすぎないのです。管理もしやすく快適な環境が出来ました。

 ジャガ芋の種が入りさっそくハウスの中で種芋つくりです。今年のジャガ芋の種は大きくて、包丁で4つに切りました。その切り口に蛎殻石灰の粉をつけて植え付け準備完了です。昔は木灰をつけたのですが間に合わせです。

 温泉へ行く途中の野山はまだ葉を落としたままの木々だったのですが、よく見ると枝先の芽が幾分膨らみ始めているのが見えました。今は、土中から一所懸命に水分と栄養を蓄えている最中でしょう。

 来たるべき季節に間に合うように吸い上げ、これ以上は吸えないとなったときに一斉に芽吹くのです。(気温もありますが)

 渓谷の下にある小さな田んぼも耕耘整備されて気持ちの良いドライブになりましたが、私達の田んぼを思うと気が急く旅でした。

                     おかげさま農場・高柳功

 

味噌つくりです

(産地の声)vol.1332     <味噌つくりです>      2018.2.28

 ちょっと遅いのですが、味噌つくりのために麹を寝せています。麹は、お米を蒸して麹菌をまぶして作ります。私の所では、1回に作る量がお米1斗5升なので、1回3升の蒸し器ですと5回蒸すことになります。

 薪を用意して5升ガマの上に蒸し器をのせます。蒸し上がったお米をムシロの中で発酵させます。麹菌は元々ワラ菌の仲間なので藁で編んだムシロは居心地がよいのです。(そう父に教わったのです)

 1斗5升のお米に対して種菌が60gから70g混ぜ込みます。少量なので一旦1升くらいの蒸したお米にまぶして、それからそれを全体に混ぜます。そうすることによって均一に混ぜることが出来ます。

 麹をまぶした後お山にしてムシロをかぶせ約24時間はそのままで発酵して熱が出るのを待ちます。発酵熱がでて体温近くなれば、ほぐして熱冷ましをします。そのまま置いておいたら熱が上がりすぎて菌が死んでしまいます。

 温度が出ると菌糸がでて米粒どうしがくっつきます。さらに均一にくまなく菌がまわるようにほぐします。そうしたら今度はほぐした米を5センチくらいの厚みに広げて、再びムシロをかけ発酵を待ちます。

 気を遣うのは温度管理で、以後は6時間ごとに見回り温度が上がるように、上がりすぎないようにするするのが肝心なことです。そして約3日かかって仕上がりです。

 大豆はお米と同量用意します。ダイスを煮る釜は3斗釜です。大豆は水につけると増えますので大きなものでないと間に合いません。炊きガマはドラム缶を半分に切ったものを使います。それで煮込みが約3.4時間かかります。

 出来た麹に塩(自然塩)を10kgが我が家の標準です。昔はもっと塩を使ったようですが近年は少なめ?です。

 1斗5升づつのお米と大豆で約80kgの味噌が出来ます。我が家は毎日朝昼晩と毎食味噌汁を食べるのでけっこう消費が多いのです。それに加え知り合いや味噌つくり希望の人が増えて都合2回の味噌搗きをします。

 今晩2回目の麹作りをしていますが、発酵熱も順調のようで手もみして伏せ込みしました。最初は気温が低すぎるので電気毛布を使いましたが、今は電気を切ってます。お米も大豆も我が家の無農薬有機栽培のものです。

 自画自賛の味噌作りの話でした。

                       おかげさま農場・高柳功

 

一年の平安を祈願

(産地の声)vol.1331     <一年の平安を祈願>    2018.2.21

 2月も下旬となるのにまだ冬が続いています。今、田んぼ仕事をしているのですが、寒くて手足がかじかんでしまいます。

 今日は田んぼの排水路の掘削で、機械仕事なので体は余り使いません。バックホーという機械を使うのですが、手先しか使いませんので体が温まるような仕事でないのです。作物のないときに圃場の整備、という訳です。

 何もない冬場の田んぼだからこそ手入れの季節です。農道の整備や排水路、暗渠排水の掃除などは今しか出来ません。

 私と娘は(トラクター)機械仕事なので、研修生のマリちゃんとウーハーで韓国の朴さんは、バーナーを使って畦の草を燃す仕事です。私達は寒さが応えますが、彼らは火を使ってますので「ぜんぜん寒くない!」と。

 もう寒が去ってもいい時期ですが、何という天候でしょう。TVでは野菜の高値が続いているという報道でしたが、それだけ育ちにくい天候だと言うことです。私達の育てている野菜達も例年より育ちが悪いのです。

 昨年秋からの悪天候が形を変えて続いていて、消費者の皆さんは倍以上の野菜価格でしょうが、私達生産者は倍以上の収入減です。

 と、口説いていても現状が変わる訳ではありません。天候は冬が抜けきらない寒さですが、雨が少なく畑の状態がいいので人参の種まきは順調に進んでます。

間もなくジャガ芋の植え付けも始まりますが、寒さはともかく、植え付けに支障のない天候であってほしいです。

 17日に5月頃に植えるトマトとナスの種まきをしました。食と命の教室の受講者の皆さんの体験学習です。慣れない手つきでしたが、床土をポットに入れ、一粒づつ種まきしてもらいました。6年目の食と命の教室も始まりました。

 あと1週間で3月。春先を迎える季節なので気が急いてきます。異常気象が続いていますが、私達はそれでも例年のごとく準備をし、例年のごとく段取りを進めています。

 3月7日は村の行事のオビシャです。五穀豊穣、天下泰平、家内安全を祈願し、村中が集まり、懇親する機会でもあります。

 天地自然に対する畏敬の念、そして感謝の心を持って祈るのです。近年はそういう気持ちが薄れてきている感はありますが・・・。

                      おかげさま農場・高柳功

 

春夏野菜の準備が始まります

(産地の声)vol.1331     <春夏野菜の準備が始まります>    2018.2.14

 おかげさま農場の片岡です。久々の登場です。

 暦の上では春とはいえ、実際には今の時期が一番寒いですよね。今の時期はちょうど春夏野菜の準備の時期で、特にこの辺りでは春人参の種まき時期に当たります。しかし、雪が降って種が蒔けず、雪が溶けても畑がぐちゃぐちゃで蒔けず、という感じでなかなか種まきができませんでした。畑も乾いてようやく人参の種まきがスタートしています。また、ジャガイモもそろそろ種芋を植える時期です。メンバーの中から「今年は種芋を〇〇で買ったよ」と言ったような会話が飛び交っています。

 また、ミニトマトやナスなどの夏野菜の種まきは今週末に行う予定です。一般的には苗を買って移植する人が多いのですが、高柳場長はゴマ粒より小さな正に吹けば飛ぶような種を蒔いて苗作りから行います。寒いのでビニールハウスの中にさらにビニールトンネルや温床を作り、寒さから守ってあげながら育ててあげます。10日間ぐらいで芽が出てきますが、寒さで生育はほとんど進まず、苗として畑に植えられるのは5月と、とても長い時間がかかります。そして収穫は7月からですから、種まきから収穫まで5か月も日数がかかるのです。この寒い時期に夏野菜の種まきだなんて、普通の人はびっくりしますよね。

 そして何より種まき後の管理が一番の仕事です。まだまだ寒い時期ですが、これから暖かくなってくると、雑草も一気に繁茂し始めます。今の時期に蒔く人参は、ビニールトンネルで保温して育ててあげなくてはいけません。そして暖かくなってくると一気に大きくなってくるのですが、同時に雑草も大きくなってくるので、春人参は草取りに手間がかかるのです。ミニトマトやナスなどのハウスで管理しているものも、苗床を温かくしている分、水分の蒸発も早いので、水やりが欠かせません。また、3月ぐらいになって暖かい日にハウスの換気を怠ると、すぐに小さな苗が焼けてしまいます。日々の天候を見ながらハウスの開け閉めを行う必要があるのです。

 こんな感じで、農業で収穫だけの時期というのはわずかしかありません。年末年始にようやく地域の事、家のことを行いお正月にほっと一息つくぐらいで、また2月頃からいつものサイクルの仕事が始まります。自然のサイクルに合わせて人間も都合をつけて仕事をしていく、それが農業ですよね。

 

                           おかげさま農場 片岡弘充

厳冬が続きます

(産地の声)vol.1330     <厳冬が続きます>    2018.2.7

 今朝の気温は零下4度。家の前の畑は霜が降りて真白です。畑の麦やネギなどは凍り付いて霜の結晶が昇る太陽の光に反射してきらきらと輝いています。(朝8時頃です)

 ニュースでは、日本海側の豪雪で動けなくなった車が数百台立ち往生と報道されていましたがこれほどの寒波には手も出ないといったところです。

 この寒さでは、例年だったらまあまあの出荷の所、大根は小さいし人参は種まきが出来ずと仕事に支障が出るほどになっています。

 「それでも北日本の豪雪からすれば良しとするしかないよなあ」と。日本中が雪と寒波に覆われている感じです。

 そんな訳で、宅配のおまかせセットもやっと揃えるといった感じで、小さかったりしますがご理解を戴きたいと思います。食べられるだけでも良しとしよう!

 今週は全てが凍り付いた状態なのでこれで。

 

                       おかげさま農場・高柳功

 

寒波が堪えます

(産地の声)vol.1329     <寒波が堪えます>    2018.1.31

 再び雪が降り、庭先には雪が残っています。また2日には雪予報が出ていますので心配です。今の葉ものはハウスの中かトンネルをかけたものしか収穫できません。おかげさま農場のおまかせ宅配セットに10品を揃えるのがやっとです。

 先週も書きましたが、人参や里芋といった根ものは掘り取りしてあったり、雪をかき分けてもなんとか収穫できますが(それも難儀ですが)葉ものは凍り付いたものがそのまま、といった状態の所もあります。

 先日お客さんが来たので、大根抜きに行ったのですが凍り付いて実が凍みていました。(午前中はあきらめて午後の太陽が出ている頃に行ったのですが)特に地際が凍り付き潤んだような色合いです。

 そんな大根は料理してもその部分はガリガリとなって食べられたものでありません。これまでの冬は、太陽が出て午後には潤みが生気を取り戻すのですが、この寒気ではだめと言うことでしょうか。

 世間では野菜が高いことばかり報道しています。消費者の側からの報道ばかりが目立ちます。作り手の生産者の側からの報道は滅多に聞かれません。こんな時は消費者よりも生産者の方がその実害は大きいと思います。

 先日も仲間と話していたのですが「こんな天気ではやりようがない。やることがなくなってしまう。」「ハウスの中の仕事くらいしか出来ないよ。」「自分の体も大切だよなあ」「お客さんも大変だろうが自分の体も大切だから無理しないようにするしかない」そんな会話でした。

 

 そろそろ春人参のまき付けが始まる季節ですが、畑に入れません。雪解けの畑はどろどろの状態で仕事にならないのです。始めたいけど出来ないのです。

 一方、少し畑に出ると手足がかじかんで寒さが身にしみます。私達の所は千葉県のチベットなどと言われ、予報より寒いところです。ですから参考にするのは茨城県の水戸地方の気温を想定してほぼ当たるのです。

 明日からは2月です。2月となれば人参やジャガ芋の作付けが始まります。夏野菜であるナスやトマトの種まきも始まります。

 天気の回復を願う毎日です。

                      おかげさま農場・高柳功

 

大雪!

(産地の声)vol.1328           <大雪!>    2018.1.24

 22日の大雪は都心を直撃しましたが、この千葉も最初は雨が降っていましたが、予報通り3時頃から雪に変わり、夕方には雪景色です。

 前日中学校の同窓会があり、いささか二日酔いの感じで体が本調子でなかったこともあり、寒さしのぎでこたつに入りっぱなしでした。

 夕方には降り積もった雪が屋根や庭、そして家の前の畑を真っ白に染めていました。大根や白菜など露地野菜の収穫が出来なくなってしまうのが心配でしたが、一人喜んだのは中学生の孫です。

 私どもの心配をよそに「ワーイ雪だるまが出来る!」などと大騒ぎです。滅多に大雪に見舞われることのない世界を垣間見ることが嬉しいのでしょう。

 私の家のすぐ後ろは国道51号線ですが、通行する車は徐々にのろのろとなって9時頃には動かなくなりはじめ12時頃には全く動かない。

 翌日、出荷場には農家の野菜が届いていたのですが、宅配のヤマト便から「今日は集配、配達が出来ません。車が来ないのです!」と連絡が来ました。しようがないので、お届け先に事情を説明するのに大わらわでした。

 生産者は、雪を見越して早めの作業をこなして、荷物は揃えたのですが配送でつまずくとは思いませんでした。

 問題は翌日分です。この雪のため収穫が出来ません。人参やサツマイモなどは掘り取り貯蔵してありますので何とかなるのですが、大根や白菜などは露地野菜です。畑がすっぽり雪をかぶり野菜が埋まってしまいました。改めて出荷できないことを先方に連絡しなければなりません。

 また出荷場や直売所周辺の雪かき作業に追われ、研修生のマリちゃん曰く「お父さん!今日は筋肉痛だよ!」と叫んでいました。そんな訳で昨日23日は雪対策に明け暮れた一日でした。

 今日24日で我が家の畑はまだ真っ白です。仲間の畑も日当たりの良い所は幾分雪解けが始まっていますが、山に近いところや北向きの畑はいけません。

 ばたばたしてる関東ですが、新潟や秋田、山形などの北国の人が見たら、関東はだらしがないと言ってるだろうなあ、などとお茶話で語りましたが、これから大寒波が続きます。豪雪が家屋倒壊や雪崩れ、事故がないように願わずにおれません。

                       おかげさま農場・高柳功

 

当たり前を失念している時代

(産地の声)vol.1327  <当たり前を失念している時代>    2018.1.17

 研修生が風邪を引いて寝ています。昨日あたりは喉が痛い、と言っていたのですが、今日は熱を出してます。医者に連れて行こうとしたのですが、「大丈夫だから」という。まだ若い娘さんですから心配なのですが、案外気が強いのです。

 研修や体験の若者を受け入れてきましたが、病気や怪我が一番の心配事です。夏には研修していた娘さんがそのまま居着いてパートで出荷作業していましたが、熱中症にかかり救急車で運ばれることに。

 農場では労災保険に入っていたので手続きをしたものの労災適応になったのかなんの連絡もなかったので心配してたのですが、適応だったことが分かり一安心したばかりです。

 野菜の健康も人間の健康も同じです。いくら気をつけていても、干ばつや台風寒波などに逢えば何が起こるか想像外のことが起こります。

 今冬の野菜不足にしても、例年の天候だったらこんなことにはなりません。誰にも予測できない事が起こっているという事でしょう。

 友人が来て「どんどん後継者がいなくなって後でとんだことだと思っても間に合わねえだろうな」という。自動車を売るために米を義務輸入している日本。国内では作らせないで、75万トンも豊凶に関係なく輸入をしています。さらにTPPで7万トン輸入枠を増やすというのだから国内の水田は益々荒れる。

 そんなことが進行してしていますが、「このツケはきっといつか巡り巡ってくるよな。俺はそう思う」「今の野菜不足、価格高騰だってその兆候じゃないか。」「いつまでもあると思うな親と金、なんて諺もあるよな」と友が言う。

 愚痴を言っているとキリがありません。でもとても心配しているのです。ビジネスや経済成長の話などではないのです。日本人がこれから50年後も100年後もちゃんといのちが続くのか、と言う問題意識なのです。

 有機農業運動というのは、50年後も100年後も続く農の姿を模索する運動です。人間と自然の関係を大事にして次の世代に渡す事が使命です。

 食べなければ命は続きません。食べ物を作るには広大な土地、そして種を蒔く人がいなければ食べられません。

 そうしたごく当たり前のことを失念している時代になっちまったなあ!と言う嘆き節で友との語らいが終わりました。

                       おかげさま農場・高柳功

 

泰平の世の中に

(産地の声)vol.1326      <泰平の世の中に>    2018.1.10

 暦では4日が小寒で、19日が大寒の日です。その通りなのか寒さ厳しい日が続いています。加えて風が強いのが身に応えます。西日本では寒波が襲い、九州の方まで雪が降っているようです。

 日本だけでなく世界中が大変なことになっているようです。アメリカ北東部では大寒波で凍死した人も出ているという。オーストラリアでは反対に、40度の高温で自然発火した山火事が50カ所もあっていまだ火が消えない。そんな話をしていたら、カリフォルニアでは記録的な豪雨にあい、家屋倒壊や行方不明者も出ている。夏の山火事の大火事のせいで山の木がなくなり、もろくなった土壌の上に大雨で被害が広がった、という話が加わりました。

 地球温暖化、異常気象があちこちで起きていると言うことでしょうか。BSスペシャルによれば気象庁の予報がはずれ、今の体制では予測不能な気象状況が発生している、と言われています。

 当農場も、昨年の秋からほうれん草の全滅騒ぎや、予想と大きく離れた人参の生育不足、長雨の影響でサツマイモなどの傷みがでているなど、通年では考えられない状況です。市場では葉物野菜が高騰しっぱなしだそうですが、生産地ではもっと悲惨です。

 今日、東京から新規就農の石橋君が来て「何でも大阪の方ではキャベツ1個が千円もしている!なんて聞きましたよ」という。余りバカ高いのもどうかと思いますが、生産者も消費者ももう少し、異常気象について考えるときではないかと思うのですが、、、。

 異常気象の原因は、CO2だと言われますが別な表現をすれば過大に使われるエネルギーです。地球の大循環を狂わしている元は人間の活動でしょう。便利なものを求め、早さを求め、経済成長を求めた結果が今の現状だとすれば、これからの私達の生き様=ふるまいを改めるしかない、と思うのですが。でないと次の世代や次の次の世代にそのツケを回すことになります。

 少しづつですが、人参の種まきが始まっています。寒が過ぎたら植え付け、種まきの準備が始まります。我が家でも来月には、トマトやナスの種まきですから、種の準備やら播種床の準備をしなければなりません。

 天下泰平、五穀豊穣を祈り、お祭りも行われます。人間も自然界の一員。荒ぶる神が暴れないよう祈るばかりです。

                       おかげさま農場・高柳功

 

おめでとうございます

(産地の声)vol.1325   <おめでとうございます>    2018.1.3

 あけましておめでとうございます。

 平成もあっという間に30年です。昭和に生まれ平成を迎えたのに来年は早年号が変わるという事ですが、諸行無常、時代の早さを感じます。

 昨年の30日には、仲間が集まりお餅つきをしました。重ね餅を作り、伸し餅をつくり、海苔入り伸し餅、黒米のモチ、うるち米で作るシンコ餅など、約60kg一日がかりの餅つきでした。

 31日は、娘が門松を。そして神棚を掃除してしめ縄を飾ります。天照皇大神、香取神宮、地元の大須賀大神の3つのお札を神棚に納めます。そしてお正月様を飾ります。鏡餅とその上にミカンを乗せ、大根の上部を切り取ったものの上に松と幣束を立てます。両脇にお花を添えてお正月様の飾りが出来ます。

 その他に、神棚、仏壇、恵比寿、大黒様、荒神様、そして氏神様に小さな重ねモチを上げます。これで年越しを迎える準備が整います。私の父の代、祖父の代、祖々父の代と昔から続けられてきた習わしです。

 天から恵み(神様)、先祖あっての私達(仏壇)、ものの豊かさと心の豊かさを願って(恵比須、大黒様)、食堂は火があって食べられるに感謝(荒神様)、そして氏神様を奉り、感謝の心と子々孫々が栄えることを願って新年を迎える、と言うのがぽつりぽつりと聞かされ教えられたのです。

 そして新年ご挨拶は、福泉寺と長興院の二ヶ寺でした。そこで、般若心経を読経です。空即是色、色即是空、不生不滅、不垢不浄、不増不減、と唱えたあたりが身にしみました。

 これが我が家の毎年の年越しの姿です。お正月には家族が集まり新年を迎えたいと思うのですが、中々揃わなくなってきています。時代が変わろうとも変えてはいけないものもあると思うのですが、、、などと思うお正月でした。

 いただいた賀状の中に、・・・アベ自公になってから益々世の中が荒んできたように感じます。従来日本人が持っていた恥の文化も追いやられ官民揃って嘘つきが得をする時代になってしまいました。・・・と言うのがありました。

 また、哲学者の梅原猛は「宗教のないところには文化は無く、文化のないところには道徳はない」そして「道徳がなければ親殺しであろうが子殺しであろうが何でもありの世の中になってしまう」と警鐘をならしていました。

  今年もよろしくお願いします。          おかげさま農場・高柳功

命を大切に、命に感謝です

(産地の声)vol.1324   <命を大切に、命に感謝です>    2017.12.27

 当農場は昭和の最後の年に誕生しました。以来今年で30年目を迎えています。「食は命」を標榜し始めたのは、当時頃から食べることが何か本来の方向とは違ってきているのでないか、という疑問があるからです。

 食と農はいわば表裏の関係です。(漁も含まれますが)お米や野菜を育てて(ここまでが農で)それを食材として私達の食があり、命があります。

 生活が出来なくなることを、飯が食えなくなる、などと例えたりしますが、「食」は人間社会の生命線です。そういう認識から離れ、衣服などのものと同じようにお店にあれば良し、と言った感覚が蔓延し、天の恵み、自然からのいただき物と言った感性が薄れた時代になってしまったような気がします。

 食の世界は、グルメを求めたり世界中の美味しいものをあさってみたり。また、それがさも進んだ事のようなブームをつくりだしてきました。

 それでいいのだろうか、と思うのです。今日のTVで来年の花粉情報予測がなされていましたが、花粉症は4,50年前にはなかったことです。(少なくとも私達の周囲では花粉症など聞くこともなかったのです)花粉症だけでなくアトピーやアレルギー症などもそうです。またTVの話になりますが、CMで抗菌や除菌の製品宣伝をしていますが、私など「もし無菌状態になったらこれでまた人間は弱くなるだろうなあ!」などと思ってしまうのです。(もちろん程度はありますが。)

 近代農法の中では、病原菌や害虫を駆除するために土壌消毒という手段が取られています。健康な土1gの中には億単位の微生物が生息すると言われています。その中で、害する病原菌や害虫はそう多くないと言われています。健康な土は微生物が豊富でバランスが取れている土です。

 そんな中で化学農薬・化学肥料に頼りすぎると、土のバランスが崩れます。そして病気や害虫が増えるのです。悪い虫を殺そうとして土壌消毒(毒ガス)をするという事は、土の中の生き物の皆殺し行為です。そして、病虫害対策に農薬が使われると言う悪循環が繰り返されます。人間生活の除菌と土壌消毒はとてもよく似ている感じがします。

 人間も自然界の一員と言うことを失念している時代ですが、そのぶり返しで医療費が40兆円だとなったら本末転倒なのではないでしょうか。年末にふさわしくない話ですが、一度私達の命はどこから来るのか考えて欲しいと思います。

 来年もよろしくお願いいたします。     byおかげさま農場・高柳功

 

冬は温野菜です

(産地の声)vol.1322     <冬は温野菜です>    2017.12.20

 何規格だったか忘れましたが(確か横文字だったような)、TVでオリンピックの食材が足らなくなるという報道がありました。何でもロンドンオリンピックの時から始まったと言うのですが、イギリスでは狂牛病騒ぎなどがあって、安全な安心できる食材のために規格を作り、それに合致する食材を、と言うことらしい。

 2020年にこの国でもオリンピックが開催されるので規格にあった食材を求めていて、都内の農家に協力を呼びかけての取材の様子でしたが、協力体制が中々進まないようでした。

 それにしても何でオリンピックだからと騒ぐのでしょうか。だとすると国民が今現在食べている食材は何なのだ、と素朴な疑問がわきます。問題なしとして流通・消費しているのではないか、と思うのです。

 今の日本人が食べているものではいけないというのならそれこそ現状を見直さなければならないでしょう。世界から集まる人には良いものを提供して今の日本人はほっておかれるのでしょうか。などと考えてしまうのです。

 有機栽培も認証制度の中で少しづつですが伸びてきていますが、それも同じく「安心、安全」をうたっていることが多いようです。だとすれば、そうでないものは安心安全でないものと言うことにならないか、などと考えることも出来ます。

 世界から集まる人のために、ちゃんとした食べ物を提供しようという趣旨は良く理解できます。が、解釈の使用によってはダブルスタンダードと言うことにならないか、と思うのです。食べ物はオリンピックで集まる世界中の人であろうと日本人であろうと等しく人間の命・健康の問題です。

 欧州の格言に、「汝とは食べたものそのものである」と言うことがあります。食べ物を大事にすることは大切ですが、その成り行きには妙に引っかかります。TVでは都内の農家の「その認定には数十万円かかり、オリンピックが終わったその後はどうなるのか」という疑問に答えられないままでした。

 

 日本海側や北の地方は大雪に見舞われていますが、当地も冷え込みが厳しく零下3度.4度と大地が凍り付いています。元気だった大根の葉も寒さでしおれ始めています。一方、ほうれん草や小松菜などはこの寒で身が引き締まり美味しさが増しています。白菜が不作で、大根や里芋の煮込みを毎日フウフウ言って食べていますが、これが美味しいです。冬は温野菜の季節です。

                       おかげさま農場・高柳功

 

天の恵みに感謝

(産地の声)vol.1322    <天の恵みに感謝>    2017.12.13

 ここのところまいにち落花生の煎り作業が続いています。ガス釜で焼くのですが1時間以上かかります。難しいのは煎る加減・時間です。ちょうど良い焼き加減にするのが難しいのです。

 ちゃんと焼き方を教わった訳でもないので最初は難儀しました。どれくらい煎るのが良いのか分からなかったのです。煎り足らなかったり、過ぎたりします。農場のみんなに食べてもらって「美味しい!」と言ってくれるまで時間がかかりました。時間で焼けば良いというものでなく毎回食べながら判定するのです。

 焼き上げる加減が難しいのです。あと2分くらいと言うときに電話がかかったりするとそちらの方に気を取られ、焼きすぎたりします。ですからそんな時が電話に出ないで焼き加減に集中するようにしています。

 煎ったら次は唐箕にかけます。唐箕は、風選です。風を送ってそこに落花生を通すのです。そうすると実がない殻は吹き飛びます。実はあっても軽いものは2番口に出ます。それを3度4度と繰り返して厳選することになります。

 それを作業小屋に運び、今度は目で見て変色したり、不完全な粒は取り除きます。次に計量して袋に詰めます。それがけっこうな手間がかかるのです。今日は食と命の教室に参加したカオリさんがお手伝いに来てくれました。

 おかげで仕事が進んだので、大豆の脱穀作業をしました。約1反歩の畑で刈り取りし、畑で自然乾燥させていたものを、集めて脱穀機にかけたのです。お米の袋で11袋の収穫です。ゴミも一緒ですからフルイにかけ、唐箕選、手選別をしたらぐっと減ってしまいます。それでも、まあまあの収穫量だったと思います。

 これで、味噌のダイスが出来ました。基本、自給自足をモットーとしていますから基本食材は確保しなければなりません。先月は菜種油も搾油が終わってこれもまずまずの収穫でした。家族の一年分の食用油、お味噌には十分です。

 自分で作ったものだけ食べていると買ったものは違和感を感じることが多いです。夕方仲間がサツマイモを持ってきてくれました。お手伝いしてもらったみんなとお茶をして、そんな話に花が咲き一日を終えました。。

 焼き芋を食べたり、従兄弟が持ってきてくれた手製のカステラなどがお茶請けに並んで、研修生のマリコちゃんなど「もう夕ご飯は食べられない!」などと叫んでいました。充分なる働き、生きるための働きでした。感謝!おかげさまです。

みんなに、そして天の恵みに!

                      byおかげさま農場・高柳功

 

こんなことは初めてです

(産地の声)vol.1321    <こんなことは初めてです>    2017.12.6

 落花生の季節になりましたが、とんだ間違いがありました。千葉半立ちという品種を作ってきたのですが、違う品種が混じってしまったのです。どこでどう間違ったか不明なのですが、落花生を煎る作業になって分かったのです。

 作付けした当人も千葉半立ちだと思っていたのです。作付けする中では分かりません。種の段階でもなんの疑問も抱かず作っていたのです。

 しようがないので、その旨を予約していたお客さんに知らせて何とかその対応をお願いしているところです。当農場はよそからのものや作付けに対する説明のできないものを扱いませんし、また無農薬栽培と言うこともあり、その分が確保できなくなってしまったのです。

 代わりの品種を調べたところナカデユタカと言う品種のようです。煎って食べましたらそれなりに美味しく食べられるのですが、千葉半立ちですと言って予約したところに回す訳には生きません。栽培は、無農薬栽培で問題ありませんが、今年の落花生はナカデユタカという品種で食べてもらうしかありません。

 お米で言えばコシヒカリを作ったつもりでいたのが、ササニシキという品種だったというような感じです。

 外面では分からず食べて見ての違いがあります。味を説明するのは難しいのですが、コシヒカリはふっくらと炊きあがりますが、ササニシキはどちらかというと固めでです。私の母は固めのご飯が良いと言ってましたが、私はふっくらごはんが美味しいと言い合っていたことを思い出します。

 こんなことは初めてです。肝に銘じておかないといけません。

 先週も書きましたが、今年は天候に恵まれず欠品が続いたり今度のようなまさかというようなことがあったり困ることしきりです。

 おかげさま農場を始めて30年になりますが、長い中では色いろんなことがあります。感傷に浸っている場合ではないのですが、そんな感じです。

 食は命、人は食べ続ける生き物ですからこれからもずっと種を蒔き、生産し続けるしかありませんが、この教訓を生かして頑張るしかありません。関係者の皆さんにはお詫びを申し上げると共に、叱咤激励をお願いします。

 今後ともよろしくお願いいたします。

                       おかげさま農場・高柳功

 

自然の食べ物を

(産地の声)vol.1320    <自然の食べ物を>      2017.11.29

 前にも書きましたが、先月の台風の被害でほうれん草がほぼ全滅してしまいました。よって、今はほうれん草が欠品です。ハウスに蒔いてあればいくらかは良かったと思いますが、露地栽培ですからまともに潮風を受けてしまったのです。

 今の季節は10月の始めから蒔き始めて1月くらいまでの出荷は露地栽培が主流です。それがまともに潮風を受けて始めは黒っぽくなり、斑点が出来て収穫にはいたらない!と言うことになってしまったのです。

 もちろん当農場だけでなくこの地域全体に被害が及んでいます。10月の長雨、低温が長く続いたせいで、人参、大根なども生育不足となって収量減へとなっています。

 8月の時点では「今年は雨があり、発芽も順調で人参も大根も豊作になるぞ」などと言っていたのですが、その後の悪天候で状況は変わってしまいました。困ったものです。

 明日が雨だというので今日は大豆の刈り取りをしました。急遽、NPO未来の人達がお手伝いとなって明るい内に刈り取り終了です。引きこもりや不登校の子供達だったというのですが、畑では元気に仕事をします。中学生の女の子2人が加わって賑やかでした。

 始めてきた時は下を向いて話もしない、と言う子がだんだん変わってきて、何かと積極的になって行く姿はすがすがしいものを感じます。家でこしらえたお煎餅や蒸かしさつまいもなど、中々よく食べてくれます。

 食べる元気が出てくれば健康体になってきます。買ったものは我が家では出さないようにしています。味付けはお塩か醤油、自前の食用油であげたものなどです。お塩は九十九里の海水を塩にした自然塩、お醤油は丸大豆本醸造のお醤油です。油は自前のもの。それ以外は一切の添加物は使いません。自然の素朴な味ですがそれが私達の命を自然な健康体にしてくれるのではと自画自賛してます。

 先日、我が家のお米と島根県のお醤油だけのせんべいを作りました。素朴な味ですが、飽きのこない、クセのないお煎餅です。お店に並ぶスナック類、お菓子類はなんとなく敬遠したくなります。

 と言うことで、人も自然の一員です。自然生態系の一員として生きる=食べることが必要ではないか、と思うのです。

                   おかげさま農場・高柳功

諸行無常です

(産地の声)vol.1319     <諸行無常です>       2017.11.22

 あまりよい話ではありませんが、ここのところお葬式が続いています。始めは私の同級生です。彼は有機栽培ではありませんが同じ町で農業を頑張っていた友人です。

 病身の両親を抱え8月には父親の葬儀をしたばかりです。連れあいは10年ほど前に脳腫瘍で亡くなっていて人を雇いながら一人経営でした。数ヶ月前に娘さんが農家を継ぐと言って帰って来たばかりだと聞きました。十分に伝えることを伝えきれずに突然亡くなってしまったのです。が、それでも娘さん夫婦が家にいたことだけでも良しと考えるしかありません。

 人は誰でも生老病死を迎えます。諸行無常です。とは言え同級生が亡くなるのは堪えます。毎年一人ぐらいの同級生が亡くなってきています。多いのはガン、次に心臓或いは脳梗塞など。気をつけていても中々それを乗り越えるのは難しいようです。

 そんな中でもここのところイベントが続いています。市の産業祭りやふれあい祭りと言ったかっての収穫祭のような参加です。当農場は農業団体でもありますが商工会ともつきあいがあり、毎年声がかかります。

 有機農業や環境問題を提起する場でもあります。会員農家の育てた野菜を持ってともあれ食べてもらおう!と毎年参加しています。食べ物は食べてみないと分かりません。そして美味しいと言われることが何よりの有り難いことです。

 とは言え野菜はその場では食べられません。そこで、餅を焼いたり甘酒やおにぎりなどを並べます。賑やかな人出の多いときは食べ物が人気です。出店の8割は食べ物屋さんです。負けずに頑張ろうと思っているのですがいつもいくらか残ってしまいます。娘曰く、「お父さん今回も赤字かなあ」と嘆いています。私は「何、参加することに意義があるんだ。参加するだけで、頑張っている人がいることの表明だ!」などと負け惜しみを言ってます。

 一方でなくなった人の弔いをしながら、一方で今生きている人のことを思いイベント参加していると、何か複雑な心境になります。

 そして今日は食と命の教室の人達が椿の実をもってきて椿油の搾油をしました。少しですが、ホンモノの油を!自前で、と言うことで試しにパンにつけて食べましたが美味でした。その後はお通夜に参列の日でした。

                        おかげさま農場・高柳功

 

今日は七五三の日

(産地の声)vol.1318     <今日は七五三の日>    2017.11.15 

 今日15日はかって七五三の日でした。当地の神社=大須賀神社の関係区の区長さんが七つの子全員に声をかけます。そして区長さん立ち会いのもとで神主さんに祝詞をあげてもらい、千歳飴が配られ記念写真を撮るというものでした。

 帯解き=七五三は各家の子供の祝いでもありましたが、村からすればこれで村の跡取りも出来て村が安泰だ、と言ったこともあったようです。昔風に言えば、村おさが村内の子供達を集めて村を挙げてお祝いしたようなものです。

 今どきは、地域の子供を地域が見守りお祝いするという風はなくなってしまい、各家だけの行事になってしまいました。ちょっとさびしい時代になってしまった感があります。

 かっては子供オビシャや子供祇園祭りなどがあって、そのつながりで山遊びや川遊びなど先輩に教わりながら遊ぶと言った、子供の社会がありました。それも日本の文化だったと思うのですが、すっかり個がはびこり?連帯や協力して一つのことを成し遂げると言った経験を積む場がなくなってしまったとも言えます。

 23日は今は勤労感謝の日ですが、かっては新嘗祭の日でもあり神社では流鏑馬(やぶさめ)などの祭りもあって、神にお供えをし自然の恵みに感謝した日でした。この日までは新穀を食べていけない。神様に添えてからその後から新穀=お米を食べられるんだよ、と教えられたこともあったのですが今は面影さえなくなりました。

 そんな話をすると古くさいと言われますが、なにか昔の方が生き様として芯が通っていたような気がします。新米の季節になると「まだ新米ができないか」と催促されたりすると浅ましいというか天の恵みに感謝することを忘れたのか、と思うときがあります。もうそう思う人は現代人ではないのかも知れません。

 と言いながら、我が家はさっそく新米を食べましたが美味しかったです。

 昨日は東京日本橋までお出かけしました。作る人、加工して大福を作る職人さんなど各様に人が集まって、あんこ餅、きなこ餅、おろし大根餅、お雑煮、大福まんじゅうなど食べました。私達の作ったモチ米の試食会の様相でした。

 正体の知れた食べ物は安心できます。そして美味しければなおのことです。日頃に出会えない方々でしたので良い勉強の時でした。

                     おかげさま農場・高柳功

 

今年はさんざん

(産地の声)vol.1317     <今年はさんざん>  2017.11.9 

 おかげさま農場の片岡です。久々の登場です。今年は秋の異常気象で大変な状況になって

います。10月頭までは比較的天気が良く、葉物などが予定より早めに育っていました。とこ

ろが、10月上旬から始まった長雨で、もう畑はぐちゃぐちゃ。野菜の生育も一気に鈍化しま

した。

 一昨年、昨年とお盆過ぎから9月中旬にかけて長雨だったのが、今年は長雨が無く、「葉

物が早く育っちゃったよ」とある意味、ニコニコだったのが、一転しての雨続きで、「もう

雨はいいから何とかしてよ」に変わりました。最後には「ほんと、しょうがないよ」とみん

が同じことを言うようになりました。

 その結果、9月頭に種を蒔いた野菜は早く出来あがり、続けて出荷する予定で蒔いたもの

が悪天候で生育が遅れ、続けて野菜が出荷出来ず、いったん間が空いてしまいました。

 そして長雨で畑はドロドロになり、葉物も洗わなくてはいけなくなったり、特にこの辺は

サツマイモの大産地なので、サツマイモを掘りたくても掘れない農家さんが、小雨で決死の

覚悟で掘ってはみたものの、トラクターが畑に埋まっちゃって動けない、なんていう風景も

見受けられました。

 そして台風が来たことで、葉っぱは振り回され、葉先がすれて黒くなり、そこから枯れあ

がっていきました。塩害ということも言われていて、これを「葉っぱが泣いているというん

だよ」とある農家さんが教えてくれましたが、「私も泣いているんだよ」と苦笑交じりに話

していました。まだ小さな苗で生育中のものも台風被害で痛みが出たため、小松菜は1週間

ぐらいは出荷が休止になり、ホウレン草に関しては12月中旬まで出荷が出来ない、という被

害が出てしまいました。

 お客さんからは「ホウレン草は無いの?」と聞かれますが、出したくても出せないのです。

お客さんも大変でしょうが、それ以上に出荷をして初めて生計が立てられる農家が今回の被

害に一番泣いています。

 11月に入ってからはようやく天候は落ち着いていて、ほっと一息です。さあこれからは霜

が降りる前に遅れていた作業をやり切るため大忙し。特に、サツマイモや里芋などは霜が降

りる前に掘り上げなくてはいけませんし、生姜も冬が本格化する前に収穫を終えて室に入れ

なければなりません。かつてないほどの10月の悪天候という長いトンネルを抜けて、晴れ間

が続くと思われる11月。最後の冬仕事の時期です。

 

                  おかげさま農場・片岡弘充

 

強風による塩害が

(産地の声)vol.1316     <強風による塩害が>  2017.11.1 

 スズメバチの毒もなくなり?ほぼ正常だった時の足の姿になっています。晴れ間を見て畑を見回ったのですが、大根や人参の葉がずたずたに引き裂かれたり、所々水がたまったりしています。

 仲間と話したのですが、ここ10月の太陽の出ない天候で野菜が生育停滞を起こしています。雨続きと日照不足で地温が低下しているからです。やはり植物は何より太陽が必要です。光合成というポテンシャルエネルギーの元がなければ全てが始まりません。

 それに加え、過湿という酸素不足が根を傷めます。根に酸素が行き渡らず、ひどい場合は根が枯れます。ぎりぎりで生き抜いてきた野菜は力が元に返るまで時間がかかります。

 それに加え(後で分かったことですが)台風二十一号の強風が海水を運び塩害が出始めています。情報では、キャベツの産地である銚子では壊滅的な場所が出始めた、と言うのです。

 大雨も困りものですが、強風も困りものです。当地は太平洋から五十キロもあるのですが強風が海水を運んだようです。ほうれん草農家の仲間が「うちのほうれん草が葉さきが黒ずんでしまった!」というのです。

 当農場ばかりでなく千葉県か或いは海岸に近い産地は皆同じ被害を被っていることでしょう。これからの11.12月の野菜がまた不足気味になるだろう、と言う話で持ちきりです。

 根もの類は土の下になるものですから幾分の生育不足、収量低下はあるでしょうが何とか持ちそうですが、葉ものはいけません。葉っぱが売り物なのに葉が黒かったり黄色くなったりしたのでは商品になりません。

 こういう被害はすぐには分からないものです。徐々にその影響が表れてきますのでどの程度の被害がでるのか分からないのです。

 気温が上がって太陽がサンサンと照るようになればいくらか見通しが良くなるのですが、、、。

 台風一過の後の野菜達です。少々葉の痛みや見栄えが悪いところがあるやも知れませんが、ご理解をいただきたいと思います。(皆さんに提供する場合悪い部分は出来るだけ選別調整をしているのですが)

 あまりにひどい場合はお知らせください。  

                                       おかげさま農場・高柳功

 

スズメバチに刺されてしまった!

(産地の声)vol.1315  <スズメバチに刺されてしまった!>  2017.10.25

 この10月の天候不順には困り果てています。田んぼは刈り取りが終わっているので田耕などは後回しでもいいのですが、畑はいけません。これだけの雨続きですからたっぷりと含んだ土に含まれた水分は中々抜けません。仕事にならないのです。そんな雨の中で教室を計画してしまったので、畑の体験は出来ません。道に近い大豆畑の大豆を抜き、みんなで豆を摘み取り枝豆にして食べました。

 午後には計画していたことも出来なかったので座学と言うことにして農業や命のことについて語りました。その休憩中に雨で開いたイチジクでもご馳走しようと三脚をかけ昇ったはいいのですが、2段目に上がったところでチクリ!と足首に衝撃が走りました。

 見てみるとなんとスズメバチが私の足首に針を刺しているではないか!ジクーと刺し貫く感じです。こりゃまずい、と三脚を降りて見ると蜂は足を離れず針を刺しっぱなしです。しょうがないので手で摘まんで除きました。そしたら腹からちぎれた蜂の腸でしょう。白い腸がだらりと出てちぎれたのでした。

 家に入り連れあいに「とりあえずアンモニアだ!」と。連れあいは「じゃあキンカンね」という。足を見たらまだ蜂の尻半分が残り刺さったままです。靴下を脱ぎそれを抜いたのですが、蜂の王様はさすがというか尻先の針先はぴくぴくまだ動いています。その日は土曜日です。お医者さんは土曜日で休診日です。

 赤本を取り出し救急対策を見て、ヨモギや里芋の葉の汁をつけるといいというのですり鉢で擦ってガーゼをつけて養生。教室に参加しました。皆さん心配してくれ、終わりにしようといってくれましたが1時間ほど話して終わりにしました。

 刺されたときからじくじくと痛みがあったのですが、時間が経つほど痛みが増してきて足先がどんどん膨らみ始めてきました。連れあいがそれを見て「大丈夫よこの程度なら!3日くらいはしょうがないね、親戚の同輩は足先からモモまで晴れ上がったけど直ったのだから」という。が、2日目はさらに毒が回ったのか膝までぱんぱんに腫れ上がり、痛みも続きました。

 およそ三日何もせず療養に努めたら腫れが引き始めました。「ね!三日もすれば収まると言ったでしょ!」連れあいの冷たさというか、冷静さというか、娘も同調して「良かったね!」という。でもまだ腫れは残っています。

 とんだ災難でした。皆さんも気をつけましょう!

                     おかげさま農場・高柳功

 

食の相談会に

(産地の声)vol.1314     <食の相談会に>     2017.10.18

 食の相談会、と言う催しに参加してきました。幕張メッセの国際会議場を借りてのイベントです。県内の信用金庫協会が主催して地方の振興を図ろうという企画です。

 当農場はこれまで営業活動とかビジネスのための活動というものはあまりしてきませんでした。それでも、あの大震災以来、食の関心が放射能問題ですっかり変わり無農薬や有機農業の意味が薄れてきてしまった感を抱いていました。

 おかげさま農場を始めて早30年になりますが、化学物質の恐ろしさが自然環境に与える影響を考え、人間も自然生態系の一員であることから自然の摂理に背くことのないようにすること、そしてそうすることが何よりも人間のいのちの安全に繋がることだと標榜して来ました。

 それが、福島原発問題で放射能(=被爆)問題が大きくなり、無農薬栽培や有機栽培自然農の意味がどこかに行ってしまったかのような現象がでてしまったようです。

 何を食べればいいのかというより何を食べてはいけないか、と言う思考回路になってしまったようです。私達は残留農薬、残留放射能対策をしつつ対応してきましたが、日本人は化学物質より遙かに放射能問題の方に敏感でした。

 食べてはいけないものを避けることはもちろんですが、避けるための努力と必要なものを食べることの大切さを同時に考えないとはいけないのではないかと問いかけてきましたが、問題は複雑でした。自然食品店の営業が立ち行かなくなりあちこちで閉店が続いたのです。

 そんなこともあって新たな道を模索することもありか、と信用金庫さんのお誘いもあって参加したのでした。当方の関心を寄せてくれた方との話は、あるがままに当方のやってきたことや当農場の関心事を伝えました。

 良き出会いだったと思いました。すぐには取引ということではありませんでしたが、「無理をせず場合によっては2年3年をかけてよりよき関係を作っていきたい」と言う話で双方とも理解を深めた話し合いでした。

 早々条件が揃う訳がありません。農の世界は今欲しいといってもすぐに対応出来る訳ではありません。工業製品とは違うのです。今話していて出来るのは来年のことになるのです。農のサイクルは最低一年という時間を要します。

                   おかげさま農場・高柳功

 

秋の恵み!&ぼやき

(産地の声)vol.1313     <秋の恵み!&ぼやき>   2017.10.11

 野菜達も夏野菜が通り過ぎ、端境期が続いていましたが、秋冬野菜が順々に穫れ始めました。里芋やゴボウ、長ネギは9月から出ましたが、大根が登場し始めました。まもなくほうれん草や小カブなど葉野菜も登場します。少しづつですが、キャベツも出始めました。直売所のパートさんも「ようやく野菜がいっぱい出始め、お店の棚もいっぱいになってきてお客さんも喜んでますよ!」と言う。

 野菜ではありませんが、今年は柿が見事ななり方で豊作です。お茶受けに毎たび出して食べていたら「直売所で売ってください!」と言うので直売所にならべました。柿も渋柿と甘柿がありますが、我が家では6.7本の甘柿と3本のうみ柿があります。今年は鈴なりなのです。数百個は成ってるでしょう。

 私が子供の頃は誰でもよく食べた記憶がありますが最近の子供はあまり食べないようです。お菓子やチップスなどに慣らされているのでしょうか。自然のものの方がよほど体にいいし美味しいと思うのですが理解できません。

 たまには政治談義?。世の中は国会の解散風で騒然?としています。政治家は選挙の時に訴えること実際は大きく違ってくる、と言うのが私の認識です。善し悪しはともかく、かってお米は一粒たりとも輸入しない、と言っていたのにいつの間にか輸入が始まってしまいました。

 その後は雪崩のように輸入が始まり、地方の田んぼが荒れ作らせないでいるのに75万トンも義理で輸入しています。先日の新聞で、現在数万トンの輸出米を10万トン程度輸出できるように国を挙げて対策を取る、という記事を見て、何なんだ!と思ってしまいました。

 かって衆参両院で輸入はしない、させないという国会決議を全会一致で3度も決めたにもかかわらず、です。「国会というのは国の最高の議決機関だ、と教わっていたことはウソだったんだ!」と思い知らされました。

 TPP問題もそうで、我が家の黒板には前回の自民党にポスターが貼ってありますが、「TPP絶対反対、自民党はウソをつかない!」となっていますが、強行採決で議決してしまった。以来、政治家や政党はウソをつくものだ、選挙用語は信用しない方がいい、と思うようになってしまいました。

 誰に投票したらいいのか分かりません。-信用できるリーダーがいればいいのですが。

                      おかげさま農場・高柳功

 

よきご縁、よきお酒でした

(産地の声)vol.1312    <よきご縁、よきお酒でした>   2017.10.4

 10月4日付けで書いたことになっていますが、時間は12時を過ぎ今は0時45分。5日になってしまっています。今日(4日)は午前中に田んぼの地主さんに年貢?を配り注文の精米や袋詰めをしました。

 午後には大阪と愛知県のお客さんが来ておかげさま農場の話をして、会員農家の畑の見学です。「百聞は一見に如かず」、と言いますが現場ほど説得力のあるものはありません。

 で、茨城県にもお付き合いしている農家があり行くというので、一時お別れして夜に再び戻って夕食会です。連れあいの我が家料理です。鯖の味噌煮の鯖以外は我が家で採れたものばかりです。

 同時にお酒も私の酒米を使った自然酒を用意して始まったのですが、若手が二人加わったこともあったのでしょう。盛り上がってしまい6時半から12時半まで6時間の長丁場の宴会でした。

 渥美半島を拠点にした有機野菜を取り扱う皆さんです。お互いの思いを語り合い、何故そうなったのか、今日の出会いがどんなご縁があったのかなどお互いを理解するにはとても良い機会です。

 語ると言うことは語ることで自分の考えや思いを知ることでもあります。自分を語ることで自分の考えを整理し、自分を知ることにもなります。聞くことで、新しい発想、自分を越えた思いや考えを知ることにもなります。

 一生勉強です。

 そうしたご縁に感謝です。「来るものは拒まず去る者は追わず、」をモットーにしてきましたが、一期一会のご縁を大事にして生きてきたことは間違っていなかったかなあ、などと一人胸の内で思います。

 今は酔っ払っています。自分の酒ですが、これが飲み口が良くてアルコール度数が19.5度と高いので後で利いてきます。お互いを気遣い、お互いに学び合う気持ちが大切だと切に思います。そういう時間を持ってこそお互いの考えや心情も通づるようになり、より親密度が深まります。お酒は呼び水だ、と言いますがいいお酒でした。

 と言う訳で酔っ払いのたわごとのようになってしまったかと自分に心配するのですがこれでお終いです。皆様も良きご縁に恵まれますよう!

-現在1時37分、すぐ寝ます。-            おかげさま農場・高柳功

 

ホンモノ?

(産地の声)vol.1311     <ホンモノ?>      2017.9.27

 今日でコンバインの稲刈りが終わりました。遅いモチ米も明日は雨模様なので刈ってしまおう!と言うことで一区切りです。

 研修生のマリ子さんと新規就農の石橋君が手伝ってくれてました。紙マルチで防草対策をしているのですがけっこうな雑草が出ています。何という草か知りませんが、稲より背が高くなって木のように育ちます。これが刈り取りの邪魔をするのです。先週も書きましたが、グローバル化の影響か?新種の草です。

 グローバル化と言うことは、世界中の植物も動物も害虫も微生物も一緒に輸入されると言うことです。防疫体制はありますが、年間数千万トンという動植物が輸入されるものを全て検査するというのは不可能なことです。

 それに加えて地球温暖化というので生き物には格好の繁殖場となる日本。どうなることやら。経済成長ばかり考えて、覇権ばかり考えていたら足下にうじゃうじゃと害虫や病原菌がまとわりついていた、などと言うことがないように願いたいものです。

 で仕事が終わって皆で食事会をしました。実りの秋です。甘柿が熟してきたので皮を剥いて食べましたが、美味しい!。そこへ避難の鶴見さんが「獲れたから持ってきた!」と立派なシメジを持ってきてくれました。

 菌床栽培ではなく原木でできたものです。「天ぷらが美味しいよ!」と言うので、お返しに私の菜種油を差し上げました。今の時代は昔ながらのもの=ホンモノが少ないのですが、原木で育ったシメジを手つくりの菜種油で食べるのもおつなものです。

 さらにイチジクが熟しそして庭先の栗を煮て食べて、秋の稔りのオンパレードです。栗を食べているところに直売所のパートさんが。「この栗美味しい!」と。私達はちょうど食事を済ましたあとなので連れあいがおにぎりを。「わーこんなに美味しいおにぎりなんて!」感動!して食べてました。

 石橋君は大学で醸造学を学び、マリ子さんは栄養学を学んだ管理栄養士さんです。「大学では昔ながらの食べ物や自然に作られたホンモノのことは学ばなかった。」「ホンモノとは何なのか難しい所だけど、本来どういうものだったのか知らないできてしまったのよ」そんな話で盛り上がってしまいました。

 “食べて知るホンモノの味!”田舎は豊かだな。自然も稔りも、と。

                   おかげさま農場・高柳功

毛虫が大発生!

産地の声)vol.1310     <毛虫が大発生!>      2017.9.20

 稲刈りもモチ米の刈り取りを残して一段落です。モチ米は天皇陛下も田植えするマンゲツモチという品種ですが、これが晩成種で刈り取りが遅くなるのです。 稲刈りに夢中になっていて気がつかなかったのですが、家の周りの木々が虫に襲われ葉が食い尽くされていました。道路際の桜が毛虫にやられていることは気がついていましたが、改めて眺めてみると無残にも葉が一枚もなく枝だけの木になっています。

 それだけ見ると桜の木だとは思えないほどです。でとなりの松の木がこれがきれいに枯れているではありませんか。2本の松の木がきれいに枯れ上がってしまいました。またその近くになるサルスベリの木は葉はあるのですが、葉が黒ずみなにやらおかしい。よく見ると虫にやられ変色の様子です。

 TVでヒアリの害が報道されたり、毒蜘蛛やスズメバチなどの外来種の害虫が日本に侵入が心配されています。実際私達の身の回りにはここ数十年来で相当の外来種が紛れ込んでいます。

 都会にいると自然が少ないので実感しないのでしょうが、私達農村に住む者は日本が高度成長し始めた頃からその変化にであっています。生き物は自然豊かなところに現れます。新種の害虫がトマトや大根にレタスにと出現しています。

 害虫だけでなくハクビシンなどの害獣も手に負えません。植物も見たことのない雑草が現れています。セイダカアワダチソウは有名ですが毒素を持っているため他の草が絶えてしまうという旺盛な繁殖力を持ています。日本という雨の多いかつ温暖な気候は動植物にとって快適な環境となってしまうのでしょう。

 世間は直接人間に害が及ばないと無関心なのかも知れません。日本の自然環境=生態系が狂ってしまわないか心配です。

 今日は、食と命の教室に参加したカオリさんが お手伝いにきました。人参の草取りです。我が家の畑は雑草の種が豊富なので、人参の発芽同時に雑草の種が一斉にでます。で、となりの大根畑も同じく、なのです。

 おかげさまで人参畑は一通り取り終わり、次は大根の畑です。しゃがんでする仕事なので体がきついのですが、1週間に一度きています。「畑にきたいと言うけれど、何でですか?」と聞いたら、「何というか畑に来るとなんとなくリフレッシュできるんです!」と。私達には分からない何かを感じるのでしょうか。「また来ますのでよろしく」と言って跳ねだし野菜を持って帰りました。

                    おかげさま農場・高柳功

 

ゴマの刈り取り

(産地の声)vol.1309     <ゴマの刈り取り>      2017.9.13

 ここのところ田んぼ仕事ばっかりでした。今日も稲刈りを予定してたのですが、ゴマの畑が大変なのでした。ゴマは、下から順番に花が咲き始めます。よって実がいりはじめるのは下から順番と言うことになります。

 で、ゴマが稔ると殻がはじけます。はじけ始まったらその時が刈り取りの時期なのです。そのまま置いておいたら大変なことになります。畑ではじけてしまうのです。小さなゴマの実は拾うことが出来ません。

 2.3日前は大丈夫と思っていたのが、ゴマも木の中段まではじけ始まっているではありませんか。急遽稲刈りを中断し、ゴマの刈り取りをしました。そっと茎を持ちゴマが落ちないようにブルーシートを脇に置いて束にします。

 それをトラックで運んでハウスに立てかけるのです。それもそっとしないとこぼれてしまうので気を遣いました。

 以前にも書きましたが、国内で出回っているゴマは99%が輸入品です。統計によれば自給率は0.1%と言うことです。インドなどのアジアやアフリカなどそこで働く農業者の手取りは3ドルから5ドル(日給)程度だと聞きます。お安く食べられるのはそうした低所得の皆さんのおかげのようです。

 やってみると大変な作業です。何が大変かというと刈り取りの時機を失してはいけないので他の仕事とかぶってもやらねばなりません。そして刈り取り収穫後がこれまた手間がかかるのです。

 ハウスで枯れるまでおいてその後はたいてゴマを集めます。そしてフルイにかけてるのですが、一度はゴマが落ちる程度のフルイで大きなゴミを取り除きます。次にゴマより小さなゴミ(砂や埃の類い)が落ちるフルイを使って小さなゴミを取り除きます。次に、唐箕で風選します。これが3度以上やってようやく皆さんがお目にかかるゴマになります。

 さらに洗いゴマということになると、水洗いをしてきれいにします。これも時間をおかずにしないと水分を含んでしまうので気を遣います。それでいて収量はなかなか上がらないのです。

 そんなことで今日はゴマの収穫に追われた日でした。落ち穂拾いならぬシートに落ちた実が2.3kありました。ごまを炒りお醤油と鰹節を使ってごまのふりかけ風のおかずにします。中々美味しいですよ。一度は宅配セットに入れてもいいかも知れません。少しづつですがご期待ください。

                    おかげさま農場・高柳功

 

いろいろあります

(産地の声)vol.1308     <いろいろあります>      2017.9.7

 稲刈り続きです。相変わらず雑草退治をしつつ(=3人の応援隊が刈り取りすコンバイン

の前に回りながら)の刈り取りです。おかげでコンバインも順調に仕事をこなし籾になっ

てゆきます。

 気が急いている毎日ですが、いろいろなことが起こるものです。先週は出荷作業をして

くれているパートさんが熱中症まがいで倒れ入院になってしまい、救急車を呼ぶことにな

り、急遽付き添いで日赤病院へいくことに。

 稲刈りより人間の方が大切ですから、稲刈りだからと言う訳にはいきません。そしたら

次に、運転手さんが体調を崩し出勤できないことに。そこでまたもや稲刈りを中断し運転

手をすることに。

 県内の5カ所を回るのですが、初めての所もありナビを取り付けての運転です。危ない

ので連れあいを助手にして行ったのですが、案の定ナビが途中で変な案内をし出し迷う事

になってしまいました。で何とか家に帰り着いたのが夜の8時過ぎになってしまいました。

 4トントラックなので狭い道はおっかないです。草むらやたんぼ道に出たりして、助手

の連れあいに怒鳴り散らかしながらの運転は健康に良くないですね。あとで反省しきりで

す。

 そんなことが続いているので、中々予定通りに進みません。今日もお昼時にお客さんが

来たのですが、案内の片岡君が「ちょっと不味かったですか?!」と。「うん、まずいな

あ!」とつい言ってしまったのです。

 午前中籾すり作業をして、午後の稲刈りに、さあでかようと言うときだったのです。で

も約束してたことを思い出し「お茶しながら話しましょう!」となり、1時間以上も。話

し始めたら止まらなくなってしまい、30分くらいと思っていたのが長引いてしまったの

でした。

 野菜達は夏野菜の終わりに近づき、品薄のものがでています。天候が不順なせいもあり

ますが、季節の変わり目でもあります。秋野菜の里芋やゴボウ、長ネギなどがで始めてい

ます。生落花生も出始め、ゆで落花も美味しいです。ミニトマトは、石橋君のがなり始め

ています。サツマイモも出始めます。

 馬肥ゆる秋と言いますが、1年に1回しか取れないものは大体が秋に稔りを迎えます。

草ばかり食べていたのが、穀物という栄養豊かな稔りを食べることが出来る肥ゆる秋、と

言うことになるんでしょうね。

                     おかげさま農場・高柳功

 

稲刈りです

(産地の声)vol.1307     <稲刈りです>      2017.8.30

 稲刈りが始まりました。今年の稲刈りは、草退治から始まりました。昔は田んぼの草と言えばヒエが一番の雑草でしたが、最近は違います。

 やさやさした草なのですが、これが木のような成長をして稲より背が高く生長してしまうのです。小さいうちは柔らかくしょうもない感じなのですが刈り取り時期になると幹が木になり刈り取りの邪魔をするようになるのです。

 ウーハーのチェコから来たヤナ女史、シンガポールから来たセバスチャン男子学生、それと研修生の万里子ちゃんが鎌を持ち、慣れない田んぼで大奮闘です。 稲をよけて草を刈るのですが、稲よりも背が高いだけでなく枝も張るような木!になっているので、稲株から引き出すだけでも難儀します。いい加減もう終わらないか、と思いつつやっているのでしょう。

 それでも性格が明るいので気が楽です。一服のお茶の時間には冷蔵庫で冷やしたスイカです。冷えたスイカは美味しい!汗だくになりながらですからみんなよく食べます。7月下旬から食べ始めたスイカですが、毎日欠かさず食べてますが暑い夏にはみずみずしくて適度の甘さが最高です。

 稲刈りには一連の機械を使います。コンバイン、乾燥機、モミを運ぶ、籾すり機、石取り機、選別計量器、そして作業場の掃除と3日間かけて終えたので、今日は稲刈り初日でした。

 お昼に傘マークの予報があったので心配でしたが、一時雨で刈り取りには支障ない程度だったので予定通り刈り取りが出来ました。

 稲は立派なもんだと思います。一茎に80から100粒のお米がなりますが、3枚の葉っぱで約35日~40日かけて光合成をしてお米にしてしまいます。一日も休まず太陽のエネルギーを蓄えて努めを果たすのです。

 雑草取りは3日も4日もかけたのですが、コンバインでの刈り取りは3時間で終了です。乾燥機に入れ今は石油バーナーで火を入れ乾燥中です。翌日には籾すりしてお米になります。

 お米さん、そして太陽と大地に感謝して一日を終えました。夕方みんなでまたスイカを食べ懇談して疲れを癒やしました。これからは新米です!

                      おかげさま農場・高柳功

 

自然とふれあい学ぶこと

(産地の声)vol.1306     <自然とふれあい学ぶこと>     2017.8.24

 おかげさま農場の片岡です。今年の夏はジメジメと梅雨のような日が続いてきましたが、ここに来て最後の力を振り絞るように夏真っ盛り、という感じです。 さて、この前の日曜日は高柳場長と毎月開催している「食と命の教室」でした。今月は稲刈りの準備の一環で、無農薬田んぼに生えた草をみんなで刈り取りました。田んぼには色々な生き物がいます。特に目に見える地表部分であれば、トンボが飛んでいたりイナゴの群れがいたり、クモの巣が張ってあったり。命というのはみんなで共生しているんだということが良く分かります。

 そんな田んぼ作業の後、参加者の1人のAさんが「クモの巣って何のためにあるんですかね?」という質問をしてきました。最初、何を聞いてこられたのかわからなかったのですが、「クモはクモの巣で虫を捕まえて食べますよね、そのことですか?」と答えると「えっ、クモって巣で虫を捕まえて食べるんですか!」とびっくりされたのです。その反応に私もちょっとびっくりしてしまいました。 Aさんはクモやカマキリが虫を捕まえて食べることを知らなかったと言います。純粋な方で、新しい事を次々と吸収し学んでいく意欲が旺盛で、些細なことにも感動をされているので、私もその様子を見て、当たり前のことかもしれないけど、改めて自然の中で生きている私達も含めた生き物のことに思いを巡らしました。

 Aさんにも説明したのですが、自然界は本当に良く出来ています。春が近づくと芽吹きが始まり、草や葉っぱが出てきます。すると葉っぱを食べる芋虫やバッタなどが卵からかえってむしゃむしゃと葉っぱを食べ始めます。そして花が咲く頃にチョウチョなどが飛び交い始め、そういった虫がいっぱいになる頃、捕食クモやカマキリの卵が孵るのです。次々と順番に命がバトンタッチされるように生き物が出てくるのです。そのことに毎年「自然って凄いな~」と思います。

 見事としか言いようのない生態系や自然の循環に触れていると、人間も自然の中の一つであることに改めて気づきます。そう思えば、地球の裏側から安いからといって食べ物を取り寄せたり、夏に冬の野菜を食べるといったことは不自然だし、肩肘を張らずとも旬のものを食べて生きる生活こそが自然だと当たり前に思えるんじゃないのかな、と思う今日この頃です。

                      おかげさま農場・片岡弘充

 

異常気象の中で

(産地の声)vol.1304     <異常気象の中で>       2017.8.16

 それにしても何というお天気でしょう。TVでも連日報道されているようですが、太陽が出てきません。東京では8月に入って連続の雨が降っていると言います。(ここ成田市は東京ほどではありませんでしたが。)

 余りにも日照時間が少なく、農作物の品不足が懸念されています。今日の報道では平均気温が1度下がるとその被害額は300億円になるという試算もあるようです。

 7月までの天候からすると空梅雨で気温も高く推移していたので、稲も1週間程度進んでいる感じでしたが、今では降雨と日照不足で成熟に時間がかかり、刈り取りが遅れるのではないかと懸念されます。

 何より田んぼがぬかるんで田んぼが乾く暇がなく刈り取りに支障がでることが心配です。昨年のお盆明けからの天候は台風と降雨で刈り取りが大幅に遅れ、場所によっては刈り取りを断念したほどだったので、今年も昨年の二の舞になるのではないか、と気が気でありません。

 そんなせいかどうか分かりませんが、我が家のミニトマトは急に取れなくなり、一気に終わりそうです。次の石橋君につなぎたいのですが、石橋君いわく「なんか今年は遅れててまだ赤くならない!」と。

 ミニトマトの出荷が一時止まりそうです。1.2週間お休みするしかなさそうです。夏野菜は暑さの中で育ちます。日照不足と低温では如何ともしようがありません。

 TVと言うのは消費者に側からしか報道しないのか、と思うときがあります。品不足だから値段が高くなる、消費者は困ると言う声の方が強い気がします。ひがみかも知れませんが、生産者にとっては死活問題なのに、と思うのですが。

 一方この雨で、当農場の一番人気である人参には恵まれた天候です。吹けば飛ぶような人参の種は、軽く小さいので土に水分が不足すると芽がでないのです。

 今年はいいあんばいに雨があって種まきして、大降りの雨でなくちょうど良い感じの雨降り加減なので、どの畑も一斉に芽が出そろい一安心です。

 このまま順調に育って欲しいのですが、天の動きは分かりません。台風も心配です。各地で豪雨になっていることを思うと、ここ成田でもいつ何時災害に見舞われないとも限りません。異常気象が収まりますように!(各地で)

                    おかげさま農場・高柳功

 

立秋です

(産地の声)vol.1304     <立秋です>          2017.8.9

 夏野菜は果菜類が主流です。トウモロコシ、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、スイカに加え近年はオクラやゴーヤなどを作るようになりました。こうした果菜類は体を熱くなっている体を冷やしてくれる野菜です。

 しかもこの暑い夏でも元気に育つ生命力を持っています。ほうれん草や小松菜は本来冬の野菜です。夏のほうれん草は30日もかからず育ってしまいます。しかも気候に合いませんので、病気が出やすく消毒をしないと出来ません。栄養価も半分以下だと聞きます。

 旬を食べると言うことは、人間もその旬を生きているのですから相性が良く詩旬に合わせた体つくり=生命力が養われるのだと思うのです。

 今年もスイカが豊作で、汗を流しながら冷蔵庫で冷えたスイカを食べるのは最高です。午前のお茶に1個、午後のお茶に1個、お客さんがきても1個と毎日食べ続けています。アメリカから来たトロイというウーハーさんは「旨い!旨い!」と言い続けていました。

 ともあれ夏は夏野菜を食べて欲しいと思います。今日も未来塾の若者7人ほどきましたが、帰りがけに跳ね出しのナスやトマトをあげたら「ナスの揚げ出しや漬け物、味噌汁でもいいし、ナスは最高ですね!」「ヘタな栄養補助剤よりよほど体にいいよね!」 全くその通り。夏には夏野菜で元気に過ごしてください。

 暦は、7日が立秋で早くも秋になったと告げています。台風5号が南西諸島方本州を抜け新潟秋田へと向かっています。各地で豪雨が心配なほどなのにここ千葉は雨が少なく少しは雨が欲しいところですが中々降りません。

 かって異常気象を言い続けていた時期がありましたが、最近の異常気象は一段とレベルが上がってきています。台風は西から東へと移動するものだったのが、昨年あたりから東から西へ移動するという。過去になかった大変動です。

 今年の天候は高温が続き稲も例年より1週間ほど生育が早まっている感じがします。温暖化の影響もあるのでしょうか。夏野菜を早めに切り上げて、稲刈りの準備を急いだ方が良いのかも知れません。

 人参の種まきが始まりました。ブロッコリーやキャベツの種まきも始まります。立秋を迎えると言うことは秋冬野菜の準備が始まる季節なのです。

                     おかげさま農場・高柳功

 

お盆です

(産地の声)vol.1303     <お盆です>          2017.8.2

 当地方では今月がお盆月です。昨年父が他界し今年は新盆になります。長い伝統で8月1日には盆飾りをしてお盆を迎えます。昨日の1日にはむらの親類が新盆お見舞いにきてくれました。

 ですが、お願いしてあるJA葬祭の都合で5日が飾り付けの日になってしまい仏壇にお参りということになってしまいました。お盆飾りは、畑で取れたカボチャやスイカ、キュウリなどをお供えします。

 かっての日本の家には、ほとんどと言っていいほど神棚と仏壇がありました。神や仏というのは人間が考え出した偶像というとらえ方をする人もいますが、自然に対する畏敬の念や恵みに感謝する人としての有り様を求めてきた想いがその形になったのではないか、と思うのです。

 考えてみれば人間は、その生存のもと全てを大地自然、地球から戴いています。私達の食べるものは全て自然の恵みです。自然の恵みを戴くことによって私達の命があるし、先祖から代々続いて現在の自分があるのですから。

 今の時代、個人主義が発達しそして自由という考えが蔓延してきましたが、それが際限のない形で現れ始めていると言ってもいいではないかと思える現象が出ています。(考えすぎかも知れませんが)最近の殺人事件ではないけれど<誰でも良かった!>と言う人間が現れ始めたからです。

 お盆は、単に先祖供養だけでなく、命に対する敬虔なる想いと命が永遠なることを願い祈る行事ではないかと思うのです。

 思うことは誰にでも出来ますが、それでは分かりません。伝わりません。思いを形にして、行為を通して始めて分かり伝わるものではないか、と思います。

 そんなことで、我が家は伝統的にお盆を迎えます。カボチャ、きゅうり、ナス、など畑で取れたものをまず仏様や先祖にお供えして感謝の心を捧げるのです。

 2014年ミッドタウンでコメ展を開催されましたが、その時主催者に何故やるのか聞きましたら、『今日本の伝統文化が 消えようとしている。そこで数千年というお付き合いをしてきたお米をテーマにしたい』と言うことでした。

 今、日本の伝統文化が消えようとしていることに危惧する人が増えてきたように思います。明治維新で西洋の物まね、戦後は米国の模倣で、でいいのでしょうか。日本語を満足に覚えようとせずに英語ブームでいいんでしょうか。

                        おかげさま農場・高柳功

夏の畑

(産地の声)vol.1302    <夏の畑>   2017.7.27

 こんにちは、おかげさま農場の片岡です。暑い日が続きますね。夏は日が早いので農家の朝は早いです。人にもよりますが5時過ぎから仕事を始めて8時頃にはもう1仕事を終えて帰宅して朝ご飯、という人もいます。私もたまに5時過ぎに家を出て畑に向かいますが、この辺りは山間部なので、たまに朝靄が周辺に立ちこめて何とも美しいのです。

 畑も同様で、朝露で作物が濡れていて、真っ白になった葉っぱも不思議でとてもきれいです。そして畑仕事をしていると、突如辺りが薄い黄色い光に包まれます。東の方からお日様が顔を出して畑に光が降りてくるんですね。7時を過ぎると日の光を感じ、8時には日の熱さを肌に感じます。1仕事終えて8時というのはなかなか気持ちの良いものですよ。また10m先にはキジが歩いていたり、空の上からはヒバリのさえずりが聞こえてきたり。

 そしてそんなところで仕事をしていると、通りがかりの農家さんが「頑張っているから」と言って、冷えた大玉トマトを一袋くれたり。夏の畑は朝が一番です。

 そんな夏の畑は10時を過ぎるともう暑くて大変です。その暑さを利用して行うのが、太陽熱消毒です。

太陽熱消毒というのは、透明なビニールマルチで畑を覆うことで、畑を蒸して病害虫や雑草の種をやっつける方法です。農薬を使うのではなく、自然のエネルギーを活用したちょとした技術で、多くの農家が今の時期にやっています。これを行うと、秋の作付けがとてもやりやすくなるのです。

 まず、雑草がほとんど出なくなります。また、太陽熱消毒をする際には、肥料などを撒いてからやるので、肥料が水溶化して隅々まで行き渡り、作物が肥料分を気持ち良く吸える状態になります。というのも、夏の畑は常に水が蒸発しているので、透明ビニールを張ると、すぐに水蒸気で曇り水滴がつき始めます。地面の上の方に水分が集まるわけですが、夜になると温度が下がるのでその水分が冷えて今度は地面の下の方に浸透していきます。昼と夜、これを繰り返すことで、有機物の肥料分が溶けて畑に広がっていくわけです。

 夏が暑いのは当たり前ですので、働く時間をこちらが変え、またその熱も活用して作付が上手に出来るようにするのも、人間の知恵ですよね。

 

                         おかげさま農場・片岡

 

稲穂の花が咲き始めた!

(産地の声)vol.1300     <稲穂の花が咲き始めた!>   2017.7.19

 稲穂の花が咲き始めました。今年は雨が少なく日射量も多かったのか例年より1週間は早い出穂です。今頃でたら8月には刈り取りとなってしまいます。

 開花中は水の供給が大切なので、慌てて水回りをしています。昨年の秋には雨が多く田んぼがぬかるみ難儀しましたので,今年はそんなことがないようにと中干しをきっちりして,田面が割れるほど干したのです。

 そんな田んぼに水を入れるのですが乾ききった田んぼに水を湛えるのはけっこうな時間と水量がかかります。連れあいなど「水は入れてるけど先には水が回ってないよ!何とかしないと!」などと叫んでいます。

 畑はホコリの立つほどカラカラに乾いています。新規就農者の石橋君のジャガ芋掘りをしたのですが、終えたら顔が汗まみれのホコリだらけで真っ黒になって皆で大笑いでした。

 今日はカボチャの収穫をしたのですが,乾燥で木はうどんこ病だらけで土に触れた部分が腐り始めているのがけっこうありました。木が弱り実を守り切れなかったとも言えます。木も元気であれば生命力も強く中々傷まないものなのですが今年の天候はひどい。

 日本列島を九州から東北まで集中豪雨が襲っているというのにこの千葉県には雨がきません。

 最初のキュウリもこの暑さで木が上がってしまいました。露地栽培のナスやゴーヤなども干ばつ気味の気候でやっと生きているという感じです。それでいてできた物は力がないのか、傷みやすい感じです。時々、キュウリがカビていた!とかモロヘイヤが黒くなってしまった。ナスが茶色の変色してた。と言ったクレームが届いています。この暑さの中、管理不足もあります。気をつけているつもりですが、その気が抜けてしまう時があるようです。反省!

 一方で、自家用として作った小玉スイカとキンコウ瓜が熟し始めています。ウーハーや新人のマリ子ちゃんそして家族みんなで畑から取ってきて冷蔵庫で冷やして食べ始めました。

 これが美味しい!午前と午後のお茶タイムに1個づつ食べています。よく冷えたみずみずしさと適度な甘さが加わり、旬のスイカの美味しさを毎日味わっています。来られる方はおいでください!冷えたスイカをご馳走しますよ。

                                       おかげさま農場・高柳功

 

病気、虫、雑草が外からやってくる

(産地の声)vol.1300 <病気、虫、雑草が外からやってくる>  2017.7.12

 ここのところ南米産の毒を持ったアリ=ヒアリが各地で発見されたことが何度も報道されています。一般市民は気をつけようにも気をつけることが難しい。相手は小さく,かついつどこに出現するのか分かりません。

 昨日だったか果樹農家に新種のカミキリムシがが発生して,収穫皆無になって,これからどうしていいか分からない。これではもう栽培できない。と言ったコメントがされていました。

 全く困ったものです。グローバル化というのは、世界中からものが集まることだとも言えます。

 高度経済成長時代から現在まで、ここ数十年という時間の中で思うことは、これが当然の結果であり、ますますそんなことが起こり続けるだろう,と。

 なぜならばその影響を直に受け続けてきたからです。都市に住む人は余り分からないかも知れませんが、農の営みの中で、新種の病気の発生、見たこともない虫が発生、この国になかった雑草も増えています。と言うよりそれが恒常化してきていて、ヒアリやカミキリムシもその流れだよな、としか思えません。

 ガットからWTO,そしてTPP,FTAなどと横文字を並べて国際化が金科玉条のようにまかり通ってきた歴史は一方で自然の生態系を変え、農薬と呼ぶ化学処理に頼った対策で押さえ込んできた、とされていますがそれで問題は解決するのだろうか、と危惧を抱きます。

 地球環境の違いによってそれぞれの地域生態系が営まれてきたはずなのですが、経済成長、経済主義優先の社会を目指すことによって生ずるリスクや変化に対する対応や対策はほとんど顧みないできてしまった感があります。

 グローバル化と言うことは、世界中の物資の移動とも言えます。そして厖大な物資の影に紛れ込んで病気、害虫、雑草が進入し続けています。地球レベルの種の移動が何を起こすか、それぞれの自然生態系にとって変化、対応の出来ない事態が進行中、のように思えます。

 私は今日本ミツバチを増やそうと養蜂箱を設置しています。中々居着いてくれませんが、この地域に見合った生態系の維持が必要なのでは,との想いからです。

 連日の暑さの中、ナスやキュウリ、トマトなど夏野菜が育っていますが,そろそろ雨が欲しいところです。九州の雨がこちらに来るといいのですが、、、。

                        おかげさま農場・高柳功

 

未曾有の豪雨に

(産地の声)vol.1299     <未曾有の豪雨に>     2017.7.5

 西日本では,かって経験したことのない豪雨に見舞われています。気象庁がわざわざ会見しなければならない程の集中豪雨が昨日今日と断続的に続いています。こんな時に大地震などあったらどうなるでしょう。考えただけでも恐ろしくなります。

 おっかない順に地震雷火事親父と言われてきましたが、地震に次いで火山活動そして天候異変の気象災害を加えなければならない時代に突入したのではないかと思います。

 天変地変は人間の力量を越えます。人間の命も大切ですが,私は私たち人間を取り巻く自然環境=田んぼや畑そして山林などがどうなってしまうのか,気になります。自然からの恵みで生きている人間が大自然の脅威ばかり目を向けていますが、自然をないがしろにしてきたツケが回ってきたのではないか,などと思ったりもするのです。

 自然に対する畏敬の念を忘れ、人間本位の考えからしか物事を考えず,利用するだけ利用して経済効果という価値観が優先されてあとは知らんぷり、と言う風に見えて仕方ありません。

 世界中の学者が、そして近年は世界中の国のリーダーが集まって真剣に地球温暖化対策をしなければならないとリオ会議から始まりパリ協定まで結んだと思ったら一番のCO2排出国が脱退する,というのは何なんでしょう。

 地球温暖化は人間の経済行為、科学主義の結果です。温暖化は単に気温が高くなると言うのではなく、干ばつと洪水というかって経験したことのない地球規模の気象災害になると予報されているにもかかわらず、いざその時になって見ればなすすべもない,と言う現状です。

 エネルギーを使いすぎず便利さもほどほどにして、地球の優しさに感謝して生きることへの方向づけをしてほしいと願うばかりです。

 宮沢賢治の詩にあるように、・・・欲はなく決して怒らず・・・一日に玄米4合と味噌汁と少しの野菜を食べ あらゆることを自分を勘定に入れずに・・・を思い出します。理想ですが、感動します。も少し人間は謙虚に(自然や地球環境に対し)生きることも必要なのでは,と思うのです。

 中々実践できませんが・・・・。

                   おかげさま農場・高柳功

 

干ばつの影響

(産地の声)vol.1298     <干ばつの影響>     2017.6.28

 今年は、夏野菜の生育が遅れています。今日久しぶりに出会った新規就農の娘さんが「お父さん!今年はナスやピーマンなどが遅れて、葉ものの空心菜なども生育がいまいちで何でだろう?」と聞くのです。

 「5月6月に雨が降らず、干ばつ気味の天候だったため土ホコリが立つほどの状態だったので、こちらも同じでどこでもそうだよ。」と話したのです。

 夏野菜は水分を必要とします。水不足でやもってしまった感じです。ここのところ雨が降り、土も適当な湿り気を持つようになり、ようやく元気が出てきたかな、と言うところです。

 それでもいったん傷んだ根や木が復活するには時間がかかります。一気に例年の状態に戻るということはないでしょう。徐々にその持っている生命力を発揮して欲しいと思っています。

 灌水設備のある畑はいいのですが、露地栽培というコントロールの利かない自然の成り行きに任せるしかない圃場ではやりようがありません。

 過去の歴史の中でも、干ばつで不作になり餓死者が出たり栄養失調という状態が出たことを思うと,まだマシな世の中です。

 今、日本の農産物自給割合は3割位で、7割は世界中からの輸入に頼って日本人の食が維持されています。今世界各地で 温暖化のせいで高温が続きヨーロッパやアメリカなどで森林火災が出ているとの報道がありました。

 と言うことは農地にもその影響が来ることは避けられないでしょう。日本が輸入する地域で干ばつや洪水など自然災害があったら日本人の食が危うくなることが想像されます。世間を見てて多くの日本人は気にかけていないような気がします。いったんことが起こったらどうするのでしょう。

 私は心配性ですから自分のことは自分で始末できるよう、必要なお米や野菜は確保するようにしています。農家だから出来ることかも知れませんが、スーパーやコンビニに行かなくとも、社会から隔絶されたとしても生活できるように心がけています。

 話は広がりすぎていますが、地震や火山など避けられないこともありますが、直撃でない限りなんとか生き延びる方策を立てておきたいと思うのです。

 少しづつ収穫し始めたナスは美味しいです。連れあいが炒めたり,味付けしたナスはバリエーション豊富で美味しいです。      by高柳功

 

長寿の村

 (産地の声)vol.1297     <長寿の村>     2017.6.22

 おかげさま農場の片岡です。先日、高柳場長から良く聞く、かつての長寿村「棡原村

(ゆずりはらむら)」についてまとめた、今や絶版になった本を県立図書館から取り寄

せて読んでみました。

 棡原村というのは、かつて「長寿村」として日本中にその名をとどろかせた村でした。

「村でした」と書いたのは、実は、その長寿村も、戦後、国道が出来、物流が走り、地元

でとれる食べ物以外の肉や油やインスタント食品が入ってきたり、出稼ぎに行くことで現

金収入で食べ物を買えるようになり、食べものが大きく変わりました。その結果、戦前に

育ったご年配の方は長命で、戦前戦後に生まれたその子供たちが40~60代で早死にするよ

うになったのです。

 それまでは、白米を食べるのは正月やハレの日ぐらい。麦を中心にヒエ・あわ・きびな

どの雑穀と芋類、豆類が主食で腹八分目。里芋は1日に1回は食べるのが普通。食物繊維豊

富なこんにゃく、ジャガイモ、サツマイモなども食べ、冬菜という冬も育つ青菜を年中食

べていました。おっぱいははちきれんばかりに出て、毎日平均4リットルはでたそうで、子

どもは8人、9人が当たり前。ある外国人が「都市部にはもはや日本人という民族はいない。

しかし、ここで初めて本来の民族としての日本人を見た」というほど、低身長で骨太で重

労働にも耐え、他の長寿村の長老より生物学的にさらに20年は若いという長命な村人が住

んでいました。

 棡原村の昭和元年から昭和60年までの60年間の過去の約3000にのぼる死亡診断書や食生

活などを調べ上げた結果、昭和20年までは「うつる病気」だったのが、昭和20年以降は食

べ物などによる「つくられる病気」で死んでいく人が急増したのが判明しました。自給食

から購入食へと変わり、肉・油が増え、野菜や穀物が激減し、そして150㎝以下の平均身長

の大人の中に、小学生にして生理がきたり中学生で170㎝を超える子供が出て来た。そうい

った「早熟」の子どもたちは貧弱で、骨も弱く、早死にしていったそうです。

 生物学的に「早熟→老化→早死」という流れがあるといいます。子供の頃の過剰栄養摂

取、特にタンパク質摂取がアメリカからどんどん推奨され、当時の新聞では「雑穀や米を

食ったら馬鹿になる。パンと肉を食え」と言われていた時代です。どんどん食べ物が西洋

化し、早熟の子どもが増え、昔の日本人らしい成長とは著しく違った成長をする子供が増

増えていった。「食は命」であり「食は民族である」という言葉を噛みしめたくなるほど

沢山のことが書いてある本でした。

                        おかげさま農場・片岡弘充

 

雨乞いしてください

(産地の声)vol.1296     <雨乞いしてください>     2017.6.15

 新規就農の石橋君が朝来て「このナスを見てください!何故か黄色くなってしまったんです。」と。「病気のようですがどうしたらいいんでしょう?!」引き抜いてきたナスは下葉が黄色くなりいかにも生育が思わしくない姿です。

 さっそく「畑に行こう」と見にいったら干ばつ状態で土は乾きっぱなしです。石橋君は、何かの病気かと心配していましたが、干ばつ=水分不足がなりよりの原因です。

 「特にわるいところだけでもいいから、水を運んで水かけして見るしかないと思う」と答えたのですが、おかげで中旬出荷予定のナスは当分先になりそうです。

 我が家のナスもそうです。干ばつ気味でアブラムシが取り付いています。キュウリやスイカもアブラムシが発生しています。乾燥するとアブラムシがつきやすくなります。アブラムシが取り付くと葉裏につくのですが、葉が丸まって縮れてしまいます。

 この干ばつ気味の気候のおかげで夏野菜だけでなく、ジャガ芋や人参も生育がよくありません。ジャガ芋はあと2週間は木が元気でいて欲しかったのですが、葉が黄色くなり枯れ始めています。

 試し堀りして見るとマルチングの下のジャガ芋はきれいですが土はからからに乾いてさらさらです。そして小さいのです。人参も同じく水分不足で生育が進まず、予定通りで出荷を始めたのですが小さくて、このままでは予定出荷量が間に合わなくなりそうだ、と人参部長が嘆いています。

 水をかけられるハウスのキュウリやトマトはまだいいのですが、露地栽培の野菜はやりようがありません。おかげさま農場だけでなくこの地域の野菜は多かれ少なかれ影響を受けています。

 夕べから降り始めた雨に期待したのですが、期待外れでした。昨晩の予報は「今日の昼まで降りでしょう!」と言ってましたが,シトシトで終わってしまいました。クワで掘ってみたら数センチ下はホコリの立つような土のままです。

 皮肉と言っていいのか、田んぼの方は,日照りに不作なしと言う言葉がありますが,干ばつでも水利は完備しています。水は間に合っているので生育は進み、我が家の無農薬田も順調です。稲も順調ですが雑草も順調で、娘と二人田んぼを這いつくばって草取りしています。潤沢な田んぼの水を畑に回せれば万々歳なのですが,,,。

                        おかげさま農場・高柳功

 

雨が欲しい!です

(産地の声)vol.1295     <雨が欲しい!です>     2017.6.7

 野菜の衣替えの季節です。ほうれん草や小松菜、小カブなどが5月で終わり、夏野菜へと

切り替わります。

 一部は残りますが、葉野菜は基本冬野菜ですので、夏日が続く気候は適さないのです。

特に無農薬栽培ですと病気が出やすく、かつ害虫の被害が顕著になります。

 今出荷しているキャベツは、虫除けにネットをかけ物理的に虫を遮断しているからなん

とかなっていますが、我が家の自家用キャベツの周りにはモンシロチョウが飛び交い、虫

食いだらけなのです。

 新人参も出始めましたが、この雨のない天候で生育が遅れています。一方、トマトやキ

ュウリ、ピーマンが出始めています。ナスはもう少し先になりそうです。

 私達の無農薬露地栽培の場合、天候で生育が大きく影響します。畑に雨が欲しいのです

が中々思い通りには行きません。

 今日関東も梅雨入りというニュースがありましたが、解説では「梅雨入りといっても、

雨が降るとは限らないのです。梅雨入りしたということは、大雨が降る季節になったと言

うことで、警戒準備をしなさいと言うことと理解されたらいいでしょう」と言っていまし

た。

 明日は、傘マークがついた天気のようですが、ちゃんと雨が降って欲しいですね。畑は

ホコリが立つほどになっています。

 田んぼは毎日見回りしていますが、あちこちちょっと高いところは年中水不足で、ポン

プ稼働の毎日です。モグラや原因不明の穴が開いたりして、漏水の元を探す手間がバカに

なりません。畦草が出ていることもあって、漏水の場所が中々見つからないのです。

 原発事故の翌年、電気の自給を考えソーラーパネルを設置したのですが、今年の発電量

は例年になく発電しています。それだけ天気が良かった(雨が少なかった)と言えます。

 悪い面だけではなかったとも言えますが、本業は農です。植え付けた野菜や稲が順調に

育たなくなると困ります。

 昨日今日と食と命の教室の生徒さんがお手伝いに来てくれました。援農です。おかげで

ミニトマトのハウスの雑草がきれいに片付きました。感謝!です。有り難いご縁です。

 

                                    byおかげさま農場・高柳功

 

ご縁で生きる

(産地の声)vol.1294     <ご縁で生きる>     2017.6.1

 おかげさま農場の片岡です。この前の日曜日は「食と命の教室」に3年前に参加していた女の子の結婚式で、高柳場長と出席してきました。最初に彼女に出会った頃は、色々なことがあって人生を模索しているような雰囲気だったのですが、比叡山やブータンなど色々なところに出かけ、日本では当たり前と思われている価値観とは違った価値観がある世界を知り、また色々な人とのご縁で明るさを取り戻し、またブータンがご縁で今のパートナーと巡りあいました。

 式場もホテルとかではなく、おかげさま農場の野菜を使って料理を出している古民家を貸し切り、間伐材で骨組みを作ったテントを張り、大きな似顔絵が描かれた垂れ幕をバックにし、高柳場長などのギターと歌などでお祝いをされるといった、全て手作りの結婚式でした。料理だけでなく会場からお土産まで全てがご縁がある人の手と真心で作られていて、本当に幸せそうな、そして参加させてもらったこちらも幸せになる素晴らしい結婚式でした。

 彼女がブータンに行った時に、現地の女性から聞いた話しで、「ブータンに来る日本の女性は、仕事やお金が先で結婚はその後に来るというけど、ブータンの女性にとっては結婚が一番で、仕事やお金はその後に来るもの」というのがあったそうです。そして、実際に彼女は仕事やお金では無く、人とのご縁を大切に生きるようになり、パートナーと巡り会いました。最後の挨拶でも涙ぐみながら、「これからも人のご縁で生きて行きたいと思います」と話していました。

 この話を聞いて、私も今は家族や地域の人たちと生きる事が一番で、仕事やお金はまあどうにでもなる、それよりも人とのご縁が一番大切なもの、というのが当たり前になっていますが、「あ~、そういえば東京で働いていた頃は、ご縁で生きるなんて事は考えていなかったな」と昔のことを思い出しました。

 都会の生活、仕事優先の社会では、それが「当たり前」になります。しかし、農村で実際に地域に根ざし、自分で食べ物を作り、先祖から受け継いできた田畑や家屋、そして仲間と生きている高柳場長を始めとした農家のみなさんのご縁の中で生きていると、「人はご縁で生きている」というのが当たり前過ぎるほど当たり前の生活になります。そんな「ご縁で生きること」は人間らしく、当たり前でとても幸せな生き方なんだな、と改めて気づかせてくれた、そんな素晴らしい結婚式でした。

                        おかげさま農場・片岡

 

夏日が続いてます

(産地の声)vol.1293     <夏日が続いてます>     2017.5.25

 5月というのに夏日が続きます。ナスやキュウリ、トマトなどが、そしてつい先週植え終

えた稲もぐんぐん育っているのがわかります。

 農業は一年というサイクルで段取りをし季節に合わせて仕事をしなければなりません。

種を蒔いたらもう人間側の都合ででなく、蒔かれた作物の都合に合わせて仕事をするしか

ありません。

 子育ても同じです。子育ても大人の都合でする訳にはいかない。子供の成長に合わせて

面倒を見ないと上手く育ちません。それでも上手くいくかわからないところがあるのは人

間も野菜も同じです。

 冬人参が終わり、新人参が出始めました。天候に恵まれたのか成長が順調です。会員農

家の石橋が始まりですが、最初はハウスものです。次にトンネル栽培のものが出荷されま

すが、種まきが12月から始まるのでハウスものの方が作りやすいのです。

 キュウリやピーマンも採れ始まりました。夏野菜は気温で成長するので、夏日が続くと

急速に成長するようになります。とは言えまだ始まったばかりなので大量という訳にはい

きませんが、6月からは本格的に出始めるでしょう。

 一方雨不足で、サツマイモの植え付けが心配です。畑が乾燥して干ばつ気味なのです。

サツマイモは暑さに強い作物ですが、土中水分が不足すると植え付けた苗がしおれ中々活

着しないのです。

 昨日来たお客さんが「植え付けたけど、しおれて枯れ上がりそうだ!」と話していまし

たが、さもありなん、というお天気です。

 また、作物もそうですが雑草も勢いを増しています。私の場合、ここ数日は草退治です。

畑周りをモア(草刈機)をかけたり中耕したり、田んぼでは畔の草が伸びて、畦刈りに追

われています。

 無農薬栽培の最大の障害は雑草です。畑いっぱいに野菜が育つまでが勝負です。作物が

畑いっぱいに育ってしまえば草も出られなくなるので一段落するのですが、それまでは頑

張っての草取りの日々です。

 夏日の影響は虫たちにも出ています。キュウリに早くもアブラムシが取り付き始めまし

た。水分が十分にあると案外出ないのですが乾燥気味になるとアブラムシが付きやすいの

です。スナップエンドウが今週の宅配セットに入りますが、こちらのほうもアブラムシが

目に付くようになりました。雨がほしい!!

                        おかげさま農場・髙柳

 

田植え体験の日

(産地の声)vol.1292    <田植え体験の日>     2017.5.18

 日曜日は、東京の方から50人近くが来て田植えをしました。昔はながらの手植えです。

お菓子を作る会社の方やお米を扱う業者さんも来ました。お米を扱っているとは言え、実

際に田植えや稲に触れたことのない皆さんです。

 いわばこれまでは原材料としてのお米しか知らなかった訳ですが、種まきにも来て、実

際に苗に触れての機会ができて勉強になる、お店で販売する人達もいて昔ながらの田植え

の経験を語りながらお客さんと接することができるのが何よりだと語っていました。

 とはいうものの迎える私達は、代掻きしたり畦草を刈ったりして準備をするのが大変で

す。相棒と、「どうやろうか?」と言ったら、「始めからやってもらった方がいいんじゃ

ない。」と言うので、苗運びから、田んぼに植えるための線引きからやってもらいました。

 が、実際になると泥に足を取られ、真っ直ぐに植え込む線を引くのは難儀です。足下を

気にすると線がグニャグニャ曲がり、線を気にしすぎると真っ直ぐ歩けない。線引きはひ

とりなので、その他の大勢の人が見ているので余計気になって上手くいかない。

 それでも初めてのことなので、やる気満々の人が次から次と出てきて、なんとか線引き

が終わりました。で、一斉に苗を持ち田植えです。

 2週間後に来て、田の草取りです。除草剤を使わない有機自然栽培なので2週間置きに

3度来る予定です。昨年もやりましたが、だんだんと要領がわかってきたので大分安心し

てみていられます。

 次に大変なのは食事です。50人を超えると、ご飯炊きから盛り付けまで、そして食事

の場所つくりもけっこうな仕事になります。食と命の教室に参加するお母さんもお手伝い

してくれてなんとか無事終了しました。

 田んぼに入ったことのない人達ばかりですが、いい経験だと思います。みんな「面白か

った!?」と言ってくれます。

 見ているのとやってみるとは大違いです。20代の娘さん達や子供、そして60代のお

じさんおばさんまでみんないい顔してました。自然に触れ、田んぼを体感できた満足感の

ようなものを感じました。

                   おかげさま農場・高柳功

 

地球にアースされる

(産地の声)vol.1291    <地球にアースされる>     2017.5.11

 おかげさま農場の片岡です。高柳場長が田植えで忙しいので久々に登場です。

 私は高柳場長と大人向けの「食と命の教室」をやらせて頂いていますが、他にも稲作農

家さんと一緒に子供連れのご家族向けの田んぼと畑の教室もやっています。この前の週末

の2日間、成田市内はもとより東京、神奈川、埼玉など近隣から沢山の親子が来てくれまし

た。ほとんどの人が田んぼは初めてで、誰もが「初めてなので上手く出来るかドキドキで

す」と言うのですが、子供も含め最初から上手に出来るとは思っておらず、むしろ田んぼ

をきちんとやるというよりは、日常から解放されて泥んこになって遊んでもらって、田ん

ぼのこと、自然の事、農村のこと、農家のことなどを身近なことと思ってもらえるきっか

けになればいいな、という思いで開催しています。

 ということで、みんな最初は素足で恐る恐る足を踏み入れます。泣き出す子、最初から

田植えはそっちのけで田んぼの中をキャッキャと喜びながら走り回る子、子供以上に黙々

と田植えをし「何も考えずにこんなに集中出来るのって、気持ち良いですね」という親御

さんなど、色々な親しむ姿が見られます。

 でも、日本人の長年の培った経験が遺伝子まで残っているのでしょうか、ほとんどの方

が最終的には田んぼを「気持ち良い」という状態になるんですね。子供で言えば、頭から

爪の先までどろんこになっても怒られないという機会なので、本当に嬉しそうにどろんこ

になっています。いつもは「もう、こんなに服を汚してきて!」と叱られるのが、田んぼ

だと「ほら、もっと入りなさいよ」と逆にどろんこになることを親が勧めるわけですから

子供にとっては楽しくて仕方が無いんでしょうね。また、親御さんの中には子供はそっち

のけで、黙々と田んぼに集中している方が多いです。「最初はニュルっとした泥の感触が

気持ち悪かったのですが、慣れてくると気持ち良いですね~。なんだか体中の悪いものが

地球にアースされて出て行っているような感じです」という方もいます。

 都会の人は「農村の人はいいな~」と思うでしょうが、実はそうではないんです。今や

田んぼは機械でやるもの。また田んぼを守っている人の半分は牛さんなどの飼料米を作付

けしている農業法人で、残りの半分近くが普段は会社員の兼業農家。専業農家は各地区で

たった1世帯なんて言うのが普通です。だから、農村に住んでいる人でも、奥さんや子供は

田んぼに入った事が無い、なんてのは当たり前。むしろ目の前にいつも田んぼがあるから

都会の人より関心を持たないのが普通なんですね。

 しかし、そんな田んぼを体験したい、という人たちが確実に増えてきている気がします。

農家の引退が既に始まっていますが、農村や農家に関心を持つ人が1人でも増えてくれたら

いいな~と思っています。

                        おかげさま農場・片岡弘充

 

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田植えと憲法記念日に

(産地の声)vol.1290    <田植えと憲法記念日に>     2017.5.3

 今日も田植えです。私のムラの田植えはほどんど終わりになっています。私の植える

田んぼだけが残っている感じです。

 TVでは、成田空港の利用客がピークを迎えている、とか高速道の渋滞が数十キロとか

連休の報道の真っ最中ですが、思い返すと連休中にどこかに出かけるとか、休日を取る

などしたことがありません。

 今の季節は、春から夏へと向かう作物の種まきや植え付けの最適期の農繁期なのです。

猫の手も借りたいと先週書きましたが、今日は教室の卒業生が援農に来てくれました。

 田んぼという泥に足を取られるという慣れない仕事を一生懸命頑張ってくれました。

夕食を食べ「どうだった?」と聞くと「ふくらはぎがちと痛んでいるようです」と。田

んぼ仕事は畑と違って体の使う筋肉が違います。「たぶん、疲れで明日は起きられない

かも知れませんが、午後にはまた来ます」ということでした。

 ちょっと心配です。

 今日は憲法記念日です。祝日にしてあるのは国民として憲法の大事さを自覚するため

でもあるし、人間の尊厳を損なう戦争の愚かさの歴史に学ぶことだと理解してきました

が、どうも状況が嫌な雰囲気になってきた感が強いです。

 私の叔父が帝国海軍の飛行士として戦死し、次の私の父が志願して中国から朝鮮半島

を経由しなんとか国にたどり着きましたが昨年なくなりました。

 その父が痴呆症になって最後に半紙に記した文字が「平和」です。孫が書道を習って

いて半紙に練習が書きしていたときに一緒に書いたそうです。

 戦争は何もかもを奪ってしまう。この辺では、飼っていた馬を全部徴用に捕られた。

お寺の鐘も、先祖の植えた木材=杉もとられた。そして叔父の命も取られた。理不尽こ

の上ない事態になってしまうことだ。と父や祖父が語っていたことを思い出します。

 国を守るというのは軍備を用意するのではなく、今ある私達の生活や自然環境を守る

ことではないでしょうか。人類は進歩しているのではなく劣化しているのではないか。

競争をあおり、勝たないと生き残れない、などという社会は健全とは思えないのです。

 お互いを思いやり、共存共栄で心通う世の中であって欲しいと願いつつ生きてきまし

た。偉そうなことを書きましたが、憲法記念日に思ったことです。

 

                        おかげさま農場・高柳功

 

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端境期です

(産地の声)vol.1289    <端境期です>     2017.4.26

 4月の今頃は端境期で野菜が少なくなっています。宅配のお客さんには10種類程度の

野菜を届けることにしているですが、その10品を揃えるのが難しい季節なのです。

 そもそも品目が少なくなっている上に、天候の変化が加わります。ぽかぽか陽気になっ

て、予定ではできるはずの物が寒風が吹いたりすると、思ったより成長が遅れたりするの

です。そこら辺が気をもむところです。

 そんなわけで昨年のジャガ芋などを入れたりしています。ジャガ芋は冷蔵庫貯蔵してあ

りますのでけっこう持ちがいいのです。形や大きさは小さくなったりしますが、これが美

味しいのです。

 寒さに遭ったジャガ芋は糖化が進み甘みが出て、小芋も皮付きのまま煮たり蒸かしたり

して食べます。食と命の教室でも大人気でした。我が家に来るお客さんも「小さいとは言

え侮れないなあ!」と。

 今の季節は野菜もありですが、山菜がいい。セリやクレソン、そしてタラの芽などを天

ぷらにして食べたり、2.3日前はタケノコを頂いたので煮付けにして食べたらこれがま

た美味しい。手伝いの来ていた新規就農の石橋君と「美味しい!美味しい!」と二皿も食

べてしまいました。またヨモギも出始めたので、野から摘んできてよもぎ餅にして食べま

した。

 春には春のものを-旬を食べることは人間の命のためにも相性の良い食べ方でしょう。

旬のものを食べるというのは、旬を楽しむことでもあると思うのです。同じものを買って

食べると見劣りする感じがするのは何故でしょう。

 やっぱり自分たちで採って、と言う行為があるのと無いのでは違う野かも知れません。

また、何より新鮮そのものなのがいいのかも知れません。

 一方毎日トラクターに乗って田んぼに出るのですが、途中にある中学校のボタン桜がピ

ンク色に満開です。心なごむ美しさです。山々を見ると落葉樹の枝が薄緑色の新芽を吹き

いのち満開!の季節です。

 ぼたん桜もそろそろ終わりですが、今菜種畑が満開寸前です。1反5セの畑いっぱいに

咲き誇る菜の花も見ものです。よろしかったら見に来ませんか。私は明日から田植えなの

でゆっくりできないのですが、案内くらいはできます。

 お花は癒やされます!

                      byおかげさま農場・高柳功

 

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田んぼ仕事の最中に

(産地の声)vol.1288     <田んぼ仕事の最中に>     2017.4.19

 ムラの田んぼは田植えが始まりました。私はと言えばまだ田の耕耘がやっと今日終わっ

たばかりです。これからが代掻きになります。

 田んぼは、用排水の点検補習から始まって、施肥、そして耕耘、次に水を張っての代掻

き、そして田植えの順番になります。今年は田んぼが増えて50枚を越えます。

 この地は、田んぼが小さく1反以下の田んぼも何枚もあります。ですから手間と時間が大

きな田んぼの倍以上かかります。

 そんな中,請求書が舞い込んだので郵便局に支払いに行ったら、「10万円以上は支払者の

身分証明が必要です。」と求められました。自分のお金を払うのに身分証明とは面倒きわ

まりない、と一瞬「むっ!」となりました。

 思い出すと近年は人間不信の世の中のようです。コンビニにたばこを買いに行けば「20

才以上の確認でタッチしてください」と言われます。白髪頭で「あんたこの姿で20才以下

に見えますか!?」と言いたくなり不愉快きわまりないのです。

 目の前の人を見るのではなく、証明書やなにやら組織が責任を取らないで済むようにす

るために一般人ひとりひとりに求められることの多い社会は劣化してきているように思え

るのは私達だけでしょうか。

 郵便局ではむくれて「いつも来ている私を知っているでしょう!そんなこと言うならば

もう郵便局はもう使わないようにするよ!」とわめいてしまいました。そしたら、他の局

員達も「申し訳ありません、一応決まりなので・・・」と平謝りでしたが、結局一度家に

帰り免許証を持って手続きしたのでした。

 そんなわけで、銀行、農協、郵便局も嫌いになっています。規則づくめの世の中は嫌で

すね。話が飛んでしまいました。

 田んぼの忙しい時期に、時間をやりくりして行って、二重の手間が腹立たしかったよう

です。連れあい曰く、「そんなことで腹を立ててもしょうが無いでしょ!」あとで思えば

大人げないことでもありましたが、、、。

 育苗ハウスの中は、トマトの苗がぐんぐん生長して、ナスやカボチャなども日に日に大

きくなっています。田植えと野菜の定植が重なりそうで心中穏やかでありません。

 援農歓迎します!一緒に田んぼや畑で格闘しませんか。

                       おかげさま農場・高柳功

 

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気が休まらない

(産地の声)vol.1287     <気が休まらない>     2017.4.12

 今日は3回目のモミの種まきでした。ムラの田んぼは代掻きが始まりました。早い人は植え始めたようです。我が家の苗は最初に撒いたのがようやく出そろいかけたところです。

 それも納得のいく育ちでなく、でこぼこの成長です。有機の床土がいいと始めたのですが、それがワザしてどうも種まきが思ったようにいきません。いくら有機資材だとしても成長が順調でなければ、困ります。

 床土を入れ水をかける流れの種まき機なのですが、床土の上を水が泳いでしまうのです。そのまま種まきするとモミが浮いてしまい(床土に水がしみないので)不安定な種まきとなってしまうのです。

 しようがないから水をかけるのはやめてそのまま種まきです。ですが並べ終えたらジョウロでかけることになります。今年は機械を買い換えたのですが甥っ子曰く「何のための機械だよ!」「床土のせいだよね」「そうだな」などと不満たらたらで種まきを終えました。

 一方、育苗ハウスでは、トマト、ナス、カボチャがどんどん育っています。頼んでおいたキュウリ苗も届き、田んぼ仕事の合間に植え付けました。移植の終えたトマトもどんどん育ち、葉が混み合ってきています。

 そろそろずらしをしなければなりません。ずらしと言うのは一鉢一鉢にトマトを植えるのですが最初は隙間無く並べていましたが、茂ってくると葉が混み合いお互いが干渉し合って徒長苗になってしまいます。そこで空間を取るために広げる仕事です。

 そうしたら新規就農のI君が「ジャガ芋のマルチを切って芽出ししないといけないですよね」と。今日は、施設の皆さんの応援があったので、種まきの午後にジャガ芋畑に行って芽出ししに行きました。思ったより芽が育ってマルチングを持ち上げています。田んぼと畑が同時進行で気が休まりません。

 そして、今年はまた田んぼが増えました。断るようにしているのですが、「頼む人がいない!なんとかやってください」と頼まれると断れなくなって増えてしまったのです。

 田んぼや畑のの広がる日本の地方の風景がいつまで続くのか、地方に住む者にとってとても心配になる社会情勢です。経済成長とは何なのか、お金さえあればいいのか、何か違うような気がしてなりません。

                        おかげさま農場・高柳功

 

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春は大忙し

(産地の声)vol.1286     <春は大忙し>     2017.4.6

 おかげさま農場の片岡です。高柳場長は稲の種籾蒔きで今朝も忙しく過ごしています。

今の時期は端境期(はざかいき)といって冬野菜が終わり、冬に蒔いた春大根などが出始

める季節ですが、初夏の野菜が出てくるまでは野菜の種類が少ない季節です。しかし、農

家は休んでいる暇はなく、小松菜など出せる野菜を出荷しながら、夏に向けての準備で忙

しい日を送っています。

 お米については何度か高柳場長が書いている通り、田んぼの準備が3月から始まっていま

す。田起こしをしたり、畦の草を焼いたり、畦を水漏れがないように固めたり。またこの

辺りは利根川沿いのように大規模な田んぼ地帯と違って、山裾の小さな田んぼが多く、湧

き水も湧いてくる田んぼもあり、1つ1つの田んぼが小さく、水はけが悪いところもありま

す。そういった所は暗渠を入れたり、あるいは田んぼの周りに溝を掘って水はけをよくし

たりと、田植えをする前の準備がなかなか大変なのです。その上で、ようやく種籾を蒔き

ビニールハウスの中で稲の苗を育てます。天気をみながら毎日ビニールハウスの裾をあけ

て温度を調整したり、水を撒いたりと、一人前の苗を育てるまでが勝負です。

 さらに田んぼだけではなく夏野菜の準備も同時進行です。2月18日に蒔いたナスやミニ

トマトの苗は毎日温度や水の管理が欠かせません。そしてそろそろ鉢替えしなければいけ

ませんし、また、かぼちゃなどの種まきも始まります。田んぼの準備と夏野菜の準備を同

時に行わなければいけないので、3月から5月の田植えが終わる時期までは、とにかく気が

抜けないのです。

 そして田植えが終わると一段落と思いきや、今度は草がボーボーに生えてくるので、田

んぼの畦の草刈り、畑の草取りなどで毎日忙しく働きます。気づくと夏野菜の収穫が始ま

り。。。と、農家はシーズンが始まると冬になるまでずっと休む暇が無いのです。

 一般的には4月がシーズンの始まりですが、農家は大体2月ぐらいからシーズンが始まり

ますので、やはり年末年始が1つの区切りなんですね。

 桜も成田ではそろそろ満開ですので、一休みして花見でもしたいですね~。

 

                          おかげさま農場 片岡弘充

 

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アクシデント続き!

(産地の声)vol.1285    <アクシデント続き!>     2017.3.29

 27日は雪混じりの雨が降るとても寒い日でした。種まきの日と決めてお手伝いを含めて7人が集まったのですが、雨は激しくなり手がかじかんでしまう程の寒さでした。

 種まき用の箱600枚を運び、ハウス内にビニールを敷き詰め、灌水ホースを取り付け、種まき機に電源を入れ動かし始めたら上手くいかないのでした。床土はでこぼこになり、種が落ちません。

 外は大雨となってハウスに屋根に当たりバタバタとうるさいほどです。種が落ちないのは種籾が水分を吸ってしまったからのようです。種が容器にくっついてしまい床土に落ちなかったのです。

 「種まきで種がまけなかったら話にならない。中止しよう!」と決め、みんなで母屋のこたつに入りこみ“お茶”しました。冷え込んでいた部屋にをストーブをつけて雨に濡れ冷えたからだを温めました。

 予定した種まきができなかったことは初めてです。前日、前々日と仲間の種まきをしてきて、機械は順調に作動し種まきができていたので問題ないと思っていたのですが、とんだアクシデントです。

 一方、2月に種まきしたトマトとナスが出芽は順調でしたが、3月上旬の天候不順の頃、パッと太陽が出る時がありました。寒さが続いていたのでビニールトンネルをかけてあったことに気がつかずに焼いてしまいました。

 要するにピカッと光った太陽で急激にトンネル内が高温になってしまい、枯れてしまったのです。周辺のいくらかは生き残りましたが、半分以上無くなってしまいました。

 今日、資材屋さんに事情を話し、トマト苗を頼みました。曰く「髙柳さん!弘法も筆の誤りですか?」などと言われましたが苦笑するしかありません。

 ミニトマトを作り始めて以来、こんなことは初めてです。

アクシデントが2回も続き今年はさいさきが良くない年になりそう、などと言っている場合ではないのですが、そんな自分の未熟さ?あきれてしまいます。

 長野にいる孫が春休みで「手伝うよ!」と帰省しています。高校一年生で私より遙かに背も高くなり、何でもできるので頼もしいです。彼の若さとやる気を頂いて明日から心機一転、種まきをします。

                       おかげさま農場・高柳功

 

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食と命の教室で

(産地の声)vol.1283     <食と命の教室で>      2017.3.22

 20日は「食と命の教室」2回目でした。今年は参加希望者が多く,用意した部屋いっぱいです。大学生の息子が自然の生活と食に興味を持ち始めたので先に親が先に体験したい。

 オーガニックの食べ物を食べていると体調も良くなり当農場の玄米を食べている。土の世界のこと、ぜひ知りたい。

 子供が生まれてからマクロビオティック、あなたと健康の講座に参加し学んだ。畑を持っているいるが親の代はタンポポさえ生やさない。(除草剤のせい?)自分でいつかきちんと作ってみたい。

 大学生-大学では有機栽培や園芸も学んでいるが、もっと有機栽培について学び様々な方とも話したい。有機JASの畑もあり、美味しさが全然違うと実感している。「食育」も学びたく、食用油に自給も学びたい。

 などなど皆さん意欲満々です。お味噌作りや納豆作りなど発酵食品を自ら作れるようになりたい人など多彩な顔ぶれです。

 当日は,まず土のできるまでなどの座学をして、堆肥置き場で実際の堆肥見学をして実際の堆肥=馬糞の発酵した堆肥に触れてもらって,土の映像などを見てもらいました。土の中は微生物の宝庫ですが見えません。たった1gの中に微生物が1億もいると言う現象は顕微鏡の世界です。

 数年前手に入れた土の中の微生物の活動を映像にしたDVDを観てもらったのです。皆さん、映像を見てよかった。普通では見えない世界を見たことと、その内容が良く理解できたとのこと、地上の生き物は実は土と有機物と微生物に生かされている姿が想像できるようになったと思います。

 県内から半分東京や茨城県、神奈川県,埼玉県など遠くからの参加者もあって、来るだけでも大変なのに、夕方近くまで熱心な皆さんでした。

 私たち人間は大地自然に生かされていること、自然は人間の都合であるわけではないこと、であればこそ多様性の命全てが大切なのだ、ということをぜひ伝えたいと始めた教室ですが,思いの外関心を持つ人が多くびっくりしています。

 昨今の世相は、ビジネス、経済成長だの,生き残りをかけてなどと言う言葉に惑わされているように思います。人間同士が競争に明け暮れるのではなく、共に生きようとする想いが欠けているようです。大地にしっかりと足をつけて生きたい,と思うのです。

                    おかげさま農場・高柳功

 

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種まき

(産地の声)vol.1282     <種まき>           2017.3.15

 今日は種モミの浸種をしました。種まきの予定は3月27日です。例年よりは早い段取りです。これまでは、昔ながらのペースで村の皆さんより遅く田植えをしていたのですが、今年は地域に合わせて早めの計画です。

 理由は2つ。昨年の経験で9月の天候が悪く稲刈りが進まず10月までかかってしまったので、今年は台風前の天気の良い時に刈り始めたいと思ったこと。それに、植え付けが2週間位遅れていたので、用水の必要とする時期が合わず難儀していたことです。

 そんなことで、今年は田植えを地域に合わせるようにしようと考えています。種籾を袋からだしタンクに水を入れたところ、酒米の種を頼んでいたことを思い出し急遽茨城の有機農家の所へ。なんとか1回目の浸種作業を終えました。

 種まきを終えると育苗、植え付けが待っています。間に合うように仕事を進めなければなりませんので、気持ちが焦ります。今日のように雨が降ったりすると仕事によってはできません。天気を見て予定通り進めることが肝要なのです。

 畑の方は、人参の種まき、ジャガ芋の植え付けも終わり、当地のサツマイモの育苗が真っ最中で、畑の準備が始まります。

 3月に入って、福祉施設の若者が来るようになりました。引きこもりがちな子供達ですが自然の中での農体験が良いようです。「何でもいいですから」というのでできることを始めているのですが、広い畑の中では全く普通の人と変わりません。元気もあるし普通の会話もできます。

 自分を語り、順次働けるようになればパートでもアルバイトでもやるように導き、自立できるようにサポートするNPO法人の意向に添えれば、と思って協力しています。

 彼らに感想を聞けば、「部屋にこもっているよりはずっといい」「気持ちいいよ!」と返ってきます。たぶん自然の中だからこそだと思います。

 自然の中にいると癒やされます。損得抜きの環境です。自然は、人間のように損得で生きていません。太陽が出れば光合成をしてエネルギーを蓄え、黙々と自分の努めを果たしているかのようです。

 その自然の恵みで人間の命があることを感ずるのではないでしょうか。

                      おかげさま農場・高柳功

 

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三寒四温

(産地の声)vol.1281    <三寒四温>           2017.3.8

 三寒四温と言うことがありますが、昨晩は急に冷え込み雨が降っていたこともあってか車のドアが凍り付いて開かなくなってしまいました。

 最初はキーのリモートででロックを解錠したはずが、開きません。カチッと音はするのですが取っ手で開けようとしても開かなかったのです。で、力ずくで開けたらバリバリと音がして開いたので凍り付いたのがわかったのでした。

 昨日は当地のオビシャの日でもあり区の総会の日でもあり区民が公民館によって一年の行事報告やら会計報告をしての会合でした。

 オビシャの日は産土神社で神事を行い、五穀豊穣、天下泰平、家内安全を祈ります。総会の議題はともかく、村の跡継ぎが少なくなってきたこともあってオビシャの祭りをどうするかが話し合われました。勤め人が多くなり行事をこなすことが難しくなってきたのです。課題です。

 その帰りのことで車が凍り付くような寒さになっていたのでした。

 

 先々週撒いたトマトとナスが換気を忘れ、焼いてしまいました。トマトの方がひどく半分くらい残ればいいかな、という感じです。3月ともなれば太陽光線が強くなってピカッと照ったら急速に温度が上がります。ハウスに中でさらにトンネルをかけて保温していますので一気に温度が上がるのです。

 家族にはみんなで気をつけないといけない、と話していた矢先でした。芽がでたばかりのトマトは1ミリ前後の細い茎です。柔らかく成長していますので30度を超すと一気に焼けて細ってしまいます。もう溶けて無くなっています。

 どうしたものか思案中ですが、購入苗でもやむを得ないかと考えています。一方でこれも遅れているのですが、ジャガ芋の植え付け準備が始まりました。畑に堆肥やら有機資材を入れて耕耘したり、ジャガ芋の種を切って種ジャガにします。それも準備し終えて2.3日中に植え付けです。

 3月の気温の変化には気を抜けません。

                      おかげさま農場・高柳功

 

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味噌作り

(産地の声)vol.1281    <味噌作り>    2017.3.2

 おかげさま農場の片岡です。私はこの時期、子供連れのご家族向けに味噌作り教室をやっています。味噌作り教室をやって5年になりますが、半分ぐらいの方は味噌を作ったことがない方が参加します。そして残りの半分が家で作ったことがあるけど他のやり方を学びたいとの参加理由、あるいは以前参加された方のリピーターです。

 味噌作りが初めての方のほとんどが「こんな簡単にできるんですね」と言います。それもそのはず、味噌は大豆、塩、麹の3つで出来てしまうのです。大豆を1晩水につけると倍ぐらいの大きさになります。それを3時間ほど焦がさないようコトコト弱火で煮て柔らかくしたら、麹と塩と混ぜてつぶすだけ。あとは空気に触れないように樽にギュウギュウに詰め、秋まで寝かせれば自然の力で美味しい味噌が出来上がります。

 また、リピーターの方は「ここで作った味噌が一番美味しいんです!」と言って参加します。確かに手作り味噌は美味しいです。ただ、昔は隣8件が集まって味噌を作るのは当たり前だったと聞きます。つまり、手作り味噌の味は本当は当たり前の味で、売られている味噌がいかに美味しく無いか、ということになるわけです。

 スーパーで売られている味噌で「丸大豆使用」と書いてあるのは、当たり前のことですが大豆をそのまま使っているということです。逆に丸大豆使用でなければ、何を使っているのか?一番安い味噌は、「脱脂大豆」を使っています。遺伝子組み換えで作られた大豆の油を薬品で抽出し、その絞りカスを使います。お米はクズ米と言って、青かったり虫にかじられたりして主食にはならないお米で、家畜のエサになるものです。それを本当は半年以上かけて熟成させるものを、加温・加圧して3ヶ月ぐらいで出してしまうから味がのらない。だからアミノ酸などの調味料を入れて「だし入り」と銘打って販売しています。おかげさまのメンバーは「味噌は調味料なのに、それを作るのにまた調味料を入れるなんて馬鹿な話だな」と言います。

 味噌は材料がシンプルだからこそ、素材の味がそのまま出ます。油を絞ったカス大豆ではなく丸大豆そのもの、クズ米ではなく主食に出来るお米、そしてミネラル豊富な天然塩。この3つさえ使えば、誰でも簡単に味噌は作れます。それは日本が味噌などの発酵食品が出来上がる微生物が住み着いているからです。自然の力で醸される味噌、是非ご自宅で作って見て下さい。もう市販品の味噌は買えなくなりますよ?

                       おかげさま農場・片岡弘充

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夏野菜の種まき

(産地の声)vol.1280    <夏野菜の種まき>    2017.2.23

 先週末の土曜日、食と命の教室初回でした。トマトとナスの種まきです。参加者がちょっと多く会場の心配をするほどでしたが、無事初回を終えることができました。来月がポットの移植で、食べられるようになるには六月です。

 俳句で、どうしても思い出せないのですが、・・・・・・種を蒔いておく、と言う句が頭の中を駆け巡っています。なのですが、作者と最初の部分がどうしても思い出せません。誰か思い出したら教えてください。

 まあ要するに種を蒔く、と言うことがとても意味あることなのだと言うことを言いたいのです。農人とはある意味種を蒔く人のことです。種を蒔くと言うことなしに全ては始まりません。蒔かぬ種は生えぬ、ということもそうです。

 人は食べるものがなければ飢えてしまいます。また木々が育たなければ家も家具も作れません。人間は地球自然にとっては、消費者ですから何らかの手立てがなければやがて人間に収奪されっぱなしで荒野になってしまうかも知れません。

 そこで、いったん開墾と称して耕地にしてしまいますが、そこに種を蒔き緑を復活させて美しい稲田、緑いっぱいの畑にします。それが自然の実りであり食べ物として営々と受け継がれてきて、私達人類の糧となってきたのでした。

 今はそういう実感わかない時代になってしまったようです。既に多くの人は自然から離れ、都会に住む人だらけになってしまって、田や畑を見ても何が植えられ何がどう育っているのかもわからずに、の状態です。

 田んぼの苗が一斉に芽を出し青々と育った苗を見て「あれは何?農家は芝を育てているの?」とか、「ナスって小さいのも大きいのもあるんですね?」とか、こちらが何を聞いてるのかわからない言葉が発せられる時代です。

 落花生が土の中に実をつけることを知らないのはまあわかるにせよ(豆類は枝から花を咲かせ実をつけるのが当たりまえですから)、余りにも珍問がでるのには困ってしまいます。

 うちに来るドイツの青年に、「あなたは何故我が家のような農家にホームスティーを希望したの?」と聞いたら「私は農業をするつもりはないけれど、自分が食べるものがどのようにできるか、農業はどういうものかいくらかは知っておきたい。人としてそれは必要なことだと思うから」ということでした。

 種を蒔くことや農を知ることは人としての原点を知ることだと思うのです。

                   おかげさま農場・高柳功

 

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食用油の自給を

(産地の声)vol.1276    <食用油の自給を>         2017.2.2

 今日は、連れあいとひまわりの種を運びました。搾油のためです。我が家は、食用油の自給のため、菜種とひまわりを作っています。

 基本的に自分の食べるものは自給しようと、お米や野菜、味噌と醤油も作ってきたのですが、醤油だけは手間もかかることもあって休止中です。

 これで自給していると思っていたのですが、連れあいが「小麦が欲しいな、けっこう使うんだよ」と言われたので、小麦を作り自家製粉を始めたのが30年前。

 大豆は大豆農家から買っていたのですが、遺伝子組み換え作物の登場で、これは自分で作らなくてはいけないと、県内の有機農家から種をもらい、県内の在来種を作り始めました。20年ほど前です。

 で今も作り続け、有機農家や希望する農家に大豆つくりを薦め、種を分けてひとりでも多くの農家が作るようになって欲しいと宣伝しています。

 これでほぼいいかと思っていたら、連れあいが「お父さん!油もけっこう使うんだよ」というので調べたら、これも遺伝子組み換えが急速に進んでいるというので、「これは作らねば!」と仲間と菜の花プロジェクトと格好をつけて作り始めました。これが14.5年前。

 以来、我が家の食用油は自給です。いろいろ勉強してみると油が絞れればいいというものではないようです。従来の菜種油は、エルシン酸(エルカ酸)が含まれ心臓病に影響すると言われているようです。東北農試で  エルシン酸の含まれない品種を育成しました。それを手に入れて作り続けているのです。

 ひまわりは花もきれいで楽しめます。北総地区の有機農家に声をかけて「ひまわりプロジェクト」と名付けてひまわりの作り始めました。今年は夏の台風の来襲で不作だったのですが、5戸の農家が種取りできましたので搾油となったのでした。ひまわり油は軽くてドレッシングなどに美味しいです。

 昔から比べると現代は食用油の消費は増加しています。油脂が私達の体に与える影響は小さくありません。私達細胞の膜は油分です。ですから柔軟に体が動くと言ってもいいいわれます。良質の油を食べたいものです。

 NPO法人で少量から絞ることが出来ますので、誰でも参加できます。この産地の声の読者さんでも希望がありましたらご一報ください。農家、非農家関係ありません。一緒に取り組みましょう。

                       おかげさま農場・高柳功

 

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医食同源を

(産地の声)vol.1276    <医食同源を>         2017.1.26

 おかげさま農場の宅配は、おまかせセットでその時の取れたて野菜を10品程度で毎週配送しています。今週は、人参、里芋、大根、ほうれん草、小松菜、長ネギ、小カブ、キャベツ、サニーレタス、ゴボウです。

 それぞれ旬の野菜です。それでも昔からすると野菜を食べていないのでは、と思う気がします。昔は人参であれば1k単位でしたが今は500g単位で荷つくりするようになっています。

 お客さんが多すぎるというのです。家族が少なくなってきたという話も聞きますが、野菜はちゃんと食べた方がいいと思います。

 「医食同源」を標榜して来た当農場ですが、ここ50年で日本人の食が大きく変わっています。お米という粒食からパンという粉食に、味噌汁から牛乳へ、緑茶からコーヒーへと日本人の食べ物が輸入食品で満たされるようになってしまいました。

 先日、ガンに罹って食で養生し回復した方が見えました。胃がんでしたが、3期から4期にさしかかっていたと聞きましたが、今では健康回復して20年という。その方は無農薬玄米を食べていますので、私の所に直に買いに来るのです。 「ここの玄米で直ったようなものだ」と言ってくれることは嬉しいことなのですが、自分で畑をかりて自前の野菜を作ってきた努力は相当なものです。「意地でも生き抜かなければならないんですよ。同じ仲間で同じ病気に罹った人たちがいてその人たちは手術をしたんです。だから違う道を選んだものとしては彼らより長生きしないといけないんです!」

 たぶんそういう生きる意思があったことこそが最も大事だったのではないかと思えたのでした。

 病気は、誰もが望んでなるものではありません。ちょっとしたこと些細なことの積み上げが、積もり積もってなってしまうもののように思います。スーパーやコンビニにはあらゆるものが並んでいます。何を食べていいのか、何を選んだらいいのかわからなくなるほどです。

 要は、基本食とバランスではないかと思います。我が家は、ごはんに味噌汁プラス野菜とお魚少々が基本です。私達の育てる野菜やお米も同じでどんなにいいものでも過ぎれば健康に育ちません。

 ほどほどに、バランス良く食べ健康を保ちたいものです。

                    おかげさま農場・高柳功

 

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田んぼのこと

(産地の声)vol.1275    <田んぼのこと>         2017.1.18

 北日本、日本海側は豪雪が続いています。この千葉は、と言えば寒が緩んだ感じはするのですが、毎朝の畑は真っ白な霜が降り続いています。

 霜が溶け、太陽の熱で寒風が吹き始めて枯れ草が乾いた午後、田んぼに出て畦の草を燃しに出かけました。畦に枯れ草があると畦塗りが上手くいかないのです。

枯れ草は芯が残って機械に絡みつきます。枯れ草があるとないのでは畦の仕上がりが違ってきます。

 火を使う場合、注意が必要です。燃え広がらないように風が強いときは、風下から、そして火が広がっても止まるようにしなければなりません。全体を見てどこから始めるか、それでいてきれいに燃しきれるようやりたいのです。

 娘と二人で出かけたのですが、まだ慣れていないので風の状態の見方や、周辺を見渡してどこから始めるか、教えながらの仕事です。

 枯れ草を退治したら、次は昨年の経験から田んぼの直しが待っています。トラクターにはまってしまったところや、コンバインが往生したところなど、重機を使って田んぼの改良をしなければなりません。田植えが始まる前には仕上げする必要があります。

 ムラの人たちもコンバインが壊れたり高齢化の影響で毎年何人かが田つくりをやめる人が増えています。私の所にも2人ほど「田んぼを作ってくれ」ときています。

 ムラの総会では「やめる人もやってくれる人も大変だ」「田んぼを持ってる人も、やってくれる人もボランティアのようなものだからなあ」「10年先はどうなるんだろうか」などの話が繰り返されています。そんな中でも、やる方はちゃんとやらないと気が済まないので一枚一枚田んぼを分かり、手入れして稲つくりをすることになります。

 一方、落花生の評判が良くて、今日は落花生の仕事をしました。ガス釜に入れて1時間ほどで炒り上がります。炒った豆は唐箕をかけて風選します。空実やゴミを吹き飛ばすのです。それを3度か4度かけると中身のない殻は吹き飛び、中身の詰まったものだけになります。次に、今度は手で目でみてさらに選別を下ものを計量袋詰めをします。県内から娘さんが研修に来てお手伝いしてくれました。

  そんな一日でした。

                       おかげさま農場・高柳功

 

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身土不二

(産地の声)vol.1274    <身土不二>          2017.1.11

 寒の入りになってようやく寒波が来そうです。喜んでいるわけではありませんが、寒い季節は寒くなる方がいいように思います。暖冬などとなるとそれに伴ってその反動がどこかに出てくるように思うからです。

 昨年の秋の長雨が続いたのも、梅雨時の雨知らずのような天候があったからなのではないでしょうか。

 話変わって寒さの冬は、寒さに耐え抜く野菜を食べた方がよろしい、と。この真冬でもほうれん草や小松菜は零下の冬を生き抜いています。大地にべったりと葉を広げて太陽の光をめいっぱい取り入れるかのようです。

 そして寒さに備えて、葉を厚くして凍り付かないように栄養いっぱいの姿なのです。ですがその姿は不格好です。見栄えはすっと葉が伸びた三頭身ではなくて寸詰まりのごつごつした姿です。これが本当に美味しいのです。

 先日お客さんとお茶をしながらの会話ですが、「最近の都会の人たちは本当の野菜の味が分からなくなってきているのではないか」と言った話になりました。大量生産された効率を求めた栽培方式で育てられたものと、化学肥料を使わない有機(生きていたもの)を素材としての栽培では違ってくる。そんな話でした。

 そして話は発展し、当農場で標榜している「身土不二」の話になり、本来日本人はこの国で取れたものを食してきましたが、今の食べ物は輸入食品であふれて、しかも伝統的食でもなく、全く変わってきてしまっています。

 この地で生きてきた生き物として考えた場合、細胞レベル、あるいは遺伝的レベルで異常がでてくるのではないか、などと発展してしまいました。

 人間以外の多くの動物は身土不二そのもの。外来生物が日本という気候、自然環境に適応しているといったこともあるが、そもそもその地の自然、風土、環境に適応して白人、黄人、黒人と分化適応してきたことを考えれば身土不二ということに大切さをもう一度考え直す必要があるのではないか、と思うのです。

 不足する栄養をサプリメントで取らなければならなくなるようなことを考えると何かが間違っているのではないか、そう思えてきます。

 畑の麦が青々と育っています。麦の生命力を感じます。マイナス5度、早朝の大霜に覆われる中でも、日が差して緑いっぱいの姿に感動します。その恵みで私達の命がはぐくまれているのだと思うのです。

                   おかげさま農場・高柳功

 

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明けましておめでとうございます

皆様へ                          2017.1.5

                                             おかげさま農場・髙柳功

 明けましておめでとうございます。

 

 農業という仕事は、大切な仕事です。人間の命を預かる食を生産する仕事で

す。どのような人間であろうとも食べなければ生きることは出来ません。それ

が今では斜陽産業のように扱われている社会は、どこかおかしいと思うのです。

 

 おかげさま農場では、無農薬栽培を基本として皆さんに協力を求め、試行錯

誤しながら運営してきました。無農薬は目的ではありません。そうではなく、

自然の力で生命力のある生産物を育てるのが本来の農の携わる人の使命ではな

いか、と考えてきたからです。

 

 人間も地球生態系の一員です。自然生態系の系の一部とも言えます。それが、

かって地球に存在しなかった化学物質、殺虫剤や殺菌剤など、そして加工食品

には380種類に及ぶ化学食品添加物が使われています。それらが自然生態系の

一員である私達人間に影響を及ぼさないとは思えません。

 今の時代は、ヒトが人類歴史上経験しなかった環境で、また経験してこなか

った食べ物で生きています。「汝とは、食べたものそのものである」とヨーロ

ッパの格言にあります。

 

 ここ50年で日本人の食は大いに変化して、かっての日本人とは生物的に大い

に変わっています。

 ガンや心臓病、脳疾患、糖尿病などは、食源病と言われています。更に、ア

トピーやアレルギーなど、これまで経験したことのない病気が増えています。

病院は増えて治療技術が向上しているとは言え、その医療費は40兆円を越えま

す。一方で、社会保障費(年金など)が30兆円となって、国税収入60兆円を超

す費用負担の国になっています。

 

 日本食が世界遺産になって国際的に注目されていますが、肝心の日本人は、

伝統ある日本食を手放しています。ここ50年でお米より小麦の消費が、お茶よ

りコーヒーが、味噌汁より牛乳へ、と変化してきているのです。

 

 当農場では、身土不二、医食同源を訴えてきましたが、日本人の基本に立ち

返るべきではないでしょうか。そんな思いに駆られるこの頃です。

 

 東北大学の研究グループが「40年前の食事」を4週間食べ続けたらどうなる?

という実験をしました。その結果、肥満や糖尿病や脂肪肝、認知症を予防し寿

命を延ばす上で最も健康に良いことを確認した、という。

 

 日本人として、伝統と誇りを持って農にかかわりたいと思います。

 そんなことを考えたお正月でした。本年も宜しくお願いします。

 

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何を食べる?

(産地の声)vol.1273    <何を食べる?>    2016.12.27

 年の瀬も押し迫っていますが用事のついでに書店に行きました。

そこで出会った本が「長生きするなら 小麦を食べるな」という本でした。

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何でも使いよう

(産地の声)vol.1272         <何でも使いよう>    2016.12.22

 おかげさま農場の片岡です。高柳場長は、今日は海外から来るウーファーという農業ボランティ

アを迎えに朝から行っているため、代筆しています。

 ということで、最近のことですが、フェミレスで仕事をしていたのですが、目の前の席に女の子を

連れたお母さんが入ってきました。なんだか疲れ気味で、注文を終えるとスマフォを始めました。 

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大豆の収穫

(産地の声)vol.1271         <大豆の収穫>    2016.12.14

 先週霜が少ないと書きましたが、書いた翌日はたいそうな霜でした。外に置いた車はしっかりと霜が張り付き、乗ったら全く前後が見えませんでした。

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落花生始まりました

(産地の声)vol.1270      <落花生始まりました>    2016.12.7

 12月になったというのにまだ寒さが本格化?していません。地球温暖化が進ん

でいるのでしょうか。昔は太陽がでる日は霜柱が立つのが普通でしたが、まだお

目にかかっていません。

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今年もあと一月

(産地の声)vol.1269      <今年もあと一月>     2016.11.30

 今夜は酔っています。地区の民生委員になって任期を終える最終日なのです。

で、最後の日なので慰労会を、とお互いの苦労や経験など語り合ったのでした。 

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冬の仕事、手作りの保存食

(産地の声)vol.1268     <冬の仕事、手作りの保存食>     2016.11.24

 おかげさま農場の片岡です。高柳場長が不在のため、久々の登場です。

 さて、11月は霜月と言われてますが、この辺では前半に1回霜が降りました。霜が降

りると寒さに弱い野菜は傷んでしまいます。

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ぼやき

(産地の声)vol.1267      <ぼやき>      2016.11.17

 たまには政治の話。

アメリカでは大方の予想を裏切って?トランプ氏の勝利になった。トランプ次期

大統領は、TPPなんてものは、と反対してきた。一方日本では参加各国がどこも

様子見をしている中、強行採決で衆議院議決をしてしまった。

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季節は冬

(産地の声)vol.1266      <季節は冬>      2016.11.10

 7日は立冬。季節は冬に入っています。北の国では早くも雪の季節となったようです。

ここ北総地帯も日に日に寒さが厳しくなって来ています。これまでは、半袖から長袖に

替えて良かったのですが11月に入りそれだけでは間に合わずジャンパーを着るようにな

りました。 

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悪天候の影響続く

(産地の声)Vol.1265                                    2016.11.2

 今月は、大根が欠品、キャベツが小カブがと続いています。市場が品不足で野菜の高

騰が続いていますが当農場も同じく地球の異常気象の影響を受けています。

 

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先週の続き?

(産地の声)vol.1264     <先週の続き?>      2016.10.26

 今年の秋は野菜が高騰がたびたび報道されています。マイクを向け野菜の価格高騰で消費者が如何に困っているかを取り上げていますが、生産者が困っていることや異常気象の原因追及には及んでいません。本質には迫っていないように感じます。

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商談会に参加して

(産地の声)vol.1263     <商談会に参加して>     2016.10.19

 今日は久々の出張でした。県内の信用金庫が主催する食の商談会です。県内の生産者や加工食品などのメーカーと商店やスーパーなどの連携をして県内同士でのつながり、発展を願う、と言う催しでした。

 

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今年の秋冬野菜は

(産地の声)vol.1262   <今年の秋冬野菜は>     2016.10.12

 大隅教授がノーベル賞を受賞して報道は賑わっています。大隅教授のノーベル賞でのインタビュー記事で、応用研究の支援を重視しがちな社会に「大変憂えている」という。

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久しぶりの秋晴れ!

(産地の声)vol.1261    <久しぶりの秋晴れ!>     2016.10.6

 今朝は久しぶりの晴天です!。秋晴れと言うにふさわしい朝を迎えています。

昔は台風が去れば、一転して太陽が顔を出し晴れ上がるのが多かった用が気がし

ます。

 

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何を言ってるのか?

(産地の声)vol.1260   <何を言ってるのか?>     2016.9.28

 雨の間を縫って稲刈りをしていますが、台風9号の影響でイネが倒れ始めて刈り取りに難儀しています。田んぼを周囲から刈り始めてぐるぐると刈るのが効率よく刈り取る方法ですが、倒れていますので一方通行でないと刈れないのです。しかも低速でないとイネが機械に絡まってしまうのです。

 

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自然の恵みに感謝!

(産地の声)vol.1259    <自然の恵みに感謝!>     2016.9.14

 9号台風の来襲は激しく、庭先の栗の木の大きな枝が折れてしまいました。で落果も心配したのですが案外実は残ったのです。で、今栗が旬です!1升くらいづつ煮て毎日食べ続けています。

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稲刈りが始まります

(産地の声)vol.1258      <稲刈りが始まります>     2016.9.7

 台風が去りそろそろ稲刈りを始めようと機械の整備を始めたら台風13号がこちらに向かっています。明日は熱帯低気圧に変わるというのですが、一日中雨の予報です。中々予定通りにはいかないものです。

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台風騒動!

(産地の声)vol.1257      <台風騒動!>      2016.8.31  

 とりあえず台風が去って一安心の所です。この地は台風10号の影響は9号ほどではありませんでした。勢力が強いというので一番心配したのが田んぼのイネです。3年前の台風では洪水となって田んぼが湖となって、もしそうなったら全滅だな、と覚悟していたのですが台風が南の方の下がりそれほどの雨でなくて胸をなで下ろしました。

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台風9号が来襲!

(産地の声)vol.1256      <台風9号が来襲!>       2016.8.24

 台風9号の直撃はこれから刈り取りを待つ稲を倒してしまいました!

田んぼを見回り見渡すとほとんどの田んぼは強風と豪雨で立っていられなくなった

のでしょう。村の田んぼのほとんどが傾いたりベターと寝てしまっています。

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お盆を終えて

(産地の声)vol.1255      <お盆を終えて>       2016.8.18

 お盆が過ぎましたが皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。報道では、お盆

休みを海外で過ごそうとたくさんの人が成田空港を利用したようです。毎年のこと

ですが、多少いかがなものかと言う思いも抱きます。

 

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猛暑!です

 

(産地の声)vol.1254      <猛暑!です>        2016.8.10

 暑い日が続いています。猛暑です!

今は、田んぼの寄せ刈りをしています。稲の穂が出始めていますが、畦の草も生長

して稲の高さと同じほどになっています。

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気象変動と食の大変化

(産地の声)vol.1253    <気象変動と食の大変化>    2016.8.4

 西日本は猛暑で東日本は集中豪雨に見舞われています。「デイアフターツモロー」という映画がありました。温暖化は単に地球の温度が上がるということではなく、地球温暖化→世界各地で異常気象発生→海洋大循環の変動→巨大な寒冷低気圧発生→氷河期。これが映画で描かれる地球の気候変動シナリオです。

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暑い秋になるようです

(産地の声)vol.1252   <暑い秋になるようです>      2016.7.28

 

 おかげさま農場の片岡です。週頭に梅雨明けは(木)あたりと聞きましたが、さて、今日日にでもあけるのでしょうか?今年の梅雨は全体的に雨が少なかったのですが、7月に入ってからは曇天、小雨がボチボチあったので、昨年のようにどうしようもないほどカラカラというわけではないのですが、ただ、絶対的な雨量が足りないので、ちょっと掘れば中の方はカラカラです。

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天寿を全うする

(産地の声)vol.1251    <天寿を全うする>      2016.7.21

 人間の死亡率は100%です。どのような人であろうとも確実なことです。いわ

ば自然界の一員として野自然界の摂理=真理には逆らえないのです。冒頭から不

幸の話で恐縮ですが、私の父が91歳であの世へと旅立ちました。

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暑いといっても自業自得

(産地の声)vol.1250       <暑いといっても自業自得>    2016.7.14

 おかげさま農場の片岡です。蒸し暑い日が続きますね。畑は過乾燥状態で、畑をやっている身とすれば、雨が思いっきりザーザー降ればいいのにと思っても、なんだか中途半端な天気が続いています。おそらく、今日の雨も土砂降りにはならないので、晴れたら1日で乾いてしまうのでしょうね。

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虫の季節!です

(産地の声)vol.1249       <虫の季節!です>    2016.7.6

 暑さが続いていましたが昨日は肌寒い日でした。どんよりとした曇り空の上に気温が下がり夏でなくなったかのようでした。

 おかげ?で、キュウリやトマトなど急に取れなくなり注文に間に合いません。取れないのですから致し方ないのですが、お客さんには十分ある!と言ってしまっているので、急遽断りの電話を入れている始末です。今日も午後はいくらか晴れ間が出たのですが午前中は曇りで気温が下がったままでした。

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草の始末!

(産地の声)vol.1248       <草の始末!>    2016.6.29

 梅雨らしい天気が続いています。本来の天候なのでしょうが、気温が高く雨が多いと草の方も勢いがつきます。

 我が家のジャガイモ畑は木がすっかり枯れてしまい堀取り収穫を迎えているのですが、一斉に草が伸びその丈は1m近いところもあってとても掘り取りどころではない様相になってしまいました。

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何を食べているのかわからない時代?

(産地の声)vol.1247  <何を食べているのかわからない時代?> 2016.6.22

 先日自然農法をしている人がきて、東京での勉強会の資料を見せてくれました。

「遺伝子組み換えと種子支配」と言う題目です。遺伝子組み換え食品は日本人が一

番食べていること。安全性に疑問があること。自然生態系に悪影響を及ぼしかねな

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トウモロコシが美味しい!

(産地の声)vol.1246    <トウモロコシが美味しい!>   2016.6.15

 トウモロコシの季節になりました。おかげさま農場の直売所「かざぐるま」で今の一番人気です。

 トウモロコシは虫がつきやすい。一番の害虫がニカメイチュウ(=通称芯食い虫)なのですがこれが7月になると大繁殖します。ちょうど雄花が出始めトウモロコシの鞘が育ち雌花=毛がふさふさになる頃に卵が産み付けられます。

 そうすると卵から孵った虫が先っぽの方から侵入したりモロコシの真横から食い始めたりで虫が活躍するのです。虫たちにすればちょうどその時期に食べ物が豊富な季節であり、その季節に繁殖活動をする。自然のなせる技です。

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梅雨入りしました

(産地の声)vol.1245  <梅雨入りしました>    2016.6.9

 おかげさま農場の片岡です。関東も梅雨入りしたそうですね。私だけかもしれませんが

梅雨というと6月下旬のイメージがあります。そう思って調べてみたところ、今年の梅雨

入りは例年通りですが、ザーザーと梅雨らしい雨が降るのは4週目ぐらいからだそうです。

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日本人の伝統と文化はどこに?

(産地の声)vol.1244  <日本人の伝統と文化はどこに?>   2016.6.1

 今年は気候が順当なのか異常なのか?生育が早いような気がします。6月に入ったばかりというのに小麦がすっかり色付き刈り取りが急がれます。同じく秋に蒔いた菜種も色づいて上の方は実がこぼれ落ち始めています。

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